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Google Workspace 2026年7月アップデート、GeminiがDocs、Slides、Vidsに追加した新機能まとめ

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Last updated at Posted at 2026-08-15

はじめに

Google Workspace は2026年7月30日、公式ブログで「July 2026 Workspace update」としてまとめてアップデートを発表しました。Docs、Slides、Vids という主要な作成系アプリすべてに Gemini の新機能が入ったほか、Meet の車載連携や管理者向けのデータレジデンシー拡張も含まれています。

この記事では、公式ブログおよび Google Workspace Updates の個別記事をもとに、各機能の内容とロールアウト時期、対象エディションを整理します。


Slides でプロンプトからネイティブな編集可能プレゼンを生成

Google Slides に、プレゼンテーション全体をプロンプトから生成する機能が追加されました。作りたい資料の内容を説明し、必要に応じて既存のデックを参照させると、ブランドの書式やスタイルに合わせた完全に編集可能なスライドが数分で生成されます。

生成プロセスは4段階で進みます。プロンプトを入力し、Google ドキュメントやスプレッドシート、PDF、過去のデックなどの手元のコンテンツを根拠にさせ、ブランドの書式に合わせ、Gemini からの確認質問を通じて計画を練り直す、という流れです。

  • ロールアウト開始:2026年6月29日(Rapid Release / Scheduled Release とも同日、最大15日間の段階的展開)
  • 対象エディション:Business Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Google AI Pro/Ultra(個人向け)、Google AI Pro for Education、AI Expanded Access アドオン
  • 提供言語:ローンチ時点では英語のみ

7月30日の Feature Drop 発表では、8月1日まで複数スライド生成の利用上限を引き上げるプロモーションも案内されていました。


Docs で画像や図表をプロンプトから直接生成・編集

Google ドキュメント内で、画像、図表、インフォグラフィックを自然言語のプロンプトから作成・編集できるようになりました。文章を書きながら、その場で説明用のビジュアルを差し込めます。

  • ロールアウト開始:2026年7月28日(Rapid Release / Scheduled Release とも、最大15日間)
  • 対象エディション:Business Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Education Plus、Google AI Pro/Ultra(個人向け)、Education Add-ons(AI Pro for Education、Teaching and Learning)
  • 前提条件:管理者側で Gemini for Workspace in Drive が有効であること、利用者側で Workspace のスマート機能が有効であること
  • 対応環境:Web版のみ

Docs のコメントスレッドを Gemini が要約・提案

コメントによるやり取りを Gemini が支援する機能も追加されました。長くなったコメントスレッドの要約や論点の抽出、未解決の指摘の洗い出しに加えて、コメントの下書き作成や、指摘内容を反映した編集提案をワンクリックで反映できるようになります。

  • ロールアウト開始:2026年7月28日(Rapid Release / Scheduled Release とも、最大15日間)
  • 対象エディション:Business Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Education Plus、Google AI Pro/Ultra(個人向け)、Education Add-ons(AI Pro for Education、Teaching and Learning)、AI Expanded Access
  • 前提条件:ビジュアル生成機能と同様、Gemini for Workspace in Drive とスマート機能の有効化が必要

Docs の Gemini 対応言語が8言語から19言語に拡大

Gemini in Google Docs が対応する言語が、英語、スペイン語、ポルトガル語、日本語、フランス語、韓国語、ドイツ語、イタリア語の既存8言語に加えて、中国語、オランダ語、マレー語、ヘブライ語、ポーランド語、トルコ語、チェコ語、インドネシア語、スウェーデン語、デンマーク語、ノルウェー語の11言語を新たにサポートし、合計19言語になりました。

  • ロールアウト開始:Rapid Release は2026年7月15日、Scheduled Release は2026年8月1日(いずれも最大15日間)
  • 対象エディション:Business Standard/Plus、Enterprise Standard/Plus、Education Plus、Google AI Pro/Ultra、各種アドオンライセンス

Vids で自分のアバターを使った動画を作成

Gemini Omni を使い、自分自身の見た目を反映した個人アバターで動画を作れる機能が追加されました。安全な本人確認プロセスで容姿をキャプチャした上で、Vids のアバター選択画面から自分のアバターとして呼び出せます。管理はすべて Google アカウントから行います。

