はじめに
Salesforceを導入してからある程度データが集まってくると、データ可視化の需要が高まってきます。
Salesforceでは、簡易的なデータ可視化手法として、
- レポート
- ダッシュボード
が用意されています。
BIツールのTableauやPower BIを使う選択肢もありますが、何といっても一つのサービス内で完結するのが魅力です。
この記事では、レポート・ダッシュボード作成にあたって、理解に役立ったコンテンツをご紹介します。
想定読者
Salesforceでのレポート・ダッシュボード作成初心者
主な使い道
拠点内のポータルサイトで、レポート・ダッシュボードのリンクを貼って、営業担当が自由に見られる環境を作っています。
レポート
主に会議の時に使っています。
自動で更新されているので、いちいち会議の前にデータ抽出しなくて良くて楽!
- 物件の進捗情報の可視化
- 取引先リスト(取引成立額順)
- ToDoリスト整理
ダッシュボード
主に日々の管理に使っています。
基本的には自動更新されませんが、特定の周期で更新するよう登録したり、メール通知することができます。
車のメーター風に達成率を表示できたりと、作り出すと結構楽しいです!
- 拠点・個人目標達成率の可視化
- 顧客情報リスト
- 営業所別物件リスト
Salesforceのレポート・ダッシュボードの理解に役立つコンテンツ3選
Trail headは、Salesforceが提供している学習サイトです。
無料でSalesforceについて学習することができます。
ハンズオンチャレンジでは、仮想の環境が用意されており、ブラウザ上で完結します。
ちょっと翻訳調で読みにくいのが玉に瑕。
1. Trail head Lightning Experience のレポートおよびダッシュボード
まずは基本を抑えるならこちらのモジュール。
流れは以下の通りです。
- レポートで特定の内容について表を作成する
- 1で作ったレポートをまとめて、ダッシュボード上で表示する
2. Fact Marketing 【保存版】Salesforceレポート作成完全ガイド
スクリーンショット付きでレポートを作成する手順を見ることができます。
レポートでは、「数式を追加」して項目に追加することができるので、粗利率などを求めるのに便利です! 詳細は「行レベルの数式を追加」を参照ください。
3. ビジネスダッシュボード 設計・実装ガイドブック 成果を生み出すデータと分析のデザイン
本格的に構成から考えたいのならこちらの本。
特定のBIツールに特化はしていない分、汎用性が高い内容です。
データがあるから可視化すればいい、ではなく、「何が知りたくて可視化するのか」を突き詰めて考えることの重要性を説いています。
まとめ
Trail headをきっかけにして、自分なりに勉強して拠点の情報をまとめていたら、「うちの拠点でも欲しい!」と感謝されました。レポート・ダッシュボードはコピーができるので、スモールスタートで小さい拠点から初めて、他の拠点でもカスタマイズできるのも便利なところだと思います。
参考リンク