学習前
ベビーフィッシュ?
AWS Babelfish(バベルフィッシュ)とは
- 正式名称は「Babelfish for Aurora PostgreSQL」
- Microsoft SQL ServerのアプリケーションをほぼそのままAmazon Aurora PostgreSQLで実行できるようにする機能
何が良いの?
- 既存のSQL Serverアプリケーションやツールを大幅な修正なしでAuroraに移行することができる
特徴
- Microsoft SQL Server互換性
- T-SQL(Transact-SQL)クエリやストアドプロシージャをサポート
- Microsoft SQL Server固有のデータ型や関数、構文も対応
- 低コストな移行
- アプリケーションコードやデータベーススキーマの大幅な変更を必要とせず、移行コストを削減
- 高額なSQL Serverライセンスを節約可能
- Amazon Aurora PostgreSQLの性能とスケーラビリティ
- Auroraの高性能、高可用性、スケーラブルなデータベース環境を利用可能
- 従量課金制でコスト効率の高いデプロイ
- 既存ツールとの互換性
- SQL Server Management Studio(SSMS)やその他のSQL Serverツールをそのまま使用可能
ユースケース
- SQL Serverからクラウドへの移行
- コスト削減とクラウドのスケーラビリティを活用したい企業向け
- レガシーアプリケーションのモダナイゼーション
- 古いSQL Serverアプリケーションを廃止せず、現代のインフラ上で運用を継続
- ライセンスコスト削減
- 高額なSQL Serverライセンスの回避
実行手順
- Aurora PostgreSQLクラスターを作成
- AWSコンソールまたはCLIでAurora PostgreSQLクラスターを立ち上げる
- Babelfishを有効化
- クラスター作成時にBabelfishオプションを有効化
- SQL Serverデータの移行
- データ移行ツール(例: AWS DMS)を使用してデータをAuroraに転送
- 接続設定
- SQL ServerクライアントをAurora PostgreSQLに接続するためのエンドポイント設定
注意点
- BabelfishはSQL Serverの全ての機能に対応しているわけではない(例:CLR機能には非対応)
- PostgreSQL特有の機能を利用する場合、SQL Serverとの互換性を維持するための調整が必要
まとめ
- Microsoft SQL Serverのアプリケーションをほぼそのまま修正せずにAmazon Aurora PostgreSQLで動作させることを可能な機能