もくじ
1. はじめに
2. AZ-900とは?
3. 試験概要
4. 申し込み方法
5. 自身のスペックについて
6. 試験対策について
7. 試験当日について
8. 試験結果
9. おわりに
1. はじめに
みなさま初めまして、D2と申します。
今回、自身初のIT系の資格であるAZ-900に合格することができましたので、
どのように試験対策を行ったのか等について記載していこうと思います。
AZ-900の合格体験記の記事は多数あるため、
他の方の記事と併せて当記事も参考にしていただければ幸いです。
2. AZ-900とは?
AZ-900とは、マイクロソフト社が実施する認定資格試験の1つです。
本試験に合格すると、クラウドサービスの基礎知識と、
Microsoft Azureの基礎知識があることが認定されます。
クラウドベースのソリューションやサービスを使い始めた方や、Azure初心者向けの資格です。参考:Udemyメディア
本試験の学習を通じてAzureのみに限らずクラウドサービス全般の基礎知識を学ぶことができます。
また、Azureを利用する上で必要な最低限の知識やソリューションを身に着けることも可能です。
3. 試験概要
・試験時間 :45分
・問題数 :35~40問程度 (自分の場合は35問くらいだったと思います。)
・合格ライン:700点 / 1000点
・受験料 :13,750円 (税込み)
・試験場所 :自宅 (オンライン) or 各都市などの試験センター
・出題内容 :選択問題や正誤問題、空欄箇所を選択肢の中からマウスでドラッグして埋めるなど
4~5つほどの出題パターンがありました。
自分は自宅では集中して試験を受けられないのに加え、
他の方の記事を見るに自宅で受験する場合はカメラのセッティングルールなどが
細かく決まっているため、試験センターでの受験を選択しました。
4. 申し込み方法
AZ-900試験概要 内の "Pearson VUE でスケジュール" より試験予約ページへアクセスができます。
後述しますが、事前にMicrosoftが定期的に開催するVirtual Training Days の
"Microsoft Azure Virtual Training Day: Azureの基礎" を受講することで受験料が半額になるため、
必ず受講するようにしましょう。
(現在は受講することで受験料が無料になる特典は廃止になり、半額となったみたいです…)
5. 自身のスペックについて
ざっくりではございますが、私のプロフィールについてご紹介いたします。
同じような経歴の方も多いかと思われますので、そういった方の励みになればと思います。
▼ 学生時代
文系大学出身でした。
元々PCを弄ったりPCゲームをすることが好きだったため、
若干のITリテラシーはありましたが、どれも業務に活かせるレベルではありませんでした。
▼ 卒業後
派遣社員としてフィールドエンジニアのお仕事をしたり、
Microsoftのテックサポート業務をするなど転々としながら現在の会社に入社。
入社後は、客先派遣としてインフラの監視及び保守業務に現在まで従事しております。
業務ではAzureをはじめAWSなど複数のクラウドサービスを使うことはありますが、
1から構築をしたりなどの経験は皆無でございます。
そのため、クラウドに関する知識や経験も乏しい状態です。
自身の今後のキャリアや、現在クラウドサービスの需要が高まっているため、
流行に遅れないためにも最低限の知識は持っておこうということで今回受験を決めた次第でございます。
6. 試験対策について
▼ 学習時間
2023年08月24日より学習を始め、同月31日に受験しました。
約1週間ほどで合格できました。
しかし、他の方も書いているかと思われますが、学習時間はあくまでも目安程度に捉え、
自身の学習できる環境等を考え無理のないスケジュールを立てることが一番かと思います。
▼ 対策内容
まず最初に、自分が試験対策をする上で重要視していることは、
模擬問題などを解いたときに他の選択肢がなぜ不正解だったのかをしっかりと理解することです。
正解の選択肢だけ理解していても出題パターンが変わるなどすると対応ができなくなってしまうためです。
私は以下の3つの教材を使用して試験対策を行いました。
● Microsoft Learn
Microsoftより提供されている無料で受講ができる学習サイトです。
これに限らず、公式ドキュメントに勝るものはないと思っているため、
最初の学習の足掛かりとして利用させていただきました。
・Microsoft Azure の基礎: クラウドの概念について説明する
・Microsoft Azure の基礎: Azure のアーキテクチャとサービスについて説明する
