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Zorin OS 18 のフリーズを防止!メモリ管理の最適化ガイド(Xorg・Swap拡張・Swappiness・zRAM)

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2025年10月15日(Win10サポート終了の翌日)からZorin OS 18を使い始めました。

まぁまぁ使えたのですが、困ったのが、かなりの頻度で発生するフリーズでした。

自分の場合の対処法をまとめておこうと思います。

Zorin OS 18を低スペックやメモリ増設不可のPC(例:Lenovo A285など)で利用していると、ブラウザのタブを12個程度開いただけでメモリを使い切り、システムが重くなったりフリーズしたりスリープ復帰できないことがあります。

この記事では、私が実際に行った4つの対策を「試しやすい順番」で解説します。これらを組み合わせることで、低スペックPCでも驚くほど安定して動作するようになります。


1. 【対策1】まずはこれ!ディスプレイサーバーをXorgへ切り替える

Zorin OS 18は、デフォルトで最新の「Wayland」を使用していますが、古いPCや特定のGPU環境ではこれがフリーズの原因になることがよくあります。まずは、最も手軽で効果が高い「Xorg(X11)」への切り替えを試しましょう。

切り替え手順

  1. ログアウトする: 作業中のファイルを保存し、一度ログアウトしてユーザー選択画面(ログイン画面)に戻ります。
  2. ユーザーを選択する: 自分のユーザー名をクリックします(※まだパスワードは入力しないでください)。
  3. 隠れている「歯車アイコン」をクリック: 画面の右下(パスワード入力欄が表示された状態のとき)に、小さな歯車のアイコンが表示されます。
  4. 「Zorin Desktop on Xorg」を選択: メニューから 「Zorin Desktop on Xorg」 を選択します。
  5. ログインする: パスワードを入力してログインします。

一度設定すれば、次回以降も自動的にXorgが選択されます。これだけでフリーズが解消することも多いです。


2. 【対策2】スワップ領域を8GBに拡張する

次に、物理メモリ(RAM)が足りなくなった際の「予備の倉庫」を大きくします。標準の2GBから8GBへ拡張し、メモリ溢れによる即死を防ぎます。

① 現在のスワップを無効化

sudo swapoff /swapfile

② サイズを8GBに変更

sudo fallocate -l 8G /swapfile

③ 権限設定とフォーマット

sudo chmod 600 /swapfile
sudo mkswap /swapfile

④ 有効化

sudo swapon /swapfile

⑤ 確認

free -hSwap: Total8.0Gi になっていれば成功です。


3. 【対策3】Swappiness(スワピネス)を10に変更する

システムが「何を優先してメモリに残すか」のバランスを調整します。

  • デフォルト(60): アプリのデータもキャッシュも早めにスワップへ追い出す設定。
  • 今回の設定(10): アプリのデータをギリギリまで高速なRAMに残す設定。

手順

  1. 現在の値を確認:cat /proc/sys/vm/swappiness
  2. 一時的に変更:sudo sysctl vm.swappiness=10
  3. 永続化設定:
  • sudo nano /etc/sysctl.conf を開き、最下行に vm.swappiness=10 を追記。
  • Ctrl + OEnterCtrl + X で保存終了。

4. 【対策4】zRAMの導入(メモリの魔法)

最後に、メモリ内のデータを圧縮して保持する zRAM を導入します。ストレージ(SSD)に書き出す前にメモリ内でギュッと圧縮するため、実質的なメモリ容量を増やす効果があります。

手順

  1. インストール:
sudo apt update && sudo apt install -y zram-config

  1. 再起動:
    設定を確実に反映させるため、一度システムを再起動してください。

5. 最終確認:理想の状態になっているか?

再起動後、メモリに負荷がかかった状態で以下のコマンドを実行して、設定が正しく機能しているか確認します。

スワップの優先順位(PRIO)を確認

swapon --show

  • ここをチェック: /dev/zram0 の PRIO が /swapfile よりも高い数値(例:100など)であること。
  • これにより、「まず物理メモリ → 次に高速なzRAM → 最終手段のswapfile」という理想的な順序で処理されます。

まとめ:Zorin OS 18の「真の完成形」へ

今回実施した 「Xorg利用 + スワップ8GB拡張 + スワピネス10 + zRAM導入」 は、メモリ増設ができないPCにおけるフリーズ対策として有効でした。

実際に私の環境では、ブラウザのタブを20個以上開いてもフリーズせず、以前よりも格段にレスポンスが向上しました。特に、手順が簡単なXorgへの切り替えから順に試していくことをおすすめします!

以 上

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