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[MMD]3DCGの場違いな工芸品

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Last updated at Posted at 2025-12-20

この記事は Life is Tech ! Advent Calendar 2025 21日目の記事です。

はじめに

こんにちは、MMDer歴8年、ばんしぃです。

突然だが貴方は「オーパーツ」というものをご存じだろうか。
オーパーツとは、発見された時代や文明の技術水準では製造が不可能、または理解不能とされる出土品や加工品などを指す。英語の「out-of-place artifacts」を略して「OOPARTS」とした語で、日本語では「場違いな工芸品」などと訳される。
ヴォイニッチ手稿や聖ヨゼフの螺旋階段など現代でも解明されていない物、クリスタルスカルなど後に科学的に解明されたものなど、我々の好奇心を擽る謎が数多く存在する。
それともう一つ、昨今様々な作品に取り入れる事が多くなってきている「3DCG」、その中でも3DCG界のオーパーツと言われる「MMD」。
この記事ではMMDがどれほど素晴らしく、どれだけの人間に感動と驚きを与えてきたか、その歴史と現状について、僭越ながら講釈垂れていこうと思う。

MMDとは

MMDについて知らない人、また知っていてもどんなものなのか分からない人がほとんどだと思うのでここで軽く紹介しておく。

MMDとは「Miku Miku Dance」の略であり、樋口優氏が開発したフリーソフトで、3Dモデルにモーションをつけて、PC上で簡単にアニメーション動画を作成できる3DCGソフトである。
デフォルトで初音ミクなどVOCALOIDキャラクターの3Dモデルを使用できるほか、オリジナルのキャラクターモデルやアクセサリを組み込んで操作することも可能で、MMD用の3Dモデルも有志によって多数公開されている。

尚、MikuMikuDanceという初音ミクにちなんだ名前ではあるが、樋口が個人で制作したフリーウェアであり、初音ミク販売元のクリプトン・フューチャー・メディアによる製品ではない。

MMDがオーパーツと言われる所以

1995年、ディズニーピクサーが世界初となる長編3Dアニメーション「トイストーリー」が誕生。一方では1998年にMAYAがリリース、2002年にはBlenderがオープンソースとして公開された。
また、3DCGの話でよく名前の上がる我が学び舎、デジタルハリウッドの設立は1994年。

2008年2月、突如としてニコニコ動画に現れたMMD。
当時インターネット黎明期でもあったことから3DCGという言葉自体決して一般的ではない中、3DCGソフトとしての完成度の高さからニコニコ動画では大きな反響を呼んだ。

その波はとどまることを知らず、ゲーム,アニメ,ボカロなど世界中のキャラクターのモデルがあり踊ってみたのモーショントレースなどにより誰でも好きなキャラを動かすことができる。
他にも作品を公開する場としてニコニコ動画でMMD作品を投稿する「MMD杯」なども挙げられる。
また、有志のツールであるMME,PmxEditorやBlender,Mayaのプラグインなどにより作品の幅は大きく広がった。

 3DCGは現在、UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンの他、BlenderやVRoid,VRchatの普及でより身近に触れることができる。その中でもMMDは無料ソフトでありながらその手軽さやモデル,モーションの多さなどから3DCGに初めて触れる人だけでなく、ボカロ曲のMVやアニメーション作品などにも使われている。

以上より

MMDは3DCG黎明期に3DCGというコンテンツを広めただけでなく当時のクオリティを優に超え、3DCGという業界に大きな影響を与えた。
また、MMD自体のアップデートが途絶えた現在でも有志のツールによりクオリティは向上し、衰えることのない人気と時代を経るごとに増えていくモデル、モーションによりMMDという大きな一つのコンテンツは今以上に膨れ上がり、これからも成長を続けて行くだろう

MMDの課題と問題点

MMDは素晴らしいツールであると同時に大きな課題も持ち合わせている。
MMDの課題として度々取り上げられるのはやはり権利関係の問題だろう。
現在各種SNSに投稿されているMMD作品はグレーなラインの物も多くある。

というのも、MMDの踊らせてみた作品は基本的に楽曲に合わせてモデルを動かすものである以上、モデルとモーションが自由に利用出来たとしても、楽曲は各種プラットフォームによって規約が違ったりJASRACが許諾契約をしていても音源をそのまま使っていて著作隣接権に引っかかる場合や、広告による商用利用などの問題、モデルやモーションにも、使用にあたって禁止事項やクレジットの記載などが守られていない作品がある等の問題がある。

また、完全にクロという物、例えばゲームのぶっこ抜き,リマッピングやクラックなどと言わる行為、またそのデータを配布、ダウンロードする等が挙げられる。公式が配布しているデータもある中でそういった行為が横行しているのも課題の一つだろう。

今、世界中には尋常じゃないほどのMMD作品やモデルデータが溢れている中で、そういった作品への対応は司法や企業の手が届いていないのが現状だ。
利用規約や権利関係など、問題が続いてモデルやモーションの配布自体どころかMMD自体を離れてしまった人を私は何人も見てきた。
そういった人が少なくなればいいなと、常々願っている。

最後に

いかがだっただろうか、初めての記事且つ文章書くのが苦手なので読みづらかったら申し訳ない。
この記事をきっかけにMMDを始める人が増えたら、大変うれしく思う。
気が向いたら、技術的なことをまとめた記事も書いてみる。

余談だが、今回技術的な内容じゃなく割と思想的なの記事になってしまった理由として、MMDの技術記事は「基礎は調べれば無限に出てくる」「アドオンなどの一端を解説しても、そもそもMMDを知らないから為になる人が少ない」等を考慮した結果こんな内容になった。

出典

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