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WinPCにて外付けHDD/SSDにUbuntu20.04をインストール

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目次

なぜ外付けHDDにUbuntu?

  • WindowsとMacはあるが、やはり開発だとLinuxが欲しい
  • ただ、LinuxオンリーのPCは作りたくない(開発以外使わないから)
  • 仮想環境、もしくは同一HDDでのデュアルブートだと、使いにくい場面が多いので避けたい
  • よって、外付けHDDからUbuntuを起動したい

気をつけたいこと

  • 何も知らないままUbuntuのインストールを進めると、Turn off RTSで絶対につまづく
    • Turn off RTSを回避するために、勝手にAHCM設定にすると、Windowsごと吹っ飛ぶ
  • ブートローダーがWindows側のEFIにインストールされてしまうバグを回避することが重要
    • Ubuntu側のEFIにインストールしないと、初期にインストールに使用したWindowsPC以外のPCで、外付けUbuntuが起動しなくなる

用意するもの(ハード関連)

  1. WindowsOSの入ったPC
  2. USBハブ(最低でも2口あるもの)
  3. USBフラッシュメモリ(16GB)
  4. 外付けHDD(500GB)
  5. 外付けHDDとPCを接続するためのケーブル(外付けHDDに対応するもの)

環境

WindowsPC Inspiron 5391
デバイス名 DESKTOP-CL735HE
プロセッサ Intel(R) Core(TM) i7-10510U CPU @ 1.80Ghz 2.30
実装RAM 8.00 GB
システム 64-bit OS、x64 ベース プロセッサ
Windows OSの仕様
エディション Windows 10 Pro
バージョン 20H2
エクスペリエンス Windows Feature Experience Pack 120.2212.3530.0

手順概要

  1. Ubuntuインストールメディア作成
  2. BIOS設定変更
  3. 外付けHDDにUbuntuをインストール
  4. 各種調整

手順

Ubuntuインストールメディア作成

  1. http://releases.ubuntu.com/20.04/にアクセスし、64-bit PC (AMD64) desktop imageをダウンロード
    1. 実施現在はubuntu-20.04.3-desktop-amd64.isoだったが、バージョンにより色々な作業が異なる可能性があるので注意されたし
  2. https://rufus.ie/にアクセスし、ダウンロードしたexeファイルを実行
  3. デバイスは用意したUSBを選択
  4. ブートの種類に、ダウンロードしたisoファイルを選択
  5. スタートを押す
  6. 「ダウンロードが必要です」ポップアップにはい
  7. 「ハイブリッドISOイメージの検出」ポップアップにて
    1. ISOイメージモードで書き込む(推奨)にチェック
    2. OK
  8. USBフラッシュメモリのデータ消去を問われるので、OK
  9. 「状態」欄のゲージがMAXになり「準備完了」が表示されたら、閉じる
  10. インストールメディアと外付けHDDをPCに接続

BIOS設定変更

  1. 管理者権限でcmdを開き、以下を実行

     bcdedit /set safeboot minimal
    
  2. PCを再起動、BIOS設定に移動

  3. SATA operationにて、RAIDやIDEに設定されている場合はAHCIに変更

  4. PCを再起動すると、Windowsがセーフモードで起動するので、管理者権限でcmdを開き、以下を実行

     bcdedit /deletevalue safeboot
    
  5. PCを再起動、BIOS設定に移動

  6. Boot optionsにて、読み込み優先順位を以下のように設定

    1. インストールメディア(USBフラッシュメモリ)
    2. インストール先のHDD(外付けHDD)
    3. Windows Boot Manager
  7. PCを再起動し、インストールメディアを起動

外付けHDDにUbuntuをインストール

  1. PC起動でBIOS設定に移る
    1. Boot Optionにて、作成したインストールメディアを最優先して読み込むように、起動順番を変更
    2. BIOS設定を出て、インストールメディア起動
  2. 勝手にインストーラーが起動するので、×ボタンでインストーラー終了
  3. アプリケーションを起動しdisksと入力するとDisksが選択できるので、これを起動
    1. インストール予定の外付けHDDのマウントポジションを確認(メモ)しておく
    2. 今回は/dev/sdaとして話を進める
  4. Install Ubuntu 20.04 LTSを起動しUbuntuをインストール
    1. 日本語を選択して続ける

    2. JapaneseJapaneseを選択し続ける

    3. 使用可能なインターネットを選択して続ける

    4. 通常のインストールUbuntuのインストール中にアップデートをダウンロードするグラフィックとWi-Fi〜にチェックを入れ続ける

    5. それ以外を選択して続ける

      1. ここでそれ以外じゃ無いものを選択すると、Windowsが入っている方のHDDにUbuntuをインストールして、元々のWindowsのデータが吹っ飛ぶので注意
    6. インストールの種類画面にて、インストール先の/dev/sdaを右クリックし、「このデバイスに新しいからのパーティションテーブルを作成しますか?」と問われるので続ける

