はじめに
以前から個人的に開発・運用している「花粉飛散量ダッシュボード」を2026年版にアップデートしました。
どんなアプリ?
全国約1,900地点に設置されたウェザーニューズ社の花粉観測機「ポールンロボ」のデータを可視化するWebアプリケーションです。 主に以下の機能があります。
- トップページ(地域検索): 市区町村名から観測地点を検索
- 日次グラフ(過去と比較): 今年の飛散推移を、2022年以降と比較表示
- 1時間ごとのグラフ(直近24時間): 「今、飛んでいるか?」がわかるリアルタイム推移
- 24時間ヒートマップ : どの時間帯の飛散量が多いのか
市区町村名を入力してタブキーで選択、エンターキーで決定と、キーボード操作だけで移動できるようにしました。
利用しているAPIについて
スギとヒノキ(3・4月)、北海道でシラカバ(5月)をターゲットに観測しているとのことです(紹介記事の2ページ目より以下に抜粋します)。
「現在、ポールンロボはスギとヒノキ、北海道でシラカバをターゲットに観測しています。実はスギとヒノキは大きさや凹凸度が似ていて、ロボでは見分けがつきません。ただ、飛散時期が異なるので、それで区別しています」
毎時10分ほど後に更新されるようです。
パラメータは3つとも必須と書かれていますが、現在はcitycodeだけあればデータは返ってきます(当日分のみ)。以前はstartかendのいずれかが必須だったこともありました。
トップページ
市区町村名を入力すると、候補が下に並びますので、タブキーで移動し、リターンキーで確定してください(マウスでも選択できます)。ページが表示されたら、ブックマーク(お気に入り)に入れておいていただくと、次回からページの表示が手軽になると思います。
またおすすめの地域もランダムに表示してみました。地域差をご確認いただければと思います。日本全国、北から南まで満遍なく散らばるようにしました。
日ごとのグラフのページ
2022年からの比較ができるようにしました。年ごとにデータの配信開始日が異なるため、グラフ表示する期間を、最も遅かった2023年の2月7日からとしました。
各年の累計飛散量が表示された枠内にカーソルを置くと、他の年のグラフが半透明になります。
北海道はスギとヒノキは少ないようで(道南の一部(函館市など)を除く)、4月下旬から6月にかけてシラカバの花粉が飛んでいるようです。
2026年は「表年(飛散量が多い年)」と予測されており、飛散量は前年の約3倍、平年の約1.5倍に達する見込みです。
グラフが表示されるページの上の方(「ダッシュボード」の右)にあるボタンを押すと、Googleマップで位置を確認できます。Xのリンクボタンも置きました。
1時間ごとのグラフのページ(直近24時間)
1月23日から始まったデータの配信に合わせ、更新されています。今年(2026年)は昨年や一昨年と比べると、APIによるデータの配信開始日がやや遅めでした。
24時間ヒートマップ
過去のデータから、1日の中で「いつなら外出しやすいか」が横スクロールで直感的にわかる24時間ヒートマップを追加しました。
各年の累計飛散量が表示された枠内にマウスカーソルを置くと、ヒートマップがその年のものに切り替わります。または、ヒートマップの右上にあるセレクトボックス(プルダウンメニュー)から、表示させる年を選択することもできます。
ヒートマップのマス目の上にカーソルを置くとその時間の飛散量を確認できます。
ヒートマップ上部に、その年の「年間ピーク時間(飛散量が多い・非常に多い時間数)」を追加しました。これにより、年間の累計飛散量が同程度でも、「短期間に集中して飛散した年」か「長期間ダラダラと飛散した年」かの違いを一目で振り返ることができます。
「多い」「非常に多い」などの表示ランクについては、環境省の報道発表資料を参考にしました。
技術スタック
Frontend: React (Vite)
UI Framework: Tailwind CSS
Icons: Lucide React
Chart: Chart.js (react-chartjs-2)
Date Library: date-fns
(追記)ポールンロボの観測値の差異について
ウェザーニュースのサイト内で表示されている測定値(下にあるスクリーンショット)と、APIの測定値に大きな違いが出た日があったので、公式さんに問い合わせしてみたところ、ご返信いただきました。
公式ページで、花粉飛散予報とともに表示しているポールンロボの観測値は、最寄のポールンロボで実際に観測された値になります。
APIデータは、ポールンロボの観測値やその他さまざまな気象データを解析しまして算出しているものになります。
設置しているポールンロボは、設置環境や高さ、向いている方向により、個体差がでてしまいますので、地域の花粉数としては、APIデータの方を参考になさった方が良いかと思われます。
まとめ
スギ・ヒノキ花粉に悩まされている方、ぜひ自分の住んでいる地域のデータを見てみてください。「へー、去年の今頃はもっと飛んでたのか」とか「今日はまだ大丈夫そうだな」といった発見のきっかけになればと思います。
地域限定で、数日遅れの情報にはなりますが、スギとヒノキそれぞれの飛散量を確認するなら東京都の花粉情報








