結論

MAC アドレスは NIC(network interface card) に対してふられていて、有線アダプタにも NIC が入っている
L2 スイッチで MAC アドレスによって転送先を割り振る場合は、本体ではなくアダプタの MAC アドレスを参照しないといけない

ざっくり参考

MAC アドレス（マック・アドレス、英語: Media Access Control address）とは、Media Access Control において、ネットワークインタフェースを識別するために使用>されるアドレスである。 wiki より引用

インターネット通信の際にデータのヘッダー部分（メタデータが入ってる部分）に仕込んでおくことで

この通信はどこから来て、どこに返さないといけないか　というのがわかるらしい

L2 スイッチなどの通信機器では、通信機器のポートと、そのポートに接続される相手の通信機器の MAC アドレスのマッピング情報を「MAC アドレステーブル」に保存している。 wiki より引用

MAC アドレステーブルに事前にマッピングすることで、その通信データをどこに流せばいいかを L2 スイッチ等に理解させることができるらしい

コンピュータネットワーク内でコンピュータ間の通信を行うために使用されるハードウェアの 1 つである。

ネットワークに繋がる機器には絶対入っている

自身とその他ネットワークを繋ぐための改札口みたいな物？

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自社製品で iPad を使っている。
ある企業様へ納品の際に有線接続のご要望があった為、サードパーティ製のアダプタを購入。
セキュリティの為、MAC アドレスの共有を依頼されたので iPad の MAC アドレスの調べ方を検索。

ここで大きな間違いを犯す・・・

google 検索「iPad 有線 MAC アドレス」

いくつかのサイトを見ると、設定の「情報 > 一般 > Wi-Fi アドレス」が iPad の MAC アドレスだと書いてあった

有線なのに Wi-Fi アドレス？？おかしいな・・・

とは思いつつ、ネットワークに疎かった為有線でも Wi-Fi でも同じなのかなと思い
自社で有線接続をし、Wi-Fi アドレスを調べて連絡した。

納品の日に iPad を接続し、無事ネットワークが通る事を確認して一安心
これまでの顧客は MAC アドレスと IP アドレスを紐付けたいという要望がなく、自分でもやった事がなかったので結構緊張した

しかししばらくして再び接続し直すと・・・

iPad がインターネットに接続されていない為、url のページを Safari で開く事ができません。

さっきまで行けてたのになんで？！？！

他の端末（有線アダプターを使用しない物）は有線でも動作するのに、iPad だけ動かない
iPad のネットワーク設定は正しいし、持参した Wifi には接続したので初期不良じゃない
ネットワーク設定をし直したり、再起動しても直らない

マスクしながら動き回ってしかもネットワーク繋がらなくて焦って暑かった（ぴえん）

スイッチ側の設定の問題かもしれないので、顧客のネットワーク管理者に問い合わせてもらった

すると衝撃の一言が

救世主「MAC アドレスが全然違うみたいですよ」

そんなバカな・・・

救世主「アダプターを介して有線接続してるならそのアダプターの NIC が持つ MAC アドレスじゃないとダメですよ」

そうなの・・・

接続してるのはアダプターだけどネットワークを使ってるのは iPad だから
iPad の MAC アドレスじゃないとダメだと思ってた・・・

でもよくよく考えてみると、アダプターの NIC が最初に認識されるんだから当然か
iPad の「Wi-Fi アドレス」の違和感は当たってたのか

救世主「スイッチ側で確認した MAC アドレスで振り直しますね」

こうしてぼくもといばかは救われたのだった

エンジニアたるものネットワークのお勉強はしっかりしましょう
セキュリティに直接関わるところだし、客先や技術者通しの話で恥をかいちゃいます
そもそも iPad を有線で接続するのはやめましょう（暴論）