    7. 作成した空き領域をクリック後、「+」ボタンを押し、以下のようにパーティションを作成

      1. サイズ:512 MB
      2. 新しいパーティションのタイプ:基本パーティション
      3. 新しいパーティションの場所:この領域の始点
      4. 利用方法:EFIシステムパーティション
    8. OK後、/dev/sda1以下にefiタイプでパーティションが作成されたことを確認

    9. 空き領域で「+」ボタンを押し、以下のようにパーティションを作成

      1. サイズ:8000 MB
      2. 新しいパーティションのタイプ:基本パーティション
      3. 新しいパーティションの場所:この領域の始点
      4. 利用方法:スワップ領域
    10. OK後、/dev/sda2以下にswapタイプでパーティションが作成されたことを確認

    11. 空き領域で「+」ボタンを押し、以下のようにパーティションを作成

      1. サイズ:残りのサイズ全て選択
      2. 新しいパーティションのタイプ:基本パーティション
      3. 新しいパーティションの場所:この領域の始点
      4. 利用方法:ext4 ジャーナリングファイルシステム
      5. マウントポイント:/
    12. インストール

    13. 「ディスクに変更を書き込みますか?」と問われるので続ける

    14. タイムゾーンをTokyoに設定後、アカウント情報を入力して続ける

  5. インストール中に以下を確認
    1. アプリケーションからsettingを起動し、Powerの項目から、以下の項目を設定(自動シャットダウン防止)
      1. Dim Screen When Inactive:Off
      2. Blank Screen:Never
      3. Automatic Suspend:Off
      4. Power Button Action:Nothing
    2. アプリケーションからDisksを起動し、/dev/sda1がマウントされているか確認
  6. インストールが終了したら、シャットダウン後、インストールメディアを抜いておく
  7. インストールした外付けHDD(以下、UbuntuHDD)を起動
  8. 起動したら、Ctrl+Alt+Tでターミナル起動
    1. ホームディレクトリを英語表記にするために、以下を実行

      1. $ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

      2. 「Dont's ask me this again」にチェックを入れ「Update Names」を選択
    2. CapsLockとCtrlの入れ替えのため、以下を実行

            $ gsettings set org.gnome.desktop.input-sources xkb-options "['ctrl:nocaps']"
      
    3. Chromeをインストールするために、以下を実行

            $ wget https://dl.google.com/linux/direct/google-chrome-stable_current_amd64.deb
            $ sudo dpkg -i google-chrome-stable_current_amd64.deb     
            $ rm google-chrome-stable_current_amd64.deb
      
    4. Vimをインストールするために、以下を実行

            $ sudo apt install vim`
      
    5. 日本語入力をインストールするために、以下を実行

      1. アプリケーションから言語サポートを起動
      2. インストールをクリック
    6. パッケージの更新をするために、以下を実行

            $ sudo apt update
            $ sudo apt upgrade
      

各種調整

  1. /dev/sda1がマウントされていない場合、以下を実行(マウントされている場合は以下は無視して良い)
    1. ターミナルにて、以下を実行

           $ sudo add-apt-repository ppa:yannubuntu/boot-repair && sudo apt update  
           $ sudo apt install -y boot-repair && (boot-repair &)
      
    2. 「おすすめの修復」を選択

    3. 以降出てくるポップアップは全てOK

    4. Windowsを起動し、管理者権限でcmd起動

    5. 以下を実行

            $ cd c:\
            $ bcdedit /enum firmware
      
    6. 以下のように表示されるのでidentifierの右側の文字列をコピー

            identifier  {d626dc8a-3f6d-11ea-ab4f-806e6f6e6963}
            device
            partition=\Device\HarddiskVolume1
            path                    \EFI\UBUNTU\SHIMX64.EFI
            description             ubuntu
      
    7. 上記の例で、以下を実行

            $ bcdedit /delete {d626dc8a-3f6d-11ea-ab4f-806e6f6e6963}
      
    8. 以下を実行

            $ diskpart
            $ list disk
      
    9. WindowsHDDと思われるdiskを選択(ここではdisk 0とする)

            $ sel disk 0  
            $ list vol
      
    10. Info欄がシステムとなっているvolを選択(ここではvol 2とする)

           $ sel vol 2
           $ assign letter=Z
           $ exit
      
    11. 以下を実行

          $ cd /d Z:
          $ dir
          $ cd EFI
          $ EFI>dir
          $ rmdir /S ubuntu
      
  2. cmdを終了し、PCをシャットダウン

参考URL

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