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初心者がRubyで自作したLINE botを公開するまで

Last updated at Posted at 2020-04-29

目標

自作LINE bot公開
環境構築からゼロからやります
基本的な用語の説明も簡単に把握しよう

手段

Ruby on rails
LINE developers
heroku:クラウドプラットフォーム
ngrok:ローカルのwebサーバを外部公開できる
Mac

作った人のステータス

Ruby? Rails? なにそれ,おいしいの?

作成

0. まず開発環境を作る

ほぼこちらを参考にしました.感謝.
Ruby初学者のRuby On Rails 環境構築【Mac】

マシンスペック

  • MacBook Air(mid-2013)
  • macOS Catalina 10.15.4

Install Homebrew

Homebrewとは(Wikipediaより)

Homebrewは、macOSオペレーティングシステム上のパッケージ管理システムのひとつである。

Homebrewがインストールされてるか確認

$ brew -v

インストールされてたらこんなのが出ます.

Homebrew 2.2.12
Homebrew/homebrew-core (git revision ca9b2; last commit 2020-04-10)
Homebrew/homebrew-cask (git revision 66f2e; last commit 2020-04-10)

インストールされてなかったら公式HPからインストール(丸投げ)

Install rbenv

rbenvとは(こちらより)

rbenvとは、Rubyのバージョン管理を切り替えるツールです。使っている環境全体のバージョンだけでなく、ディレクトリごとにバージョンを設定することもできます。

rbenvがインストールされてるか確認

$ rbenv -v

インストールされてたらこんなのが出ます

rbenv 1.1.2

インストールされてなかったら以下コマンドでインストール

Install_rbenv
$ brew install rbenv ruby-build

PATHを通す(鋭意執筆中)


Install Ruby

rubyがインストールされてるか確認

$ ruby -v

インストールされてたらこんなのが出ます

ruby 2.6.3p62 (2019-04-16 revision 67580) [universal.x86_64-darwin19]

インストールされてなかったら・・・
インストールできるRubyを確認する

$ rbenv install --list

バージョンを選んでインストール(以下の例では2.6.3)
ちょびっと時間かかります
今回は環境全体に対してバージョンを切り替えておきます

Install_Ruby2.6.3
$ rbenv install 2.6.3
$ rbenv global 2.6.3
$ rbenv rehash

ここで念のためRubyのバージョンを確認して確かめてもいいかも

Install Bundler

Bundlerとは(こちらより)

bundlerは、gemの依存関係とバージョンを管理する為のツールになります。

gemとは簡単にいうとRuby版ライブラリです.

インストールの流れはもはやテンプレですね.
bundlerがインストールされてるか確認

$ bundler -v

インストールされてたらこんなのが出ます

Bundler version 2.1.4

インストールされてなかったら以下コマンドでインストール

Install_bundler
$ gem install bundler


Install PostgreSQL

わりと他の記事だとMySQLをインストールしているところが多いんですが
のちのち使うherokuはPostgreSQL対応らしいのでそちらをインストールします

Install_PostgreSQL
$ gem install postgresql

PostgreSQL起動

PostgreSQL起動
$ brew services start postgresql


Install Rails

適当なワークスペースの作成
$ mkdir ~/workspace
$ cd ~/workspace

念のためローカルのRubyバージョンを指定しておく

ローカルのRubyバージョン指定
$ rbenv local 2.6.3

Gemfile作成

Gemfile作成
$ bundle init

作成したGemfileを編集して,# gem "rails"のコメントアウトを解除する
Railsのインストールとバージョン確認

Install_Rails
$ bundle install --path=vendor/bundle
$ bundle exec rails -v

(nokogiriのインストールに時間がかかるのはあるあるだと思う)


Railsアプリケーション作成

今回はLine botを作りたいので名前はlinebotにしました

データベースをPostgreSQLに指定します.大事.
何もしないとsqlite3になって後々困ります.(経験談)
なぜならherokuはsqlite3に対応していないから.

Railsアプリケーション作成
$ rails new linebot -d postgresql


PostgreSQLのデータベースをつくる

たった今作ったlinebotディレクトリに移動してデータベースを作ります

$ cd linebot
$ rails db:create

作れたら同じディレクトリ内でアプリケーションを起動してみましょう

Railsアプリケーション起動してみる

Railsアプリケーション起動
$ rails s
(以上略)
=> Booting Puma
=> Rails 6.0.2.2 application starting in development 
=> Run `rails server --help` for more startup options
Puma starting in single mode...
* Version 4.3.3 (ruby 2.6.3-p62), codename: Mysterious Traveller
* Min threads: 5, max threads: 5
* Environment: development
* Listening on tcp://127.0.0.1:3000
* Listening on tcp://[::1]:3000
Use Ctrl-C to stop

よさげ...
てことでhttp://localhost:3000/にアクセスしてみます

Yay! You're on Rails!

できた!!


