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パソナのX-TECHエンジニア室Advent Calendar 2023

Day 11

クラウドメモアプリ再考 (Gitでmdファイル管理)

Last updated at Posted at 2023-12-16

はじめに

今年、私にとってメモアプリ界隈で非常に残念な出来事が起こった。

  • wri.peの閉鎖
    markdown対応、シンプル、軽い、スマホ含む複数端末から利用可、無料
    という、クラウドメモアプリ最強のサービスだった、、、
    とりあえずエンジニア技術メモ的なものを沢山ぶち込んでいた。
    閉鎖後、GitHubとFacebookアカウント経由のバックアップサービスが提供されたが、Facebookアカウントでは不具合があるらしく、その認証を使っていた私はメモを全損失する事になった、、、

  • Evernoteフリー利用ほぼ不可
    Evernoteはwri.pe利用以前のメモや、業務以外のメモとして利用してきた。
    これまでもアプリの複数利用制限、ログイン不具合など数多くの不満点があったが、今月に入り無料版は以下の様な制限がかかる事になった。
    ノート数:100,000個 → 50個
    ノートブック数:25個 → 1個
    もう無料では使わせんぞ、という無言の圧力を感じる。


Evernoteに関してはお金を払いたくない、という事ではなく、wri.pe同様サービス自体無くなってしまうのではないかという懸念があり、これ以上使いたくない、という思いが強い。
そこでクラウドメモアプリを再考する事となった。

選定する

まずメモアプリで何を実現したいか考えたい

クラウドメモアプリに求める条件

  • サービス終了しない
  • markdownが使える
  • 複数端末利用可
  • シンプル
  • カテゴリ分けしたい
  • シークレット情報も扱いたい
  • 絵も入れたい
  • オフラインでも使える
  • できれば無料

、、、おそらくこれらを満たすものは存在しない。
Notion、Dropbox paper、Google Keep、、、、
このサービス滅びない、というものは存在しないと思う。だから条件のサービス終了しないというのは考え直した方がいいのかも知れない。

  • バックアップが確保されている

これを条件とする。

いきなりだが、[Gitによるmdファイル管理]を選定した。
次に運用について挙げていく。

Gitによるmdファイル管理

・バックアップが確保されている

Gitによるローカルでの管理、そしてGitHubによるクラウド管理も行う。
ローカルでメモ作成したらコミットしてプッシュ。
これによりローカルが死んでもGitHubから復旧、GitHubが死んだら他のGitリモートツールに変更すれば良い。

・markdownが使える

拡張子をmdとすればGitHub上ではマークダウンファイルとしてプレビュー表示される
またクライアントではVSCodeなどを用い、markdownとして記載すれば別タブで同時プレビューが見れて便利。

・複数端末利用可

GitHub上でマークダウンファイルとしてプレビュー表示できるので、PCでのWebブラウザは勿論、スマホでもGitHubアプリやブラウザなどで見る事が可能。

・シンプル

余計な機能はない。mdファイルを作成するのみ。

・カテゴリ分けしたい

これは単純にディレクトリを作ってその中にファイルをどんどん突っ込んでいけば良い。

・シークレット情報も扱いたい

private等のディレクトリを作成し、git-cryptを用いてその中に存在するファイルは暗号化して管理する。
GitHubにpushするならprivateリポジトリにする。
注意点としては暗号化してバイナリファイルとなるのでGitHubのWebやアプリではブレビューを見る事ができない。

・絵も入れたい

images等のディレクトリを作成して画像ファイルを入れておき、mdファイルからは以下の様に記載すると参照できる。

![画像1](images/image1.png)

・オフラインでも使える

クライアントでエディタを使って自由に編集できる。
markdownプレビュー機能があるエディタがお勧め。

・できれば無料

Git運用自体はクライアントで管理できるので無料。
GitHubフリープランでもprivateリポジトリを制限なく作れるので無料。
(有料化や不便になっても移行できるGitリモートサービスは他にも沢山ある)

活用例

私の活用例を挙げておく

・ディレクトリ構成

暗号化したいものとそうでないもの、業務用と私用に分けて活用している

/
┣━ private/ # 暗号化ファイル格納ディレクトリ
┃  ┣━ images/ # 画像ファイルディレクトリ
┃  ┃  ┣━ 〇〇.png
┃  ┃  ...
┃  ┣━ business/ # 業務用ファイルディレクトリ
┃  ┃  ┣━ 〇〇.md
┃  ┃  ...
┃  ┗━ personal/ # 私用ファイルディレクトリ
┃     ┣━ 〇〇.md
┃     ...
┣━ public/ # 通常ディレクトリ
┃  ┣━ images/ # 画像ファイルディレクトリ
┃  ┃  ┣━ 〇〇.png
┃  ┃  ...
┃  ┣━ business/ # 業務用ファイルディレクトリ
┃  ┃  ┣━ 〇〇.md
┃  ┃  ...
┃  ┗━ personal/ # 私用ファイルディレクトリ
┃     ┣━ 〇〇.md
┃     ...
┣━ .gitattributes # git-crypt設定ファイル
┣━ .gitignore
┗━ README.md

・git-crypt設定ファイル

.gitattributes
private/* filter=git-crypt diff=git-crypt

・VSCode活用

VSCodeで左エディタ、右プレビューと配置すると使い易い。
スクリーンショット 2023-12-16 21.10.59.png

終わりに

これでもう未来永劫(?)迷う事はない。
GitHub Copilot契約したらChatでリポジトリ内の自然言語検索ができるんじゃないかと思っている、、、(試していない)

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