この記事では、Library Service PlatformのOpen Sourceプロジェクトである、Folioのチュートリアルを解説します。
〇これをやると、ブラウザからローカルに立てたFolioの画面を立ち上げることができます。
〇自己責任で導入してね!
〇時間は目安だよ!
〇動作確認環境:Win10 64bit/Vagrant 2.2.9/Virtual Box 6.1.6
##1. 準備[10分くらい]
参考URL: https://dev.folio.org/tutorials/folio-vm/overview/
上記を参照の上、以下を準備します。
- Vagrant – 最新版 (https://www.vagrantup.com/ からダウンロード可能)
- VirtualBox – Vagrantにあうバージョン。
- curl – curlコマンドを利用します。Postmanでも代替可能かもしれません。
[補足]
※VirtualBoxという仮想マシンをVagrantを使って環境構築をしていくイメージ。
※VagrantCloudからBoxをおとしてくることができます。この記事では、https://app.vagrantup.com/folio/boxes/snapshot-core を導入します。
- curlってなんですか?http://e-words.jp/w/CURL.html
##2. Workspaceを作る[15分くらい]
参考URL:https://dev.folio.org/tutorials/folio-vm/01-create-workspace/
-
ディレクトリ「vm-snapshot-core」を作成する。
mkdir vm-snapshot-core && cd vm-snapshot-core
-
Vagrantを初期化する。
vagrant init --minimal folio/snapshot-core
※--minimalを指定すると、コメントなどを除いて最低限のVagrantfile(設定ファイル)が作成される。
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ブラウザを立ち上げて、http://localhost:3000/settings/about を開く。
##3.接続してみる
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vagrant ssh
※Vagrantの初期PWはvagrant - ログファイルを確認する
tail /var/log/folio/okapi/okapi.log
-
exit
で抜ける
##4.ストップとスタート
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vagrant halt
でストップ -
vagrant up
でスタート
##5.アップデート
Folio VMは毎日リビルドされていますが、もし今更新したい!となったら、
vagrant box destroy
で古いマシーンを消して、vagrant box update
で更新してください。
##困ったとき
- Virtual Boxを再起動してみる
- Virtual Boxの設定(CPU割り当て等)を見直してみる
- vm-snapshot-core配下のファイルとVirtualBoxを削除して、最初からやり直す
##変更履歴
2020年6月30日 新規作成
2020年7月5日 動作確認環境と必要時間を追記
2020年7月5日 「困ったとき」を追記