この記事の結論:音声で GitLab Issue を作る Web アプリ「HeyMemo」を自作したところ、1 日のメモ数が最大 3 倍以上になった。4 週間でメモしない日はゼロだった。
想定読者:何らかのツールでメモ管理をしていて、「思いついてもメモするのが面倒」「メモの習慣が続かない」と感じている方。
テイクアウトメニュー
- ウェイクワードで反応する音声メモアプリを作ると、メモのトリガーコストが劇的に下がる
- メモ数が増えると整理の仕組みも一緒に育てないと Inbox が詰まる点は要注意
※ウェイクワード・・・Hey SiriやAlexaなどのキーワード。今回は「HeyMemo」でアプリが反応する。
背景と目的
GitLab を個人のメモ帳として使っています。日常のタスク・個人開発のアイデア・調査メモ・マインドの気づきまで、何でも Issue に書いています。
GitLab を選んだ理由は 3 つです。
- フラッシュカード化・ラベル付けができる — 普通のメモアプリでは後からの分類・検索が弱いが、GitLab はラベルで多次元に整理できる
- ソースコードと紐付く — 個人開発のアイデアを Issue に書けば、コードと関連付けて管理できる
- 思いついたそのときに残せる — 後で探したときにすぐ使えるよう、鮮度のある状態で記録する
ただ、これまでキーボードで手入力していたため、「わざわざ叩くほどでもないかな」と迷ってメモを諦めることがありました。この摩擦をなくすために、音声で Issue を作れる Web アプリ HeyMemo を作りました。
HeyMemo とは
HeyMemo は、音声で GitLab Issue を作成する Web アプリです。
PC に繋いだスピーカーフォンを常時オンにしておき、「HeyMemo」と話しかけるとアプリが反応します。続けて Issue タイトルになる内容を話すと、音声認識して GitLab に Issue を投稿します。
変化前後の比較
HeyMemo を作る前は、1 日数個から多くて 10 個程度のメモでした。メモしない日もありました。
HeyMemo を作ってからの 4 週間では、メモしない日が 1 日もなく、1 日 10〜30 個のペースでメモできています。
課題
Issue が溜まりすぎている
メモ数が増えた副作用として、Inbox の Issue が急増しました。4 週間前は 300 個程度だったのが、今では 500 個に達しています(ビジネスアイデア系は別列に分類済み)。
整理の習慣を見直す必要があります。ただし、急ぎのものが埋もれているわけではないので、落ち着いて少しずつ改善していく予定です。
メモのフォーマットが崩れた
キーボード入力のときは「〇〇をする、〇〇のため」という形式で書けていましたが、音声認識の制限時間(15 秒)があるため、考えをまとめる前に話さなければならず、フォーマットを守れていません。
音声認識の精度
ブラウザの音声認識 API を使っているため精度が十分でなく、「イシュー」が同音の「異臭」のように別の漢字に変換されることがあります。現状は手動で修正しています。
今後の展望
誤字・誤認識については、Claude API を活用して改善できそうです。直近の Issue タイトルやラベル一覧を読み込ませてリポジトリの文脈を把握させれば、Issue タイトルの修正が可能になると考えています。


