今回はアイデア道場を開催するにあたって、
事前にお伝えすることがあります。
実際のワークの流れについてはプレゼン道場#1 ~ワークの流れ~に記述してあります。合わせてご覧ください。
##1. 3ヶ月後のみんな
みなさんは3か月後にGSDC(最終発表会)をしている自分が想像できますか?
多くの皆さんにとって、自分で企画からプロダクト完成までを手がけ50人以上の前で成果物をプレゼンすることは、初めての経験になるのではないでしょうか。今はまだ着手していない状態だと思うので「本当にできるのかな...?」と不安になっている方もいらっしゃると思います。
私のプロダクトを例に簡単にお話しします。
私は若年層のお母さん向けの日記サイトを作成しました。これを作成した想いは、お母さんたちの日々蓄積されていくストレスをその日中に解消することはできないか、愚痴を吐くだけの掲示板ではなく明日につながるようにモヤモヤを解決できないかと考えたからです。工夫した点はその日の感情によって質問内容が変化すること、対話式なので会話しているようになれることと、日記の公開・非公開が選択することができる点です。
「単なる日記だと思ったら意外と考えてる?」と思ったかもしれませんが、
最初からこれほど企画が詰まっていた訳ではありません。
この時点では投稿機能とみんなの投稿を検索、手帳みたいにめくれる感じを出したい、というところまでしか考えられませんでした。
2ヶ月目。大学のゼミの活動やテストなどを言い訳に、あまりGeekに来ていなかった時期がありました。
そんな中で迎えたDemodayですが、中身ができてなかったためにプレゼンはウケ狙いで勝負しようと考えたのを覚えています笑
さて、最後の2週間はつめつめで、ずっとGeekにいました。最高滞在時間は35時間です。(計画的に進めましょう)
あまり進んでいなかったところから、最後までやり切れたのには3つの理由があったのではないかと考えます。
- メンターの誰よりもこのプロダクトの構想が自分の頭にあり、自分にしかできないものだから。
- このプロダクトは絶対お母さんたちにとって有益なものであると信じていたから。
- このサービスが好きになっていて、あれもしたいこれもしたいという気持ちがあったから。
これらの気持ちと勢いで乗り越えました。もちろん当時メンターの皆さんにたくさんお世話になりながら。
2. 良いプロダクトとは
さてこの3ヶ月でわかったことがります。が、
前提として、3ヶ月間何かにひたすら打ち込むということはとても凄いことです。
大抵の場合、最初飛ばしすぎて息切れするか、後から夏休みの課題のように追い込むかになってしまいます。(私は圧倒的後者です)
しかしどんな3ヶ月間であろうと最後まで完成させて、最終発表会に出ることがもっとも重要です。
そのために先ほども言いましたが、
3つのポイントによって「有終の美」を飾れるか飾れないいかが決まると私は考えています。
- 自分のプロダクトに一番詳しいのは自分か?
- 自分のプロダクトに自信はあるか?
- 自分のプロダクトが大好きか?
の3つだけです。
「そんなこと?技術的な話ではなく?」って思ったかもしれませんが、
私はこの3つに尽きるのではないかと考えます。
(⚠️あくまでGeekでの3ヶ月を充実させるためです。スキルはついてなんぼです!)
だからメンターは、あなたのプロダクトがどうあるべきか、を教えてくれる訳ではないし
自信のないプレゼンは、ハッキリ言って刺さらないし
あなたの熱が伝わってこないと、聞いてるほうもなんか冷めちゃいます。
でも詳しくなるのだって、
自信がつくのだって、
好きになっていくのだって
全て、徐々に、これからです。
だから、技術的な不安を抱く前に自分はこれから何を作っていきたいのか?
今はこれを考えるべきです!
それがきちんと考えられいて、徐々に詳しくなって、自信もついて、好きになっていった
プロダクトこそが自分にとって”良い”プロダクトになると考えます。
もちろん技術的なことも大事ですが、これこそ
自然とついてくるものなので安心してください!
##3. ”良い”プロダクトと出会うために
Geekには多くの学生が集まってますが、同じ価値観を持っている人はいません。
皆さんは「肌色」といわれたときにどの色をイメージしますか?ちなみに私は左から7番目くらいですかね。
(7番目)
だから「肌色は左から2番目では!!」といわれても
(2番目)
「ふーん。」という感じです。(ぶっちゃけどっちでもいいですが笑)
何が言いたいかというと
みんな同じ学生だけど、考えてること、想像してること、つまり「価値観」が違います。
なのでオリジナルサービスを作成する時のポイントは、
**「自分や他の人の価値観の違いを理解し、自分の価値観でしかできないオリジナルなものはなにか」**です。
この価値観は過去の経験や周囲からの影響でできてます。
考えたものが既存のサービスと似ていてもちろんOKです。(大勢の人からから支持されてるものを真似てみることは大事です)しかし、自分が何を大切にしたいのか、自分らしさを出すことは忘れないようにしましょう。
ただしここは注意が必要で、自分の価値観に合ってるかもしれないけど、HAPPYにしたい誰か(ユーザー)の価値観も意識し、照らし合わせる必要があります。作ってから「いらない」って言われたら悲しいです。
##4. とりあえずやってみよう!
アイデアを出すことは、1人や2人で考えると難しいだけであって、みんなでゲームみたいな感覚でやるとひょっこり出るものです。だからこのアイデア道場をやろう!と決めました。
当日はどんなことをするのか、どんな雰囲気なのか、プレゼン道場#1 ~ワークの流れ~へ続きます!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
【参考資料】
NTTdata「アイデアソンの基本と成功させるポイント」
http://www.nttdata.com/jp/ja/insights/trend_keyword/2015052801.html
中田敦彦「僕たちはどう伝えるか」
伊藤羊一「1分で話せ」