1. はじめに
先日OpenStudioのチュートリアルを試してみる その3の記事にて、以下のリンクの動画シリーズで紹介されているOpenStudioを用いたfire station(消防署)のモデル作成・シミュレーションの5番目の動画についての手順を追っていきました。今回はこの動画シリーズの6番目の動画の手順を追っていきたいと思います。
2. 実施環境
CPU: CORE i5 8th Gen
メモリ: 8GB
OS: Windows 11 22H2
3. 手順
本記事で内容・手順を追った動画(上記動画シリーズの6番目の動画):
3.1 Weather Fileのダウンロード
デフォルトではWeather fileがないので以下の図で赤枠で囲んだリンク(https://energyplus.net/weather) に飛びます。
ここでは動画と同じようにNorth and Central America (WMO Region 4)>USA>Oregon>Medford-Rogue Valley Intl AP 725970 (TMY3)>Download ALL と項目を選んでデータをダウンロードしてきます。
そしてダウンロードしたWeather fileをOpenStudioのフォルダに保存します。手順としてはCの直下にあるOpenStudioのフォルダ(openstudio-3.7.0)の中にある"EnergyPlus"のフォルダの中に"Weather"というフォルダを作ります。
そして"Weather"フォルダの中に先ほどダウンロードしてきたデータを以下の図のように保存します。
3.2 OpenStudioでのWeather Fileの読み込み
OpenStudioの画面の"Set Weather File"(下図で赤枠で囲んだところ)をクリックします。
そして先ほど保存したWeather Fileのepwファイルを以下の図のように選択して"開く"をクリックし読み込みます。
3.3 Design Day Fileの読み込み
以下の図で赤枠で囲んだ"Import From DDY"をクリックします。
そして先ほど保存したWeather FileのDDYファイルを以下の図のように選択して"開く"をクリックして読み込みます。
そして以下の図が読み込みを完了した状態ですが、赤枠で囲んだ"Humidity"などのタブをクリックし情報が適正に読み込めているかを確認します。
3.4 Daylight Saving Timeの設定
以下の図の赤枠で囲んだ"Daylight Saving Time"のところを"On"にします。詳細な設定は他の動画で行うそうなので、ここではまずOnにだけします。
4. まとめ
とりあえずここまでも特にエラーなく進めることができました。なお、今回参考にした動画ではほかにもOpenStudioについての有用な機能の解説がなされておりました。しかしその動画の中ではOpenStudioの設定に反映することはなく、他の動画で設定方法も含め紹介されるとのことでしたので本記事では省略しました。
次回は動画シリーズの7番目:https://www.youtube.com/watch?v=RsLllMkMjqQ&list=PLRW2KXkdSVUdY2iQ6yjohNT5E5ElLVIhU&index=7 を実施していきたいと思います。