こんにちは。職業「戸倉彩」です。
今回は、IBMが提供する 「watsonx Chat」 のデモサイトを使って、生成AIを試す方法を紹介します。
0. IBM watsonx.ai Chatデモサイトとは
30日間、無料でお使いいただけるデモサイトです。20,000トークンまでが無料範囲となります。トークンを使い尽くした後は、ご自身でIBM Cloudで watsonx.ai サービスを作成し、お試しください。
watsonxにおけるトークンとは、watsonxが処理する単位を意味します。
2024年4月30日現在、試せるモデルは下記の通りです。
- granite-13b-chat-v2 (IBM) * 詳細情報はこちら
- llama-3-8b-instruct (Meta) *詳細情報はこちら
- llama-3-70b-instruct (Meta)
- llama-2-13b-chat (Meta) *詳細情報はこちら
- llama-2-70b-chat (Meta)
1. 事前準備
IBM Cloudアカウント (IBMid) をお持ちではない場合、アカウント作成サイト (https://cloud.ibm.com/registration) から作成してください。
2. デモサイトへアクセス
- IBM watsonx.ai demoサイト (https://dataplatform.cloud.ibm.com/chat/) へアクセスする
- ご自身のIBMidを使ってログインする
- watsonx.ai demoサイトが表示される
3. 早速、試してみる
- 試したいAIモデルを選択する ※会話を開始した後は、モデルを変更することはできません。モデルを変更したい場合には、「新規チャット」ボタンを操作してください。
- 画面下の「何かを入力してください」 ボックスに、テキストを入力し[Enter]キーまたはボックス右端の送信ボタンを押す。
- クイック・スタートのサンプルからも試すことができます。
- Describe generative AI with emojis
- Write a Python function, which generates a sequence of prime numbers
- Create chart of the top NLP use-cuase for foundation models
- How can generative AI help my enter prise business?
4.自動的に応答結果が返ってくる。例えば、「進捗状況を確認したい場合の日本語メールを作成してください」と入力すると、メール件名と本文のサンプル文章が自動生成され、表示されます。
備考
一度、日本語で操作を試した後に画面右上の「新規チャット+」ボタンでチャット画面に戻ったところ、クイック・スタートのサンプルメニューが日本語化されました。
▼ サンプルメニュー[一連の素数を生成するPython関数を作成します]を試した結果
4.いろいろ試した後に履歴を参照する
参考リソース
- IBM watsonx.ai 日本語公式サイト https://www.ibm.com/jp-ja/products/watsonx-ai
- watsonx.ai Docs: watsonx.ai で使用可能なサポート対象の基盤モデル https://dataplatform.cloud.ibm.com/docs/content/wsj/analyze-data/fm-models.html?context=wx
- watsonx.ai Docs: トークンおよびトークン化 https://dataplatform.cloud.ibm.com/docs/content/wsj/analyze-data/fm-tokens.html?context=wx&audience=wdp
- Chat with watsonx models - IBM Blog (英語サイト) https://www.ibm.com/blog/announcement/chat-with-watsonx-models/
他にもQiitaで「watsonx.ai」「watsonx」のタグで、さまざまなwatsonx関連記事が公開されていますので合わせて参考にしてみてください。
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