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はじめてのUltra96 あれば便利なもの

Last updated at Posted at 2018-10-15

はじめてのUltra96 あれば便利なもの

これがあれば便利

「はじめてのUltara96 必要なもの」の続きです。
Ultra96は比較的安いので、手に入れやすいFPGAボードではあるのですが、これ単体だけでは、なかなかよさが伝わりません。使用目的に応じてですが、これがあれば、便利だな、、と思ったものをご紹介します。

Grove Starter Kit for 96Boards

DSC_2009.JPG
DSC_2007.JPG
ultra96は、96boardsシリーズとして、発売されています。96boardsは、ARM社が先頭を切って、SOC普及のために安価なボードを各社独自の特徴を持たせながら、販売されています。そのシリーズ共通の拡張ボードが販売されており、その一つとして、このスターターキットが販売されています。
Ultra96単体だけでは、できることが少ないのですが、この拡張ボードがあれば、いろんなサンプルが動作できます。Ultra96のチュートリアルもこのスタータキットを使った例が、多くなっておりいろいろ試したい方にはお勧めです。海外からの並行輸入品も多いのですが、日本では次のところで、扱っています。
(2019.Sep.22 追記)
現在は残念ながらスターターキットとして販売がなくなってしまっています。
ベースボードと、そのオプションとして各モジュールは販売していますので、そちらを利用してください。
https://www.switch-science.com/catalog/2852/

AES-ACC-U96-ME-SK

AES-ACC-U96-ME-SK-Image_web.jpg
スターターキットの代わりに、拡張ボードとして、出されたボードになります。
Avnetさんの公式トレーニングでも使用されているものです。液晶、6軸センサー、UART I2Cクリックボードが最初からついてます。
拡張ボード部には、Mikroeさんのクリックボードが約600種類をのせることができ、ちょっとした実験には重宝できます。
https://www.avnet.com/shop/japan/products/avnet-engineering-services/aes-acc-u96-me-sk-3074457345641276169/

ディスプレイポート、HDMI変換

amc-mdphd_s.jpg
ultra96の、付属SDカードはLinuxが動作し、画面表示ができるようになっています。mini DisplayPortがついていますので、Displayport付きのモニターならば、そのまま、接続して、画面表示できます。
ただ、現在のモニターの主流はHDMIになってきています。そのため、HDMI変換にしたい方も多いと思います。
mini-Displayport HDMI変換ケーブルも数多く販売されているのですが、Ultra96だと、動かないケーブルもあります。全部を確認してはないのですが、アクティブ変換のタイプは動いているようです。私は次のものを使用して、動かしています。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B06XG2PNJN/ref=oh_aui_detailpage_o04_s00?ie=UTF8&psc=1
@Sim0000さん|Twitter からこのケーブルも動くという情報をいただきました。(Thank you)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00S0BWR2K/

USBカメラ

00000003224636_A01.jpg
最近のFPGAを使いたい、、という人には機械学習目的という人が多くなってきました。そのための入力デバイスとして、カメラが必要なケースも多いと思います。Ultra96では、Linuxが動かせるので、市販のUSBカメラが大体使用できます。お好みのものを購入していただければと思います。Ultra96で動く、機械学習のデモはSDカードイメージとして、XILINX社から提供されています。(後日紹介)

USBマウス、USBキーボード

ここまで来ると、パソコンいらないのでは、、と思ってしまいます。マウスとキーボード。Linuxが動くため、パソコン本体がなくても、一通りのことはできるようになっています。C言語、Pythonのコンパイルは自分自身でできます。なくても十分楽しめますので、必要と感じた方のみ、あればいいと思います。

USB-JTAG

AES-ACC-U96-JTAG.png
FPGA経験者がUltra96を使う時に必須になってしまうものです。JTAGケーブルになります。Ultra96で、standalone開発する方は必須になります。ただ、Ultra96は、Linuxで動かすのが前提になっていること、JTAGケーブルがなくても、かなりのことができるようになってきており、なくてもいいのかな、、とも思い始めています。Ultra96を買うときに同時に購入することができます。
http://zedboard.org/product/ultra96-usb-jtaguart-pod

マイクロSDカード

市販品の16GByte以上32GByteのものが便利です。64Gbyteは規格が違うので、動作はしない可能性があります。(工夫すれば動くのでしょうが、、)。ultra96のSDカードイメージがかなり公表されており、いろんな体験をしたいと思うと、SDカードの需要が多くなってきます。そのため複数枚あったほうがいい時があります。

マイクロUSBケーブル(Type-A micro Type-B)

パソコンとUART(JTAG)のため、、、ということもあるのですが、Ultra96側でLinuxが動くと、Ultra96上のUSB(TypeB)コネクタで、ホストとのやり取りがほとんど足りてしまいます。USB3.0(5Gbps)が使えるので、高速でのやり取りも可能です。もちろんUSB2.0(480Mbps)でも可能ですので、お好きなほうをお選びください。
ここで、Ethernet,UART,ファイルシステムのやり取りが可能になります。(一部SDカードイメージのみ)

その他

まだ、発売されて間もないUltra96ですので、十分な情報も少ないのですが、安価なボードでもあるため、情報もどんどん出てくると思われます。

ここまではハードウェアを中心として、紹介してみましたが、次回以降、Ultra96で動かすアプリケーション等も紹介していきたいと思います。

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