はじめに
この投稿は AI-102: Microsoft Azure AI エンジニア の学習をした内容のメモです。
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Azure AI Translator
Azure AI Translator を利用すると、PDF ドキュメントなどを翻訳することができます。多数の言語に対応しています。
Azure AI Translator サービスを実際に Azure Language Studio から利用してみます。
※ 新しい Azure AI Foundry からも同様に利用できます。
ストレージアカウントの作成
翻訳を行うドキュメントをアップロードするストレージアカウントとコンテナを作成します。
Azre AI Translator リソースの作成
Azure AI Translator を利用するためには、Azure AI Translator リソースを作成する必要があります。
Azure Language Studio へアクセスすると、以下のダイアログが表示されます。[Resource Type] として [Translator] を選択し、使用するAzure AI Translator リソースを選択します。まだリソースの作成を行っていない場合は、下のリンクから Azure Portal を開き、リソースの作成を行います。
Azure RBAC ロールの割り当て
Translator リソースへの割り当て
Translator リソースが 翻訳対象のドキュメントを配置した Blob ストレージへアクセスできるように、Translator リソースに RBAC ロールを割り当てます。
ユーザーへの割り当て
また、Language Studio へサインインするユーザーに対しても同様にストレージへのアクセスを許可する RBAC ロールを割り当てます。
Language Studio から Azure AI Translator を利用
Azure Language Studio から、作成した Translator リソースを指定します。
[Translate text] - [Documant translation] を選択します。
翻訳するドキュメントを配置したストレージアカウントを指定します。
翻訳する言語を指定します。最大で 10 の言語を指定して同時に翻訳することができます。
次に、翻訳するドキュメントをアップロードします。今回は以下で公開されている日本語 PDF ファイルを利用させていただきました。
https://hiroba.jitco.or.jp/info/sample_ja/?doing_wp_cron=1736154388.6466650962829589843750
翻訳後のファイルの出力先を指定します。
[Start translation job] をクリックすると、ドキュメントの翻訳が開始されます。
処理が完了すると、[Status] が [Succeeded] になり、言語ごとに翻訳結果をダウンロードすることができます。
その他の機能
不適切な表現のフィルター
翻訳対象のドキュメントに不適切な表現が含まれていた場合に、削除やアスタリスクへの置き換えを行うことができます。
Custom Translator
ユーザーが独自のモデルを作成し、精度の高い翻訳を行うことができます。
音声間翻訳
音声を複数の言語に同時に翻訳することができます。
Translator API
REST API を利用してテキストを翻訳する際に利用します。
Ocp-Apim-Subscription-key ヘッダ
REST API Ocp-Apim-Subscription-Key ヘッダーに Translator リソースのアクセスキーを指定します。
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