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1. はじめに

2025年10月12日に実施された、情報処理安全確保支援士試験(SC)に合格しました。

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本記事では、これから受験を考えている方、特に対策の進め方に迷っている方に向けて、私の合格までの道のりと学習戦略を共有します。

少しでも皆さんの学習の参考になれば幸いです。

2. 受験時の状況と学習方針

私のバックグラウンド

普段はインフラエンジニアとして、主にサーバの設計や構築を担当しています。
これまでに取得したIPA資格は以下の通りです。

  • 基本情報技術者
  • 応用情報技術者
  • データベーススペシャリスト

今回の戦略

前年の秋期にも本試験に挑戦していましたが、勉強時間が十分に確保できず「午前I」のみに対策を絞って受験しました。そこで午前Iの合格点には達していたため、今回は午前I免除の状態でスタートできました。

このアドバンテージにより、学習リソースを以下の2点に集中させることができました。

  • 午前II
  • 午後試験

限られた時間を有効に使うため、午前II対策は直前に短期間で仕上げ、合否の分かれ目となる午後試験(記述式) に重きを置くプランを立てました。

3. 午前試験の対策

午前I(今回は免除)

今回は免除でしたが、前年度に実施した対策についても簡単に触れておきます。
午前Iは応用情報技術者試験の午前問題からの出題が多いため、応用情報技術者試験過去問道場にて問題演習をしました。
全問題を解く時間はなかったため、過去10回分の試験回の過去問に絞って学習しました。

午前II対策にも通じますが、過去問道場を使用した午前問題の試験対策は、基本的に暗記と割り切って学習を進めます。
過去に基本情報技術者や応用情報技術者に合格している等、基礎が固まっている人は暗記として対策を進めて問題ないと思います。

午前II

前述の通り、午前II対策は暗記と割り切っているため、「直前詰め込み」 戦略を取りました。

  • 対策開始時期: 10月に入ってから(試験直前)
  • 対策方法: 情報処理安全確保支援士過去問道場を活用
    1. 全分野・全問題をまず1周する。
    2. 復習するためにチェックを入れた問題のみ、2周目を解く。

セキュリティの専門知識が問われますが、過去問からの再出題が多いため、短期間の反復学習で合格ライン(60点)は十分にクリアできます。
満点を目指して深追いせず、あくまで「通過点」として省エネで対策しました。

4. 午後試験の対策

今回の受験において、合否の分かれ目となる最重要ポイントと位置づけていたのが午後試験です。
記述式問題は、単なる知識の暗記だけでは太刀打ちできず、「書き方」のトレーニングが必須だからです。

主な学習内容

学習教材としては、以下の3種類を段階的に使用しました。

  1. 教科書(通読用)

  2. 重点対策(ジャンル別演習)

    • 2024 情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策
    • 過去問題の「良問」がジャンル別にまとまっているため、自分の苦手分野を特定し、重点的に補強するのに非常に有効でした。
    • この参考書で本試験のみならず、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の過去問も含め、かなりの数の過去問に解きました。
  3. 過去問演習(仕上げ)

記述対策で意識した点

記述式問題では、「出題者の意図を理解し、それを採点者に伝わる文章にする」 必要があります。
演習では以下のポイントを徹底的に意識しました。

  • キーワードの推測: 解答に必須となる専門用語やキーワードは何かをアタリをつける。
  • 設問への対応: 「~のため」、「~する仕組み」などと、問われた形式に合わせて文末を締める。
  • 解答の根拠: 問題文中に散りばめられたヒント(状況説明など)を解答の根拠とする。
  • 用語の正確性: 曖昧な表現を避け、正しい専門用語を使用する。

模範解答と自分の解答を照らし合わせ、「なぜその解答になるのか」「どの要素が不足していたのか」を言語化して理解するプロセスを繰り返しました。

5. 試験当日と結果

当日の所感

午前IIは直前の詰め込み効果もあり、見たことのある問題が多く、比較的落ち着いて回答できました。迷う問題も数問ありましたが、「60点取れていればいい、満点でなくていい」と割り切ることで、焦らずに午後を迎えることができました。

午後は、やはり長丁場で集中力が削られます。
知識問題では自信を持って答えられない問題が多く不安に襲われましたが、過去問演習で培った出題者の意図を汲み取る力が支えになりました。
設問の誘導に素直に乗ることを意識し、パニックにならずに粘り強く解答を書き進めました。

合格して感じたこと

合格通知を受け取ったときは、大きな安堵感に包まれました。
専門的な資格であるため、セキュリティに対する自信にも繋がりましたし、何より 「計画通りに学習を進め、結果を出せた」 というプロセス自体が、自分への大きな自信になりました。

6. これから受験する人へ

最後に、これから情報処理安全確保支援士を目指す方へのアドバイスをまとめます。

  1. 午前I免除を活用しよう
    もし応用情報技術者などに合格して2年以内であれば、免除制度を必ず活用しましょう。試験当日の負担が劇的に減ります。

  2. 午前IIは「効率」重視で
    午後対策がしっかりできていれば、午前IIは過去問の反復だけで短期間に対策可能です。ここに時間をかけすぎず、リソースを午後に全振りするのが合格への近道です。

  3. 午後対策が合否を決める
    勝負は午後です。知識をインプットするだけでなく、「書く練習」「文脈を読み取る練習」を重点的に行ってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。皆様の合格を心よりお祈りしています。

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