TL;DR
AWSのGPUインスタンスでOmniverseを使うにはゲームドライバのインストールが必要でした。
手順はAWSにあるけど、Windows向けは英語しかないよ。
やりたかったこと
Omniverseを触ってみたかったのですが、GPU複数枚が刺さったマシンを買うのはお財布的に厳しい……
AWSのGPUインスタンスなら初期投資がなくてもお試しできる!と目論見を立てました。
実行環境
以下が一緒であれば再現すると思います。
- インスタンス: g4dn.xlarge
- GPU: Tesla T4
- OS: Windows Server 2022
エラー内容
Omniverse Launcher、Createのインストールは問題なく完了したので、Createを起動しようとするとスプラッシュ画面だけ出て反応しない。。。
実行ディレクトリをたどってomni.create.bat
を直接起動すると、以下のエラーが出ました。OmniverseからGPUが認識されていないようです。
OmniverseのGPUドライバ確認手順通りにみてみると、GPUドライバは問題なくインストールされているようでした。
やったこと
GPUインスタンスのドライバについて調べると、Install NVIDIA drivers on Windows instancesにある通り、ドライバが3種類ある模様。
OmniverseはRTXシリーズを推奨しているので、とりあえずゲームドライバをインストールしました。
手順
上記リンクを日本語でまとめました。読める人は直接見たほうがよいです。
-
AmazonS3ReadOnlyAccess
ポリシがアタッチされたIAMユーザを作る- コンソールアクセスできるようにすること
- credentialは発行しておくこと(すぐに使います)
- ドライバをインストールしたいインスタンスでPowershellを管理者権限で開き、以下をすべて実行
-
Access key ID
とSecret Access Key
はcredentialにあります
-
Set-AWSCredential -AccessKey <Access Key ID> -SecretKey <Secret Access Key>
$Bucket = "nvidia-gaming"
$KeyPrefix = "windows/latest"
$LocalPath = "$home\Desktop\NVIDIA"
$Objects = Get-S3Object -BucketName $Bucket -KeyPrefix $KeyPrefix -Region us-east-1
foreach ($Object in $Objects) {
$LocalFileName = $Object.Key
if ($LocalFileName -ne '' -and $Object.Size -ne 0) {
$LocalFilePath = Join-Path $LocalPath $LocalFileName
Copy-S3Object -BucketName $Bucket -Key $Object.Key -LocalFile $LocalFilePath -Region us-east-1
}
}
New-ItemProperty -Path "HKLM:\SOFTWARE\NVIDIA Corporation\Global" -Name "vGamingMarketplace" -PropertyType "DWord" -Value "2"
reg add "HKLM\SOFTWARE\NVIDIA Corporation\Global" /v vGamingMarketplace /t REG_DWORD /d
Invoke-WebRequest -Uri "https://nvidia-gaming.s3.amazonaws.com/GridSwCert-Archive/GridSwCertWindows_2021_10_2.cert" -OutFile "$Env:PUBLIC\Documents\GridSwCert.txt"
結果
GPUインスタンス上でOmniverse Createが動きました!
Refs
Linux向け: Linux インスタンスへの NVIDIA ドライバーのインストール