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【AWS】ストレージまとめ(インスタンスストア、EBS、S3、EFS)

Last updated at Posted at 2022-09-22

はじめに

AWSについて調べていた際にストレージにさまざまな種類があることは理解したが、
それぞれの特徴やメリデメが混同しがちであったためまとめてみた。

ストレージ各種概要

EBS、S3、EFSはそれぞれ以下の言葉の略
EBS : Elastic Block Store
S3 : Sinple Storage Service
EFS: Elastic File System

それぞれの大まかな仕様と比較は以下の通り

インスタンスストア EBS S3 EFS
ストレージ種類 ブロック ブロック オブジェクト ファイル
ストレージ最大サイズ 60TB※1 16TB 制限なし※2 制限なし※3
スピード 最も速い 速い 遅い 普通
料金 EC2に内包 普通 安い 最も高い

※1 インスタンスタイプによってサイズは異なる
※2 1ファイル5TBまで
※3 1ファイル47.9TBまで

インスタンスストア

EC2の一時的なデータ(バッファ、キャッシュ、スクラッチデータなど)を
保持するためのストレージ。
EC2インスタンスに物理的にアタッチされている。
このストレージに保存したデータはインスタンスの停止や終了などによって削除される。

メリット

・高スループット
・低レイテンシー
・料金はEC2インスタンスに含まれているため利用に別途料金が発生しない

デメリット

・データの長期保存は不可
・スナップショット取得もできない

EBS

EC2インスタンスにアタッチして使用するブロックレベルのストレージ
OSやアプリケーション、データの置き場所など様々な用途で使用される。
容量は1GB単位で指定でき、最大容量は16TB。

メリット

・データの長期保存が可能。
・EBS内のデータはAZ内で複数のHWにレプリケートされているため更なるRAID構成は不要
・Snapshotでバックアップ取得可能。

デメリット

・1つのEBSを複数のEC2インスタンスで共有することはできない。
・ネットワーク接続型ストレージのため帯域に注意が必要

S3

暗号化によるデータ保護が可能なオブジェクトストレージ
静的Webサイトをホスティングすることもできる。

メリット

・高い耐久性(99.999999999%)
・とにかく安い(1GBあたり月額3円)

デメリット

・EBSよりも読み書きが遅い

EFS

複数のEC2インスタンスからNFSを使って
ネットワーク経由でアクセスできるようになるファイルシステム

メリット

・フルマネージドであり管理が楽
・複数EC2でファイル共有を行う場合他ストレージを圧倒

デメリット

・CIFS/SMBはサポート対象外
・コストは高め

補足

〜AWSのブロックストレージ、オブジェクトストレージ、ファイルストレージの違い〜
・ブロックストレージ
 → データを単一または複数のディスクにブロックで格納される
 → インスタンスにローカルでアタッチされる。

・オブジェクトストレージ
 → データはフラットな空間にオブジェクトとして格納されキーで識別
 → GETとPUTでAPIにアクセスするストレージ

・ファイルストレージ
 → データはディレクトリ階層にファイルとして格納
 → ネットワーク越しにアクセスするストレージ

参考資料

詳しく知りたい場合は公式のサービス別資料を見るのがおすすめ
AWSサービス別資料

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