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ファイルをEC2からS3にcronで定期バックアップする

Last updated at Posted at 2020-03-05

経緯

EC2上に建てたkubernetesのログをEC2インスタンスの外に保存したかった時のお話。
EKSやGKEを使えばそのへんサクッと出来るみたいですが、今回はそれらを利用しない前提です。
半分くらいポリシーとロールの作成方法の説明になってしまいましたが、備忘録として載せておきます。

手順

S3バケットの作成

ない場合は作成しておく

EC2にIAMロールをアタッチする

保存先のS3を操作するためのIAMロール。
既に使えそうなロールがある場合はそれを利用しても良い。
ない場合は [IAMロールの割り当て/置換] から作成出来る。
スクリーンショット 2020-03-05 12.21.31.png

  • [新しいIAMロールを作成する]
  • [ロールの作成]
  • 「EC2」を選択して [次のステップ:アクセス権限]
  • [ポリシーの作成]
    • サービス
      • S3
    • アクション
      • リスト/ListBucket
      • 読み込み/GetObject
      • 書き込み/PutObject
    • リソース
      • bucket [ARNの追加]
      • object [ARNの追加]
        • ディレクトリを制限する場合は ObjectName に入れる
        • 制限しない場合は すべて にチェックを入れる
  • [ポリシーの確認]
  • 適当な名前をつけて [ポリシーの作成]
  • 作成が完了してポリシー一覧に戻ったら、ロール一覧に戻る
  • ロール一覧を更新し、作成したポリシーを選択
  • [次のステップ:タグ] → [次のステップ:確認]
  • 適当なロール名をつけて [ロールの作成]
  • 作成が完了しロール一覧に戻ったら、IAMロールの割り当て/置換画面に戻る
  • IAMロール一覧を更新し、作成したロールを選択
  • [適用]

aws s3 sync を使う

バケットとディレクトリを指定すると、その内容を同期してくれる超便利コマンド。
指定のディレクトリとバケットの内容を比較し、バケットにないもののみアップロードしてくれます。
指定の同期先からデータが消えたとしても、S3上のオブジェクトは削除されないので安心。

今回はこれをcronで定期実行することで、EC2上のログをS3にアップロードします。

  • awsコマンドが無い場合はインストールする [手順]
  • aws sts get-caller-identity でアタッチしたIAMロールがちゃんとあるか確認
  • aws s3 sync EC2の同期先 s3://バケット名/ディレクトリ名(あれば) で同期されるか確認

cronを設定する

aws s3 sync が使えることが確認出来たら、あとはこれをcronに定期実行させるだけです。

  • crontab -e で設定ファイルを開いて以下のように書き込む
*/1 * * * * /bin/bash -c ". /ホームディレクトリ/.bash_profile; 成功したawsコマンド"

今回は1分置きの設定。
最初に .bash_profile を読み込んでいるのはパスの設定を反映させるため。
awsコマンドを絶対パスで書くでも良かったかもしれない。

  • crontab -l で設定済のジョブを確認

おまけ

cronの実行ログを確認したい場合は、 crontab -e で開いた設定の末尾にこいつを書く。

> /ログの出力先 2>&1
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