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複数の異なるリージョンを1つのアクセスポイントで管理?
S3マルチリージョンアクセスポイントとは
S3マルチリージョンアクセスポイントは、AWSの複数リージョンに分散配置されたS3バケットへの統一的なアクセスポイントを提供する機能です。アプリケーションがリクエストごとに最適なルートを自動的に選択することで、レイテンシを削減し、可用性を向上させます。
この機能は、グローバルに分散したユーザーやシステムが簡単かつ効率的にデータへアクセスできるように設計されており、複雑な設定なしでスケーラブルなデータ管理を実現します。多地域展開が必要なアプリケーションやワークロードに最適なソリューションです。
何が便利?
- アプリケーションが単一のアクセスポイントを使って複数のリージョンに分散したバケットにアクセスできる
- 開発者は個別リージョンの設定やルーティングを気にする必要なし
- リクエストごとに最適なルートを自動的に選択
- レイテンシが低減する
- 障害時には他のリージョンへのフェイルオーバーが可能
- 可用性が向上する
設定項目 | 説明 |
---|---|
マルチリージョンアクセスポイント名 | ・アクセスポイントの一意の名前を指定 |
バケットの選択 | ・各リージョンで関連付ける S3 バケットを選択 ・各リージョンにつき 1 つのバケットを指定 |
パブリックアクセスブロック設定 | ・マルチリージョンアクセスポイントに適用 ・パブリックアクセスブロックの設定を選択 ※デフォルトではすべてのブロックパブリックアクセス設定が有効 |
アクセスポリシー | ・マルチリージョンアクセスポイントの使用を制限するリソースベースのポリシーを設定 |
クロスリージョンレプリケーション (CRR) ルール | ・バケット間でデータを同期するためのレプリケーションルールを設定 |