はじめに
- 2025/07のAutonomous Databaseの新機能Use Table Hyperlink Groupsは、従来からあるテーブル・ハイパーリンクの拡張機能です。
- テーブル・ハイパーリンク・グループを使用することで、複数のオブジェクトや複数のSELECT文によって取得されたデータに対し、単一のURLからアクセスできるようになりました。様々なオブジェクトに渡る情報を1つのアクセスポイント(URL)に統合することで、データ取得を簡素化することが期待できます。
テーブル・ハイパーリンク・グループを作成
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Autonomous Databaseの任意の、複数のオブジェクトが格納されているユーザーに接続します。
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下記を実行して、テーブル・ハイパーリンク・グループを作成します。スキーマには、customer_contact表とmonth_202012表があらかじめ格納してあります。
DECLARE status CLOB; BEGIN DBMS_DATA_ACCESS.CREATE_URL( sqls => '[{"name": "customer_contact", "description": "customer contact details", "schema_object_name":"customer_contact"}, {"name":"sales", "description": "202012_moviesales details", "sql_statement": "select * from month_202012"}]', expiration_minutes => 360, result => status); dbms_output.put_line(status); END; / -
sqlsパラメータでは、テーブル・ハイパーリンク・グループのメンバとして作成される 1つ以上のスキーマ・オブジェクトまたはSELECT文を複数記述します。
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expiration_minutesでは、URLの有効期限を設定します。
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下記のようにリンクの情報が出力されます。
{ "status" : "SUCCESS", "id" : "5JfoDL1dsYThOIPGFBOgPtbiJa80eBf7rp7Yh-9dqWBaruIgCWTNfllsCus_lkjB", "preauth_url" : "https://dataaccess.adb.ap-tokyo-1.oraclecloudapps.com/adb/p/p2-.........VA3eUgWl82G9Pbt50orR1QLojS_WvwPTY/data", "member_ids" : [ "Js_gyL3tbRyr0pWTOG8ahT6uxHdLAIREvPc7bpNVEFu7cBGBcJlHGPyKj3Z79jev", "xrNsgEZWg5mg0zjUPfCWlY-QoRmmm_pUUp4mMfnMfhJCfk8kqnw2_JA8_kKetEoo" ], "expiration_ts" : "2025-07-29T12:26:08.885Z" } PL/SQLプロシージャが正常に完了しました。 経過時間: 00:00:00.485 -
通常のテーブル・ハイパーリンクであれば出力されたリンクをブラウザにペーストすれば、共有データにアクセスできます。
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このURLでは、設定したグループ内のメンバーのnameやdescription、IDがJSON形式で表示がされています。今回はメンバーは2つなので、それらの情報が表示されています。
テーブル・ハイパーリンク・グループのメンバー内のデータにアクセスする
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グループ内のメンバー内のデータにアクセスするには、上記のリンクの末尾に
?member_id=[menber_id]と追記します。
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メンバーのうち、month_202012表をSELECT文でクエリした結果のデータにアクセスします。IDは「xrNsgEZWg5mg0zjUPfCWlY-QoRmmm_pUUp4mMfnMfhJCfk8kqnw2_JA8_kKetEoo」です。
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テーブル・ハイパーリンク・グループ内のデータにアクセスすることができました。
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本機能を使うことで、様々なオブジェクトに渡る情報を単一のURL情報からアクセスすることができます。

