はじめに
前回までの記事でGCP上にCentOS7のVMが起動し、SSH接続が完了しました。
今回は、サーバの基本設定をしていきたいと思います。
※これらの設定項目は個人的な主観によるものですので、適用の際は内容を十分に検討してください。
更新履歴
- 2018.6.19 CentOS 7.5 向けに少し追記
前回までの記事はこちら
注意点
以下に示すコマンドは全てrootユーザで実行される事を想定しています。
rootユーザへのログインは以下のコマンドで行います。
sudo su -
初期設定
SELinuxの停止
色々と面倒なので、SELinuxを停止し、常時OFFを設定します。
かなり行儀が悪いですが、開発サーバなので勘弁してください。
setenforce 0
echo -e "SELINUX=disabled\nSELINUXTYPE=targeted" > /etc/selinux/config
OSの基本設定
パッケージの更新
OSにインストール済のソフトウェアパッケージを最新の状態に更新します。
yum clean all && yum -y update
タイムゾーンの設定
- デフォルトのタイムゾーンを日本に設定します
- ハードウェアクロックをローカル時刻に合わせます
timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
timedatectl status
echo "LOCAL" > /etc/adjtime
言語ロケールの設定
言語ロケールを日本に設定します。
echo 'LC_ALL="ja_JP.utf-8"' >> /etc/environment
echo 'LC_CTYPE="ja_JP.utf-8"' >> /etc/environment
localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8
localectl set-keymap jp106
localectl status
ファイルデスクリプタの上限解放
多くのファイルに同時アクセスする場合、ファイルデスクリプタが枯渇しないように拡張します。
echo -e "* soft nofile 65536\n* hard nofile 65536" >> /etc/security/limits.conf