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【oracle】リスナーを知りたい初心者はまず見て!!!

Last updated at Posted at 2024-04-06

oracleの勉強やoracle運用していると

  • リスナーを介したDB接続
  • リスナーへのサービス登録を確認する
  • リスナーの状態ってどうなってる?

など、リスナーに関する様々なことが、たまに聞こえてくる。
でも、自分自身、リスナーとoracleって図で示すとどんな関係になるのか、何となくしか把握できていなかった。

そんなDBAの自分が、リスナーとDBの関係を図を使ってイメージするために本記事を投稿する。

また、以下のサイトを参考にするとリスナーに関する理解が深まったので紹介する。
Oracleへの接続について
動的リスナー登録について
静的リスナー登録について

目次

  1. リスナーの役割
  2. リスナーとDBの関係図
  3. 初期化パラメータ LOCAL_LISTENER
  4. 初期化パラメータ SERVICE_NAMES

1. リスナーの役割

DBとリスナーの関係を説明する前に、リスナーの役割について
通常、oracleへのアクセスするには、以下の2種類の方法があります。

  1. ローカル接続
  2. ネットワークを経由した接続

①ローカル接続の場合
インスタンスが起動しているサーバーへ、既にログインできていれば、可能です。下図は、リスナーを介さないoracleへのアクセス方法です。
image.png

②ネットワークを経由した接続の場合
インスタンス起動サーバーとクライアントがアクセスしているサーバーとが、別の場合、下図のようにリスナーを介します。
ネットワークを経由した接続は、リモート接続ともいわれています。

image.png

リスナーの役割とは、

クライアントからリスナーめがけて、
「このサービスに接続したいんだけど?」
と要求が来る。そこでリスナーは。
「このサービスのDBは、あっちですね!」
と案内するのが、リスナーの大きな役割です。

image.png

2. リスナーとDBの関係図

結論から言うと、
リスナーとDBは、まったくの別物と考えてください。
どういうことか。
DB停止中でもリスナーは起動できるし、
リスナーを起動したからと言って、DBが起動するわけでもない。
→リスナーはDBから独立した存在なのです。

通常、リスナーはインスタンスが起動するサーバー内で、起動するのが一般的です。
しかし、ぶっちゃけ、リスナーはどこで起動しても構いません。

①一般的なリスナーとインスタンスの関係
image.png

②リスナーとDBは独立してるから、こんなこともできるよ
image.png

ただ、ここで問題になってくるのは、

インスタンスからしたら、どこにリスナーがあるかわからない。

それを解消してくれるのが、初期化パラメータである LOCAL_LISTENER です。

3. 初期化パラメータ LOCAL_LISTENER

大前提として、

  • 初期化パラメータ LOCAL_LISTENER
  • 初期化パラメータ REMOTE_LISTENER

上記二つの違いは、別途記事で説明します。
簡単に説明すると、二つともどこで起動しているリスナーに接続情報を登録するかを定めているパラメータです。
要するに、リスナーの場所を示しています。

LOCAL_LISTENERの場合、デフォルトでは、インスタンス起動サーバーにリスナーが存在すると設定されています。
LOCAL_LISTENER=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=localhost)(PORT=1521))

image.png

使用用途は、動的リスナー登録を行うときに使用します。
インスタンス→リスナーへ60秒に一回 SERVICE_NAMESの情報を提供しています。
その提供先を LOCAL_LISTENERで毎回確認しながら、情報提供をしているという仕組みです。

4. 初期化パラメータ SERVICE_NAMES

SERVICE_NAMESパラメータとは、
DB名とサービス名を紐づけている設計書
です。
基本的に、クライアントは、oracleにアクセスするとき、サービス名のみ意識しています。リスナーにもサービス名でアクセスしてきます。
そのため、リスナーにサービス名とDB名を紐づけておく必要があるのです。
そこで登場するのが、 SERVICE_NAMESパラメータです。
SERVICE_NAMESは、60秒に一度インスタンス→リスナーに登録を行っています。
image.png

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