1. はじめに
先日OpenStudioのチュートリアルを試してみる その13の記事にて、以下のリンクの動画シリーズで紹介されているOpenStudioを用いたfire station(消防署)のモデル作成・シミュレーションの15番目の動画についての手順を追っていきました。今回はこの動画シリーズの16番目の動画の手順を追っていきたいと思います。
2. 実施環境
CPU: CORE i5 8th Gen
メモリ: 8GB
OS: Windows 11 22H2
3. 手順
本記事で内容・手順を追った動画(上記動画シリーズの16番目の動画)
3.1 Result Summaryタブ内の確認
以下の図で赤枠で囲んだ"Result Summary"のタブをクリックします。
結果は2つ種類があり、以下の図で赤枠で囲んだドロップダウンで"OpenStudio Results"か"EnergyPlus Results"を選択することにより切り替えることができます。
またプロジェクトファイルの中には、ウェブブラウザで見られる形の結果もあります。
3.2 OpenStudio Resultの確認
3.1節で示したウェブブラウザで見れる形のOpenStudio Resultを開くと以下の画面が出ます。
"Model Summary"だそうでして結果の概要が出てきます。
次に以下の図で赤枠で囲んだ"Zone Conditions"をクリックすると以下の画面がでます。ここでは各ゾーンでの温度や湿度の設定が満たされていたかどうかを確認できるようです。
以下の図で赤枠で囲んだ"Annual Overview"をクリックすると以下の画面が表示され、視覚的に結果を確認できます。(ここまで見たところ解説動画と私の結果がだいぶ違うなと感じました。設定がちょっと違うのかもしれません。)。、また下にスクロールしていけばMonthlyの結果も見ることができます。
以下の図で赤枠で囲んだ"Space Type Breakdown"をクリックすると以下の画面が表示され、各スペースの結果を視覚的に確認することができます。それらの詳細は下にスクロールしていけば確認することができます。
以下の図で赤枠で囲んだ"Interior Lighting Summary"をクリックすると以下の画面が表示され、内部照明についての結果を確認することができます。
以下の図で赤枠で囲んだ"Schedule Overview"をクリックすると以下の画面が表示されます。
この画面ではカーソルを合わせると以下の図で赤矢印を合わせたところのように、シミュレーション結果で得られた値が表示されます。
より詳しい情報を得たい場合はウェブブラウザで見られる形のEnergy Plusの結果を確認することが解説動画の中では推奨されています。
4. まとめ
今回は解説動画を参考にして結果を確認していきました。当初の予定としては、解説動画の結果と自分の環境での結果を比較する予定でしたが、両者に大きな差異があったため、その比較は見送りました。
そのため、この記事は解説動画の内容を要約した機能紹介に留まっています。
設定に関しては、後続の解説動画でさらに修正が加えられる予定です。これらの修正を反映すれば、シミュレーション結果もより正確になるのではないかと考えています。
次回は動画シリーズの17番目:https://www.youtube.com/watch?v=osftawugpL0&list=PLRW2KXkdSVUdY2iQ6yjohNT5E5ElLVIhU&index=17 を実施していきたいと思います。