4
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Google AppSheetのライブ作成イベントに参加してきた

Posted at

「誰でもすぐに使えるノーコードツール「Google AppSheet」タスク管理アプリをライブ作成!」というイベントに参加してきました。
普段はローコードツール開発に従事しているのですが、「ローコード/ノーコード」とひとくくりにされることが多いのでやはりノーコードのことも知っておくべきかな、と思い参加しました。

出来たもの

以下のようなスマホで使うタスク管理Webアプリを作成しました。
なおこのイベントは登壇者がライブ作成するものであり、参加者が作るのものではありません。でもせっかくなので、説明聞きながら裏で自分も同じものを作ってみました。以下のイメージ画像は私が作ったものです。

イメージ

一覧画面

image.png

編集画面

image.png

機能

作った機能は以下の通りです。

  1. タスクの一覧表示/検索/作成/変更/削除をできる
  2. ステータスをプルダウンで選択できる
  3. 作成画面を開いた際、ステータスに”新規”が自動で設定される
  4. ✓ボタンをクリックするとステータスを完了にできる
  5. 完了を除く一覧を表示できる
  6. レイアウトの調整(タスク名のフォントサイズを大きく、✓の背景をオレンジに、テーマカラーを青に)

1.はAppSheetに以下のExcelを食わせると自動生成されました。
image.png

Google AppSheetの良かった点・悪かった点

良かった点

コンセプトがしっかりしている

  1. レイアウトの自由度が低い
    それ良かった点?と言われそうですけど、良かった点です。登壇者いわく「Google AppSheet」では「もうちょいボタンを上に配置した」とか、細やかな修正ができないそうです。デメリットととらえる人のほうが多いと思いますが、私はターゲットを業務アプリに絞っている点を加味するとむしろメリットだと思っています。レイアウトの自由度が高いとUI標準やそれを守らせる仕組み(レビュー、✓ツール)も考えなければいけないですし。

  2. できることが限定的
    これもよかった点です。エンドユーザが作るわけなのできれいなアーキテクチャになるわけないです。そういう意味でもできることが限定的であることはむしろ良いことだと思っています。
    例えばAppSheetでは基本的にExcelやスプレットシートを元にしてアプリを作る形となります。一から自分で作るということはできないそうです。コンセプト的にはExcel管理に嫌気がさしたら「Google AppSheet」で改善しよう!ということだと思っています。

とにかく早い

上記に記載した内容を登壇者は40分で作りました。ただその40分にはApp Sheetsのアカウント作成の説明や機能の説明なども含んでいます。説明なしで登壇者が普通に作れば15分で作れたのでは?という印象です。
これは同じノーコードツールであるAdaloやBubbleでもできない早さではないかと思います。「Excelをアプリ化する」というコンセプトに絞っているからこその早さだと思います。

悪かった点

エンジニアしか理解できない点が多々ある

  1. 選択式の項目の場合はEnumを選択する
    わかります?私はJavaで使っていたからわかりましたが、エンドユーザはわからないと思います。
    image.png

  2. 型の指定がないとうまく動かないことがある
    例えばステータス=”完了以外”のタスクのみを表示したいのにできませんでした。原因はステータスの型をテキストで定義するのが漏れていたためです。下記画像のBase typeが型にあたります。
    エンジニアなら「あー、なるほど。あるある。」と思うかもしれませんが、エンドユーザはわからないですよね?
    image.png

感想

・ノーコード/ローコードツールはコンセプトが大事
・ノーコードの開発スピードはまじでやばい
・エンドユーザでも簡単に作れるツールだと思うけど、デバックとか運用できるのかな?

4
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?