この記事では、Library Service PlatformのOpen Sourceプロジェクトである、Folioのチュートリアルを解説します。
前記事:チュートリアル①ワークスペースを作ってVMを立ち上げる
- 参考URL:https://dev.folio.org/tutorials/folio-vm/02-system-overview/
- VagrantBoxのOkapi、Docker、Postgresについてさらに詳しく知りたい方はFOLIO system setup on Vagrant boxesをご覧ください。
##前提
チュートリアル①ワークスペースを作ってVMを立ち上げるを参考に、Vagrantが立ち上がった状態にする。
##ログを見る
vagrant ssh
####Okapiのログ
less /var/log/folio/okapi/okapi.log
####Stripesのログ
docker logs stripes_stripes_1
※StripesはDockerコンテナになっています。
※--followオプションを付けるとログを追えます。
####バックエンドのモジュールのログ
バックエンドモジュールは、OkapiがDockerコンテナとしてデプロイしています。
#####モジュール名をグレップ
docker ps | grep inventory
#####モジュールのログを見る
docker logs <container_name>
##補足
FOLIO system setup on Vagrant boxesより抜粋
『構築済みのVagrantボックスには、本番環境を模したFOLIOスタックがセットアップされています。OkapiはDebianのインストールパッケージを使ってインストールされ、ホームディレクトリは/usr/share/folio/okapi、設定ファイルは/etc/folio/okapi、ログは/var/log/folio/okapiとなっています。バックエンドモジュールは、そのDockerデプロイ機能を使用して、Okapiを通じてデプロイされます。okapi-deploy systemdサービスユニットは、バックエンドモジュールの起動と停止を管理するために使用されます。モジュールは、/etc/folioにある設定ファイルと/usr/share/folioにある静的ファイルの慣例に従ってインストールされます。Stripesは、再起動時に再起動するように設定されたDockerコンテナとしてインストールされます。
データは、Vagrantボックス上で稼働しているPostgreSQLサーバを使用して、すべてのモジュールについて永続化されます。Dockerエンジンもインストールされており、Vagrantボックスのlocalhost:4243をリスンするように設定されているので、Okapiがモジュールのデプロイに利用できるようになっています。』
##参考
- とほほのDocker入門 http://www.tohoho-web.com/docker/
##変更履歴
2020年7月2日 新規作成