はじめに
インスタンスタイプの命名は大きくインスタンスファミリーとインスタンスサイズで構成されており、インスタンスファミリーはさらに
- シリーズ
- インスタンスの世代
- プロセッサーの種類や追加機能
という意味に分けられます。
特にシリーズは表記内容によって性能や用途が異なっており、大きく5つのカテゴリーに分類されます:
1. 汎用型インスタンス
CPUやメモリなどの性能がバランスよく取れた汎用的なインスタンスです。
とりあえず迷ったらこのタイプを選択すると良いでしょう。
コストを抑えたい場合はT系、安定性を重視したい場合はM系を選択すると良いでしょう。
検証や学習用途でよく使われるのはT系です。
2. コンピューティング最適化インスタンス
高性能なCPUを持つインスタンスです
負荷の高い処理をするシステムで効果的です
C系がこれに該当します
3. メモリ最適化インスタンス
メモリ処理に特化したインスタンスです
メモリの性能はR系、U系、X系、z系と高くなっていきます。
一般的にはメモリバランスの取れたR系が使われます
4. ストレージ最適化インスタンス
大容量のローカルストレージをもったインスタンスです
リアルタイム性が求められる大規模データ処理であればi系、ビッグデータ処理目的であればD系、H系を選択すると良いでしょう。
5. 高速コンピューティングインスタンス
GPUやFPGAを搭載した大規模なデータ処理に特化したインスタンスです。
機械学習やディープラーニングであればP系、グラフィック処理メインであればG系を選択すると良いでしょう。
おわりに
このように、様々な要件に応じたインスタンスが用意されています。
システム用途に応じたインスタンスタイプを選べるようにしましょう。