はじめに
RPCIは情報処理安全確保支援士が受講を義務付けられている特定講習の1つです。情報処理安全確保支援士でなくても受講は可能です。
なお、私が受講した回は8チームで、1チーム4名なので32人程度だったものと思います。定員は36名でしたので、定員に対して若干余裕がある状態でした。
講習の内容
シナリオの内容についてはネタバレになるため記載しません。ここではシナリオのネタバレにならない範囲でどのような内容だったか記載します。
受講前に事前学習があります。内容はツールの使い方がメインで、知っている人は飛ばしても良いです。使うツールはgrepやcut、sort、uniqなどです。Linuxが普通に使える人にとっては改めて予習する必要はないと思います。これらをあまり使ったことがない人は、事前に練習しておくことを強く推奨します。
当日の講習内容は、疑似的なセキュリティインシデントに対応するため5つの課題と振り返りをチームでこなすというものです。1チームは4名(受講時)で、最初に役割を決めます。この役割はローテーションされるので、全員がすべての役割を一度は経験することになります。
あとは与えられた情報を元に、実機を触ったりしながら調査を進め、インシデントの収束に向けて頑張るというものです。内容的にはテクニカルなものが多く、関係者との調整といったロジスティクス周りの演習はありません。
注意点
特定講習では9割以上の時間で出席する必要があるため、会場から出る際に時刻が記録されます。昼休みおよび指定された休憩時間以外で退室できる時間は昼休みと課題の合間の休憩時間を除くと、およそ40分以内(8時間のトレーニングから昼休み1時間と、課題の合間の10分休憩3回を差し引くと、6時間30分で、これの1割が39分)になると思われます。
このため、例えば急に仕事の電話が入ったなどで中座する際は、40分を超えてしまうと受講証明が出ず、資格の更新ができませんので注意が必要です。ここは厳密に記録されるので、途中中座しなくて済むように業務調整が必要です。休憩時間以外のトイレもこの時間に含まれてしまうので注意が必要です。
確認テスト
最後の確認テストは、セキュリティ分野に精通している人なら高得点が取れるような試験ですが、特に合格点はなく、受ければ良いというもののようです。私は凡ミスで1問ミスしましたが、特にペナルティはありませんでした。
感想
シナリオは実際のインシデントに近く、非常に良い講習だと思いました。技術的なことがわからない人に対しても、チューターや同じチームの人に聞けば、詰まることはないでしょう。1つのチームには初心者からベテランまでバランスよく配置されており、よほどコミュニケーションに問題が起こらない限りは進められなくなることはないものと思います。
情報処理安全確保支援士試験ではそれなりに技術的な内容を問われますが、業務ではそれほどテクニカルな内容をやっていないという人も多いと思います。そういった方でも安心して受講できると思います。
一方で、普段からインシデント対応をしている人にとっては、それほど難しい内容ではありません。スキルアップを求めるならば、別のトレーニングを受けたほうが良いでしょう。
とはいえ、この内容で8万円というのはかなり安いと思います。なるべく安く更新したいという人には悪い選択肢ではないように思いました。