  • ロールアウト開始:Rapid Release は2026年7月16日、Scheduled Release は2026年8月5日(いずれも最大15日間)
  • 対象エディション:Business Starter/Standard/Plus、各 Enterprise エディション、Education Plus、Google AI Pro/Ultra、Enterprise Essentials 関連エディション、非営利団体向けエディション、AI Expanded Access
  • 利用制限:18歳以上のみ、ローンチ時点では英語のみ対応。欧州経済領域、スイス、英国では利用できません

Vids の Gemini Omni Flash で既存動画をプロンプト編集

スマートフォンで撮影した動画から AI 生成のクリップまで、あらゆる動画素材を文章の指示だけで編集できる機能です。色調補正、アニメ風への画風変更、背景に入り込んだ雑音の元となる映像の除去といった編集を、テキストプロンプト一つで行えます。

  • ロールアウト開始:Rapid Release は2026年7月16日、Scheduled Release は2026年8月5日(いずれも最大15日間)
  • 利用制限:AI以外で撮影した動画の編集は、ローンチ時点で欧州経済領域、スイス、英国、米国テキサス州、米国イリノイ州では利用できません

個人アバター機能と同じタイミングでのロールアウトですが、案内されている地域制限の範囲は少し異なります。


Meet が Android Auto に対応

Google Meet が Android Auto に対応し、車内から直近の予定確認とハンズフリーでの音声参加がワンタップでできるようになりました。履歴タブから直接音声発信・着信もでき、画面を見ずに相手に電話をかけられます。すでに提供されている Apple CarPlay 対応に続く形での展開です。

  • 発表・展開時期:2026年6月18日に Google Workspace Updates で案内、Rapid Release では即日提供開始、Scheduled Release でも6月26日までに提供

Gemini appのデータレジデンシー管理が拡大

Workspace 管理者がデータの処理・保管場所(EU または US)を組織単位(OU)まで細かく設定できるデータレジデンシー管理の対象に、Gemini app 自体のデータが追加されました。これまで Gmail、カレンダー、Drive、Docs、Sheets、Slides、Drawings、Sites、Chat、Meet、Workspace 内の Gemini のデータが対象でしたが、Gemini app 単体の利用データもこの管理下に入ります。

  • 展開時期:2026年6月から

Gemini Alpha が Gemini Beta に名称変更

早期アクセス機能を試せるプログラムの名称が「Gemini Alpha」から「Gemini Beta」に変更されました。公式ブログでは、この新しい名称のほうが、このステージに入ってくる機能の規模と品質をより正確に反映しているためとしています。

  • ロールアウト開始:2026年7月22日(Rapid Release / Scheduled Release とも、最大15日間)
  • 実質的な変更点:管理コンソールとヘルプセンターの表記が数週間かけて「Gemini Beta」に置き換わるのみ。既存の管理者設定、エンドユーザー向けの設定項目、データの取り扱い、料金に変更はありません

まとめと対象エディション早見表

2026年7月の Feature Drop は、Docs、Slides、Vids という主要な作成系アプリすべてに Gemini の生成機能が広がった回でした。特に Slides のプレゼン全体生成と Vids の個人アバターは、これまで手作業が中心だった資料作成・動画制作のワークフローを大きく変える可能性がある機能です。

機能 対象アプリ ロールアウト開始(Rapid) 主な対象エディション
プレゼン生成 Slides 2026-06-29 Business/Enterprise Standard/Plus、AI Pro/Ultra
ビジュアル生成 Docs 2026-07-28 Business/Enterprise Standard/Plus、Education Plus、AI Pro/Ultra
コメント支援 Docs 2026-07-28 Business/Enterprise Standard/Plus、Education Plus、AI Pro/Ultra
対応言語拡大 Docs 2026-07-15 Business/Enterprise Standard/Plus、Education Plus、AI Pro/Ultra
個人アバター Vids 2026-07-16 Business/Enterprise 各種、Education Plus、AI Pro/Ultra
プロンプト動画編集 Vids 2026-07-16 Vidsが使えるエディション全般
Android Auto対応 Meet 2026-06-18 全エディション
データレジデンシー拡大 Gemini app 2026年6月〜 管理者向け設定
Alpha→Beta名称変更 管理コンソール全般 2026-07-22 全エディション

いずれも段階的ロールアウト中の機能のため、自分の組織でいつ使えるようになるかは Admin Console やヘルプセンターの記載、あるいは実際の画面で確認するのが確実です。対象エディションや地域制限も今後変わる可能性があるため、導入を検討する際は必ず公式情報で最新状況を確認してください。

参考

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