・Microsoft Azure の基礎: Azure の管理とガバナンスについての説明参考:Microsoft Learn - 認定資格Microsoft Certified: Azure Fundamentals
上記のサイトをそれぞれ一通り学習し、Azureとはどういうサービスなのかについて理解を深めました。
しかし、Microsoftドキュメントに共通して言えることではありますが、
原文が英語であるため翻訳文が理解しづらい部分があったため、
次のステップとして以下の参考書を購入しました。
● 参考書を読み進め、対策問題をひたすら解く
合格対策Microsoft認定AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集
参考:Amazon.jp
この書籍の良いところは、最新の試験内容に準拠している点です。
また、解説内容も初学者向けにやさしく解説されており、要所要所で図解を取り入れているため
非常にテンポよく学習を進めることができました。
自分は上記の書籍を1日1章進め、章末問題および最後の模擬試験問題を
全問正解できるようになるまで毎日解いておりました。
ここでの学習が次のUdemy模擬試験問題でも活きていたかと思います。
● Udemyの試験対策問題集を解き、様々な出題パターンを把握する
書籍の対策問題を問題なく満点が取れるようになってきたら、Udemyの試験対策問題集を購入しました。
【6万人が受講】AZ-900 Microsoft Azure Fundamentals模擬試験問題集(7回分490問)
参考:Udemy
参考にさせていただいた方々がこちらの問題集を購入していたため、
自分も同じものを購入しました。
が、結論から言いますとこの問題集の購入は失敗だったかなぁと思っています。
(※ あくまでも個人の考えです。)
上記の問題集の中には、難易度が明らかに高い問題がそこそこ入っており、
また参考書に記載されていない用語もそこそこ出てきたりと自分からすると明らかに難しいものでした。
初見で問題を解くと6割強しか取れないことがざらにあるなど、
試験直前のモチベーションに大きく関わりかねない状況になりました。
恐らくですが、試験で満点を取りたい、試験に合格するだけではなくAzureについての知見をより深めたいといった方にはぴったりの問題集なのではないかなぁと感じました。
ただ、こちらの問題集は、各選択肢がなぜ不正解なのか?についても解説しているため、
そこは非常に良いポイントだったと思います。
問題に違和感を感じた自分は、試験の1日前ではありますが、次の問題集を購入しました。
最短で合格!Azure Fundamentals AZ-900 試験対策問題集
参考:Udemy
こちらの問題集は自分でも解きやすいものが多く、初見でも9割ほどの正答率を出すことができました。
個人的にはこの問題集を初学者の方にはオススメしたいと思っております。
試験前日はこの問題集をすべて解くことに専念しました。
7. 試験当日について
会場では顔写真入りの身分証明書、もしくは署名入りの身分証を2点が必要となりますので
忘れないようにお気を付けください。
自分は試験センターでの受験を選択したため、
試験開始時間の30分前に会場へ到着するよう自宅を出ました。
少し早すぎたかな?と思っておりましたが、逆にこれが功を奏しました。
試験会場はAZ-900以外の試験も行っているため、沢山の参加者で込み合います。
そのため、受付をして同意事項にサインをし、顔写真を撮り終えるころには試験開始時間ちょうどくらいになっておりました。
試験自体はPCを使用したCBT方式で実施されます。
試験ブース内には時計やハンカチなどを含めた一切の持ち込みが禁止されているため、すべてロッカーに預けましょう。
(※ 常備薬などが必要な方は事前に監督官に聞いてみることをオススメします。)
試験時間は45分でしたが、慎重に見直しを重ねた自分でも20分ほど余して退出したため、
かなり余裕を持って問題を解くことができるかと思います。
8. 試験結果
700点が合格点のところ、850点で合格することができました。
試験終了後にスコアレポートを印刷したものを受付で貰うことができ、
メールでもすぐに結果が届くためその場で合否がわかります。
9. おわりに
参考書とUdemyの対策問題をしっかりと解いていれば問題なくパスできるかと思いますので、
あまり身構えずに挑戦してみてください。
なにより、試験に合格したということで自信がついたのが自分の中では大きな要素だと思いました。
この成功体験を糧に、次はAZ-104に挑戦しようかと考えています。
参考になるかはわかりませんが、この記事が多くの方の目に留まっていただければ幸いです。
以上、長文乱文失礼しました。