1. Herokuに初デプロイ

作成したアプリを公開するためにHerokuというクラウドプラットフォームにデプロイします
LINE bot本体を作る前にまずデプロイがうまくできるかチャレンジ(さいしょうまくいかなかった)

herokuとは(元気があれば追記する)

Heroku

インストール

$ brew tap heroku/brew && brew install heroku

ログイン

$ heroku login

アプリ作成

$ heroku create

こうするといい感じに自動的にURL作ってくれてgitのremote先に指定してくれているので楽
試しに$ git remote -vで確認するとちゃんと指定されていることがわかる

大事
このときに生成されたURLはあとでLINE Developersでの設定に使うのでどこかにメモしておきましょう

というわけでデプロイ

$ git push heroku master

うまくいきました


2. LINE Developersコンソールでチャネルを作成

いよいよLINE botを作って行きますよ!
具体的にはLINE developersコンソールのMessaging APIを使います
で,このMessaging APIを使うためにはLINE Developersでチャネルを作る必要があります

Messaging APIを利用するには | LINE Developersの流れに沿って作りましょう!(説明丸投げ)

Webhook URL設定

LINE Developersで作成したチャネルのMessaging API設定を開き,
ページの中程にあるWebhook URLに{さっきコピーしたHerokuのURL}/callbackを設定します

忘れずにやること
そのすぐ下にあるWebhookを有効にするをオン
そのもう少し下にある応答メッセージを無効にする

herokuに環境変数を設定する

LINE_CHANNEL_SECRET:チャネル基本設定ページの下のほうにあるチャネルシークレット
LINE_CHANNEL_TOKEN:Messaging API設定ページの一番下あたりにあるチャネルアクセストークン(ロングターム).表示されてなかったら発行ボタンを押す.

$ heroku config:set LINE_CHANNEL_SECRET={your LINE_CHANNEL_SECRET}
$ heroku config:set LINE_CHANNEL_TOKEN={your LINE_CHANNEL_TOKEN}

接続確認はあとで

Webhook URLのところにある検証ボタンをクリック
この時点ではLINE botの本体がないので正常に動作するはずがないのであとでやりましょう


3. LINE botの骨組みをつくる

LINE Messaging API SDK for RubyInstallationに則って進めて行きます

line-bot-apiのインストール

前編で作成したlinebotディレクトリ内にあるGemfileを編集します.

gem 'line-bot-api'

この1行をGemfile内のどこかに書きます.僕は一番下に書きました.
そして,実行.←これ大事

bundle


routes.rb編集

config/routes.rb
Rails.application.routes.draw do  
    post '/callback' => 'webhook#callback'    <--新規追加した行
end  

post~の行を追加します


controller作成

とりあえずはLINE Messaging API SDK for Rubyにおうむ返しbotのサンプルがあったのでそれを使って作ります.

その前にまずcontrollerを作成します

$ rails g controller webhook  

そうするとapp/controllers/webhook_controller.rbができているはずなのでこれを編集します

app/controllers/webhook_controller.rb
class WebhookController < ApplicationController
    require 'line/bot'  # gem 'line-bot-api'

    protect_from_forgery except: [:callback] # CSRF対策無効化

    def client
      @client ||= Line::Bot::Client.new { |config|
        config.channel_secret = ENV["LINE_CHANNEL_SECRET"]
        config.channel_token = ENV["LINE_CHANNEL_TOKEN"]
      }
    end

    def callback
      body = request.body.read

      signature = request.env['HTTP_X_LINE_SIGNATURE']
      unless client.validate_signature(body, signature)
        halt 400, {'Content-Type' => 'text/plain'}, 'Bad Request'
      end

      events = client.parse_events_from(body)

      events.each do |event|
        case event
        when Line::Bot::Event::Message
          case event.type
          when Line::Bot::Event::MessageType::Text
            message = {
              type: 'text',
              text: event.message['text']
            }
            client.reply_message(event['replyToken'], message)
          end
        end
      end

      "OK"
    end
end


4. Herokuにデプロイ

$ git push heroku master

接続確認

Webhook URLのところにある検証ボタンをクリック

動作確認

自分のLINEに作成したLINE botを友達追加して何か入力してみましょう
入力した文字がそのまま返ってきたら成功!!


5. ngrokを使ってローカルテスト環境構築

いきなりデプロイする前にやっぱりローカルでテストしたい!ってことで
ngrokを使って実現しましょう

環境変数を設定

Herokuでやったときのようにこっちでも環境変数を設定しないといけません
毎回設定するのが面倒くさいのでバッシュファイルに書き込みましょう

console
$ export LINE_CHANNEL_SECRET={your LINE_CHANNEL_SECRET}
$ export LINE_CHANNEL_TOKEN={your LINE_CHANNEL_TOKEN}

ngrok

ngrokとは(元気があれば追記する)

ngrok
上のサイトのSetup & Installationの通りに進めます

ngrokをダウンロード

上のサイトに行くと,Download for ***みたいなボタンがあると思うのでそれを押してダウンロード
もしくはお好みのバージョンを選んでも良し
Download ngrok

Unzip

$ unzip /path/to/ngrok.zip

なんだけど,ダウンロードしたら勝手に解凍されてしまった.まあいっか.
ダウンロードディレクトリに入れとくのもあれなので良きところに場所を移しました.

Connect your account

移動した先で以下のコマンドを実行

$ ./ngrok authtoken ************

******にはトークンが入ります.

起動

rails sするターミナルとは別のターミナルでngrokを起動します

$ ./ngrok http 3000

公式の例だとポート80になってるけど,おそらくRailsを起動した時にポート3000が立ち上がってるはずなのでそれに合わせます.

出てきたhttps://から始まるURLをwebhookURLとして設定すればOK!


参考

Ruby初学者のRuby On Rails 環境構築【Mac】

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