はじめに
こんにちは、RUNTEQ69期生のあさのです。
RUNTEQ Advent Calendar 2025『みんなにおすすめしたい〇〇tips』に参加しています!
今日のテーマは「就活準備に使えるAIプロンプト」です。
- 対象読者:
- 就職/転職活動を控えているエンジニア(志望者)の方
- 自己分析をどう行えばいいのかわからない、行き詰まりを感じている方
- 自分の経歴や実績についてある程度は整理したけれど、内容に自信がない方
などと偉そうに構えていますが、私はエンジニア志望者であり、まだ転職を成功させているわけではありません。
あくまで参考程度に活用していただければ幸いです。
生成AIを就活で活用する
就活に生成AIを利用するとなると、真っ先に浮かぶのが「書類の中身を書いてもらう」という使い方ではないでしょうか。
AIが普及し、志望動機やエントリーシートを手早く出力できるようになったため、書類選考の廃止を行う企業も出てきたことが話題にもなりました。
私は「応募書類に記入する文章を出力してもらう」という生成AIの利用の仕方はしていません。
書類を記入するため、あるいは面接に臨むための前段階の作業を手伝ってもらっています。
自分のストーリーに評価をもらい、整理してもらう
就職活動では「いかに自分の経歴や実績を『今後やりたいこと』と結びつけ、説得力をもってアピールできるか?」が重要だと思います。
(私はキャリアや採用については素人ですので、あくまで想像ですが……)
けれど、自分で捻り出した言葉だと「説得力があるかどうか」の判断が難しいです。
自分の中では筋が通っているし、矛盾のないストーリーとして成り立っていると思いやすいためです。
「他の誰かが読んで/聞いても説得力のある、魅力的なストーリーを提示する文章や言葉」にするため、自己分析に対する客観的な評価と構成整理をAIにしてもらいます。
AIに手伝ってもらうこと
客観的な評価と構成整理と言いましたが、具体的にはどういうことでしょうか。
就活でのアピールに向けた自己分析の整理
AIには、こちらの情報を渡して「客観的に見て説得力のある、魅力的なストーリー」の作成を手伝ってもらいます。
ポイントはAIのフィードバックを受けながら「転職理由」や「エンジニアを目指す理由」、「自分の強み」などの各項目について、まとまった文章ではなく中身の構成を整理してもらうという点です。
“内容”ではなく“構成”にこだわる
これは私の実感なのですが、生成AIは油断すると(=プロンプトで出力の条件を定めないと)すぐにそこそこの分量のまとまった文章で答えを出力することが多いと思います。
今回は「自分のストーリーやビジョンを客観的に評価してもらい、構成の整理を依頼すること」が目的です。
書くための文章や話すための台本を用意してもらうのではなく、あくまで自分をより良くアピールするため、企業側に提示するストーリーのブラッシュアップがねらいなのです。
そのため、伝え方よりも骨組みが重要であり、AIにもそこに注目してもらう必要があります。
プロンプトを書くコツ
プロンプトとは、生成AIに指示・命令するためのテキストのことです。
生成AIによる回答や出力の質は、プロンプトの質が決めるといわれます。
プロンプトのクォリティを上げるには、いくつかのコツが必要です。
- 明確で具体的な指示を出す
- できる限り詳細に前提を共有する
- 出力の方法やフォーマットを指定する
プロンプトの書き方
さて、上記のコツを踏まえて、具体的にどういうプロンプトで自分のストーリーに評価をもらい、整理してもらう必要があるでしょうか?
1. 役割を明確にする
まずは、AIにどのような振る舞いを期待するのかを明確にします。
あなたはITエンジニアに特化したキャリアコンサルタントです。
未経験からの就職/転職を目指している○○(※年齢:20代後半など)の人物(私)に、提案や助言をお願いします。
ITエンジニアに特化したキャリアコンサルタントという役割(ロール)を与えることで、就職/転職市場でも有用な出力になるようにします。
2. 前提を共有する
なぜAIに協力してほしいのか、その理由を述べます。
## 前提
現在、私は就職活動を控えています。
就職/転職に向けて、自分の言葉で自分について話せるあるいは書けるようになりたいです。
そのために、自身のストーリーやビジョンなどを明確にする必要があります。
3. 現状を詳細に伝える
自分の現状を、どのような過去からそこに至っているのかを含めて伝えましょう。
## 現状
- (新卒以降の職歴、または学生時代に取り組んだこと)
- (これまでの転職理由 ※しているのなら)
- (なぜこれからエンジニアになりたいのか、理由やきっかけ)
- (これまで、そして現在どのような技術を学習しているのか)
- (どのようなエンジニアになりたいのか)
- (どんな働き方がしたいのか)
- (どういったキャリアを積みたいと考えているのか)
- (志望する/したい企業の条件やイメージ)
- (好きな業務、得意なこと、強み)
- (嫌いな業務、苦手なこと、弱み)
- etc...
できる限り詳細に書くことで、事実に基づいた強力な説得力のあるストーリーが出来上がることを期待できます。
4. AIへ要望を伝える
出力してほしい内容を具体的に指定します。
## 要望
就職活動において胸を張って言うことができる「就職/転職理由」や「自己PR」にするため、質問や深掘りを繰り返してください。
1. 「現状」を読み、あなたが疑問に感じた点について、なぜという問いを繰り返してください
2. キャリアコンサルタントとして、筋の通った理屈かつ評価できるストーリーになっていると思った場合、その旨を伝えてください
3. 逆に、ストーリーや理屈、構成に弱さや改善すべき点があると思った場合、その理由とともに指摘をお願いします
4. 最終的には、就職/転職理由や自己PRなどを ** まとまった文章として出力せず ** 、各項目の中身の構成を番号付きリストの形式でまとめてください
- 「現状」への問い
- こちらの説明不足があるかもしれないので、疑問に感じた点について聞いてもらうようにします
- ストーリーへのプラス評価
- 現在、自身が提示できるストーリーの一貫性や説得力についてプラスの評価してもらいます
- ストーリーへのマイナス評価
- 自身のストーリーへのマイナス評価もきちんとフィードバックされるようにお願いします
- 最終的な出力の形
- 最終的にどのようなアウトプットを期待するか、条件を出しています
このプロンプトを投げてみたら
上記の1.~4.までの内容をまとめ、ひとつのプロンプトとして生成AIに読み取らせます。
私はこれに似たようなプロンプトをChatGPTとGeminiに投げてみましたが、どちらも「深掘りするための質問」をいくつか返してくれました。
AIからの質問にひとつずつ回答していくと、AIは逐一こちらの答えに対するフィードバック(評価)をしてくれながら、さらなる深掘りのための質問を投げかけてくれます。
最終的には、指定した通りに「まとまった文章ではなく、トピックごとの構成を番号付きリストの形式で出力」してくれるでしょう。
まとめ
以上、私が書類作成や面接に臨むにあたって利用した、プロンプトについての説明でした。
このプロンプトでAIが出力してくれた内容を、応募書類や面接に落とし込むためには書き言葉/話し言葉として整形する必要がありますので、ご注意ください。
ごあいさつ
この記事が、就職活動をしているどなたかのお役に立ちましたら幸いです。
転職、お互いに頑張りましょう!
お読みいただきありがとうございました✨