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Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のロード・バランサをフレキシブル・ロード・バランサに変更してみた

Last updated at Posted at 2021-03-04

2020年12月に Oracle Cloud Infrastructure(OCI)のロード・バランサにフレキシブル・ロード・バランサが実装されました。

それまでのロード・バランサは、10Mbps、100Mbps、400Mbps、8000Mbpsの固定帯域幅から選択する必要があったため、ピークに合わせた帯域を選択する必要があり(かつ選択肢が少なかったこともあり)、柔軟性という意味では少し弱い部分がありました。
フレキシブル・ロードバランサでは、ロードバランサの最小帯域幅と最大帯域幅を自由に設定することで、負荷に応じて柔軟にスケールすることができるようになりました。

フレキシブル・ロードバランサが非常に柔軟性に優れていることに加えて、従来の固定帯域幅のロード・バランサは2021年12月までにフレキシブル・ロードバランサに移行する必要があることから、今年(2021年)は従来の固定帯域幅のロード・バランサからフレキシブル・ロードバランサへの移行が多く実施されることになると思います。

そこで簡単に移行できるのか?、以下のマニュアルを元に確認してみました。
https://docs.oracle.com/en-us/iaas/Content/Balance/Tasks/managingloadbalancer.htm#bandwidth

1.従来型ロード・バランサの確認

コンソールで従来型ロードバランサを確認してみます。
シェイプが100Mbpsで固定されていることがわかります。

image.png

2.シェイプの更新

画面左上の[シェイプの更新]ボタンを押します。

シェイプ・サイズの選択で従来型ロード・バランサの固定帯域を変更することもできます。

image.png

今回はフレキシブル・ロード・バランサに変更したいので、[フレキシブル・ロード・バランサの使用]チェックボックスをオンにします。

image.png

すると、最小帯域幅と最大帯域幅を設定するエリアが現れます。
設定したい帯域幅(Mbps)を入力し、[変更の保存]を押します。
※最小帯域幅と最大帯域幅を同じ値にすれば固定帯域幅となります。

image.png

現在のすべての接続は更新プロセス中にリセットされます。
最大1分かかるようです。

image.png

3.フレキシブル・ロード・バランサの確認

更新作業終了後、フレキシブル・ロード・バランサに変更されていることが確認できます。

image.png

IPアドレスも従来のままで、とても簡単に変更できることが確認できました。

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