【今回の内容】
Sambaを導入する
実施日:2022/05/04~05/07
0.Sambaとは何か。
・LinuxをWindowsネットワーク上に参加させることが出来る。
1.目的
・Sambaを導入して、LinuxとWindows間でファイル共有をしたい。
2.確認事項
・OpenLDAPやFreeIPAを事前に導入する必要があるか。
⇒不要
・テスト環境で構築するため、Docker上で構築し問題なく動作するか検証する。
⇒Docker上で動作可能。Dockerイメージがいくつか用意されている。
今回はDocker上にSambaを導入ではなく、サーバー上に導入
3.導入
・Ubuntu上にWindowsからアクセスできる共有スペースを作成する。
・アクセスするのは私個人だけなので、パーミッションを変更.
mkdir /home/ユーザ名/sharetest
chmod 700 sharetest
・パッケージ一覧とパッケージ更新
sudo apt update
sudo apt upgrade
・Sambaの導入
sudo apt install samba
4.設定
・Sambaユーザーを追加する。
・sudoを付けないと追加は失敗します。
sudo pdbedit -a -u ユーザー名
・/etc/samba/smb.confの設定変更/追加
・最下段の行に下記を追加
[share]
comment = share
browseable = yes
writable = yes
path = /home/ユーザー名/sharetest
allow hosts = 127. 192.168.1.xxx
上記設定後に\\192.168.1.xxxをクライアントPCでnet viewコマンドで確認しても
ネットワークパスが見つかりません。エラーコード51と表示され、アクセスが出来ませんでした。
pingで疎通確認すると、疎通確認は出来るのでネットワークに接続はされています。
ssh接続でsambaを設定しているので、ファイアーウォールで制限が掛かっていると考え、
ファイアーウォールの許可制限を実施しました。
sudo ufw allow samba
再度、net viewコマンドを実施
共有名などが表示され、コマンドが正常に終了しましたと表示されました。
クライアントPCからもアクセスできることを確認し、サーバー側で作成したテスト用ファイルも
表示されました。
5.セキュリティ
shareへのアクセス制限を設定するため、4.で設定した[share]の中に
allow hostsの項目を追加しました。
この箇所にアクセス出来る端末のIPアドレスを記入することによって、
記入した端末以外からのアクセスを拒否できます。
参考にさせて頂いたサイト様
今回はここまで。