結論
- ALBにパブリックIPアドレス(Elastic IP)を付与することはできない
- 対応策は以下の方法1,2の通り
方法1: Network Load Balancer(NLB)をALBの前段に配置する
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Network Load Balancer(NLB)の作成
- NLBはElastic IPをサポートしているため、固定IPを割り当てることができる
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NLBからALBへのリスナーを設定
- NLBをALBの前段に配置し、NLBが受け取ったトラフィックをALBに転送する
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Elastic IPをNLBに割り当てる
- 各アベイラビリティゾーンでNLBにElastic IPを割り当てることで、固定IPが利用可能
方法2: AWS Global Acceleratorを使用する
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Global Acceleratorを作成
- Global Acceleratorは固定IPを提供し、トラフィックをリージョン内のALBにルーティングする
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Global AcceleratorとALBの関連付け
- Global AcceleratorをALBに結びつけることで、固定IPを経由してALBにアクセスできる
方法の選択
方法 | 利点 | 注意点 |
---|---|---|
NLB + ALB | 簡単に設定可能、低レイテンシ | 設定が二段構成になる |
Global Accelerator | 複数リージョンのALBに対応可能、グローバル対応 | 初期設定が複雑、料金が高め |
まとめ
Global Acceleratorを使うほうがベストプラクティス。