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交流ロボコン2026回路事情

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前書き

今年(2026)の交流ロボコンにあたって、一関高専機械技術部では4チーム出場することになり、MD(モータードライバー)不足が発生しました。
技術開拓をしようということでMDをつくることになり、そこで得られた知識やさらっとMDの仕組みなどを紹介します。
また、設計したCADはKiCadver8.0で、JLCPCBに外注しました。
間違っている点があるかもしれませんがご容赦くださいm(_ _)m

モータードライバーの仕組み

今回設計したのはPWMとDIRの二つの信号線を使用した正転、逆転、出力調整のできるMDです。
この動作を実現する方法としてHブリッジ回路という方法があります。(下図)
スクリーンショット 2025-12-26 233450.png

Q1とQ4のMOSFETが導通することでM1には右方向に電流が流れます。
これがQ2とQ3の場合だとM1には左方向に電流が流れます。
真理値表はこんな感じです。

PWM DIR Q1 Q2 Q3 Q4
0 0 0 1 0 1
0 1 0 1 0 1
1 0 1 0 0 1
1 1 0 1 1 0

PWMとDIRの信号をもとにQ1~4までのMOSFETに電気を流すために制御する必要があります。
上の真理値表をもとに次のように回路を組み立てられます。
image.png

こうして分岐した信号をゲートドライバに通し、MOSFETをON,OFFさせます。

制作をして

1 デッドタイム
ゲートドライバで気を付けなければならないのはON,OFF時の短絡です。
MOSFETはコンデンサのような性質を持つため、高速でスイッチングすると充放電に時間がかかり、一時的に短絡してしまいます。
ターンオフ時間をそのまま、ターンオン時間を遅延させることで短絡を解決します。この遅延をさせる時間のことをデッドタイムと言います。今回はデッドタイムを発生させられるゲートドライバのIRS2003STRPBFを使いました。

2 デバッグ用スイッチ
アナログスイッチをON、OFFするとき、ノイズが発生します。(チャタリングと言う)
今回はスイッチの精度が求められていないので、たいしたノイズ対策はしなくてもいいのですが、せっかくなのでやってみました。
image.png
スイッチがOFFの時はC1に充電され、ONになるとC1はR2方向に放電します。
中途半端な信号によるノイズを減らすため、シュミットトリガicで波形を整えてあげましょう。

基盤発注

私の部では基盤発注によくJLCPCBを利用していて、今回もJLCPCBに発注をかけます。
JLCPCBはPCBの製造と組み立てを行っている企業です。
低額、届くのが早いということもあり、ロボコニストの味方ですね
image.png
基盤外形は100mm×100mm以内までは同じ額なので、そこに収まるように設計するといいでしょう。
完成したら作ったデータをプロットして発注をかけましょう。

参考にしたサイト

MD作りの参考->https://iwamechatronics.hatenablog.com/entry/2023/12/18/084812
スイッチの参考->https://www.marutsu.co.jp/pc/static/large_order/1405_311_ph
JLCPCB->https://jlcpcb.com/jp

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