#はじめに
私は2019秋季基本情報技術者試験を受けました。その勉強を通じて、”ゲーム作成に役立つか”という観点で、ゲーム作成・プログラミング初学者が感想を話したいと思います。
”基本情報技術者試験はゲーム作成に役立つか”
に対する端的な結論だけ先に書いておきます。
”人による”
です。そりゃそうだろって感じですが。
#基本情報技術者試験とは
まず簡単に基本情報技術者試験がどのような内容かを簡単に説明します。
以下が問われる分野の一部です。
基礎理論:2進数の話、論理式など
ソフトウェア・ハードウェア:命令や記憶の方法など
プログラム:アルゴリズムや言語など
セキュリティ:攻撃方法とその対策など
ネットワーク:他のパソコンと接続する方法など
データベース:データの扱い方やSQL文など
ITマネジメント・ストラテジ:プロジェクトの進め方、業務の管理など
テストは午前のテストと午後のテストに分かれており、それぞれで6割以上正答すると合格です。午前のテストでは主に知識が、午後のテストではそれを運用できる力が求められているといった感じです。これについては問題を実際に見てみるとわかりやすいと思います。
詳しく知りたい方はこんな記事を読まないでリンクに行ってください。
- 独学で基本情報者試験に合格しました(簡潔です)
- 情報処理技術者試験の試験要項(文句なしに具体的)
- 基本情報試験ドットコム(テスト受けるなら見た方がいいと思います)
#結論
実際に勉強をしてみて、私は基本情報技術者試験が役立つかどうかは”人による”だと感じました。というのも、知識なので持っていて損なことでは全くないですが、もっと優先してやるべきことがある人は多くいると思うからです。
- より面白いゲームを作りたい人
- 一人でゲームを作っている人
にはオススメできないかなと感じました。
**ゲームを作る際にこの試験が特に役立つのは、ゲームを実際に楽しむ人から見えない部分だと思います。**私は特にチームでのゲーム開発時の効率アップに役に立つと思いました。例えばチームで開発する時に基本的な知識は共通認識としてある方が良いですし、データやイメージなどの情報を効率良く整理しておく際にこの試験での知識が役に立つと思います。
逆に、ゲームを実際に楽しむ人から見える部分をより良くしようと考えるなら、ゲームの作成、アウトプット、改善を繰り返すしかないような気がするので、この部分を極めたい人にはこの試験は効果が低いのではないかと思いました。
#最後に
これらは全て主観的な意見です。
基本情報試験は応用の範囲が広いと感じましたので、繰り返しにはなりますが、勉強して損はないと思います。