リアルタイムソート機能の実装ステップ
ステップ 1: 要件定義
必要な機能の洗い出し
- ユーザーが入力したキーワードに基づくリアルタイム検索
- ソート機能(昇順・降順)
- ページングや表示件数の変更
- リアルタイム更新(バックエンドデータの変更を即座に反映)
技術選定
- フロントエンド: React.js、Vue.js、またはAngular
- バックエンド: Node.js、Flask、Spring Bootなど
- データベース: MySQL、DynamoDB、またはMongoDB
- リアルタイム通信: WebSocketまたはServer-Sent Events (SSE)
ステップ 2: プロトタイプ作成
デザイン設計
- 必要なUIコンポーネントを明確にする(検索ボックス、テーブル、ソートボタンなど)
- ツール例: FigmaやAdobe XDで画面デザインを作成
最小限のUI作成
- ReactやVueで検索ボックスとテーブルを実装
- 仮データを用いて検索やソートのUI操作を試す
ステップ 3: バックエンドの設計
API設計
- 必要なエンドポイントをリストアップ
-
例:
-
GET /services?q=<query>
: 検索結果を返す -
GET /services/sort?order=asc
: ソート結果を返す
-
-
例:
レスポンス例
{
"data": [
{ "id": 1, "name": "Amazon SNS", "usage": 3, "limit": 1000000 },
{ "id": 2, "name": "Amazon SQS", "usage": 5, "limit": 1000000 }
]
}
データベース設計
- 必要なテーブルやスキーマを設計
- 例: サービス名、現在の使用量、無料枠の制限などを含むテーブル
バックエンドロジック
- フィルタリングとソートのロジックを実装
- フレームワークを使用してエンドポイントを作成
ステップ 4: フロントエンドとバックエンドの統合
API呼び出しの実装
-
fetch
またはAxios
でバックエンドAPIを呼び出してデータを取得 - 取得したデータをテーブルにバインド
クエリの送信
- ユーザー入力があるたびにAPIを呼び出して結果を更新
- Reactの場合、
useEffect
フックを使用
ステップ 5: リアルタイム更新の追加
WebSocketサーバの構築
- バックエンドでWebSocketを設定し、データが変更された際に通知を送信
const WebSocket = require('ws');
const wss = new WebSocket.Server({ port: 8080 });
wss.on('connection', ws => {
ws.send(JSON.stringify({ message: 'データが更新されました' }));
});
フロントエンドでのリアルタイム通信
- WebSocketクライアントを設定し、通知を受け取った際にUIを更新
const ws = new WebSocket('ws://localhost:8080');
ws.onmessage = event => {
const data = JSON.parse(event.data);
console.log(data.message);
// データを更新
};
ステップ 6: テスト
ユニットテスト
- 各コンポーネントやAPIの単体テストを実施
- ツール例: Jest、Mocha
統合テスト
- フロントエンドとバックエンドを統合し、機能全体をテスト
- シナリオ例: 検索クエリの入力 → 結果が正しいか確認
負荷テスト
- 大量のデータや高頻度のリクエストに対してシステムが対応できるか確認
ステップ 7: デプロイ
バックエンドのデプロイ
- AWS(Lambda、EC2)、GCP、Azureなどを使用
- 必要に応じてAPI Gatewayを設定
フロントエンドのデプロイ
- Netlify、Vercel、またはS3 + CloudFrontを使用
運用監視
- CloudWatchやNew Relicを使用して監視を設定
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