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はじめに

どうも、そらです。
私は新卒2年目のデータインフラエンジニアです。

業務ではAzureやSnowflakeを触ることも多いですが、クラウドの基礎力を高める目的でAWS認定に挑戦し、約1年で12資格を取得しました。

大学院時代は自然言語処理、機械学習、情報検索、特許に関する研究をしており、PythonやJavaScriptでの開発経験もあります。

この記事では、これからAWS認定を複数取得したい方向けに、各資格の難易度、勉強時間の目安、おすすめの取得順、勉強や受験のコツをまとめます。

※難易度や勉強時間はあくまで私の体感です。AWS経験、業務経験、学習済みの分野によって大きく変わります。

この記事でわかること

  • AWS認定12資格の大まかな難易度
  • 各資格の勉強時間の目安
  • おすすめの取得順
  • 勉強や受験のコツ

前提:AWS認定の区分

AWS認定は、基礎、アソシエイト、プロフェッショナル、専門分野などの区分があります。AWS公式の試験ガイドでも、Foundational、Associate、Professional、Specialtyの各レベルが案内されています。

各資格の難易度・勉強時間・軽い感想

詳しい感想は後述しますが、私の体感を表にすると以下の通りです。
※勉強時間や難易度は私の体感です。AWS経験、業務経験、取得済みの資格によって大きく変わります。
※一部の資格は、現在のAWS認定体系と名称・位置づけが変わっている可能性があります。

資格名 難易度 勉強時間 一言コメント
CLF ★★☆☆☆ 20~40時間 AWSサービスの概要と英単語の理解  
AIF ★☆☆☆☆ 10~20時間 AWSと機械学習の基礎確認    
SAA  ★★★★★ 80~120時間 他のAWS資格と比べても高難度  
SOA ★★☆☆☆ 20~40時間 運用・監視・障害対応まわりの理解が中心
DVA ★★☆☆☆ 30~50時間 開発系、 Gitの知識があると◎
DEA ★☆☆☆☆ 10~20時間 データ系、 ETL用のサービスが出題
MLA ★☆☆☆☆ 10~20時間 機械学習系、SageMakerを覚えればOK
SAP  ★★★☆☆ 40~60時間 受験順の影響もあり、解きやすかった
DOP ★★★★☆ 60~90時間 AWSサービスとCI/CDと開発工程の理解
MLS ★★☆☆☆ 30~50時間 MLAに比べると純粋な機械学習指標が出題
SCS ★★☆☆☆ 20~40時間 セキュリティ系、 IAM,KMSなどの理解
ANS ★★★★★★★ 60~80時間 最高難易度。ネットワークの理解が必須

おすすめの取得順と各資格の詳細

ここでは、私が実際に受験して感じた「おすすめの取得順」を紹介します。

AWS認定資格は出題範囲が重なる部分があり、順番を意識すると学習効率がかなり変わります。

私自身も、2番目にSAAをしっかり勉強したことで、その後の資格がかなり進めやすくなりました。

第1段階 : AWSの全体像を知る

1. CLF(AWS Certified Cloud Practitioner)
 まずはCLFで、AWSにどんなサービスがあるのかを広く理解するのがおすすめです。
 CLFでは、AWSサービスの概要や役割を問う問題が多く出題されます。

 AWS認定試験の出題形式に慣れる意味でも、最初の1資格として取り組みやすいです。
 
2. SAA(AWS Certified Solutions Architect - Associate)
 次におすすめなのがSAAです。

 個人的には、AWS認定の中でもかなり難しく感じました。
 主要サービスが幅広く出題されるため、ここを丁寧に学ぶことで、その後の資格勉強が
 かなり楽になります。

 後続資格で何度も出る内容なので、SAAは時間をかけて学ぶ価値があると感じました。

第2段階 : 運用と開発理解!アソシエイト資格でAWSサービスを理解する

3. CloudOps(旧SOA) (AWS Certified CloudOps Engineer - Associate)
 SAA合格後に受験すると、比較的取り組みやすく感じました。

 CloudOpsでは、運用・監視・障害対応に関する知識が問われます。具体的には、
 CloudWatch、CloudTrail、Systems Manager、Auto Scaling、運用自動化などです。

 SAAで学んだサービスを、運用担当者の目線で見直す資格という印象でした。
 ここで学んだ内容は、DOP、SAP、ANSにもつながります。
 
4. DVA(AWS Certified Developer - Associate)
 DVAでは、アプリケーション開発寄りのAWSサービスが多く出題されます。

 Gitそのものを深く問われるというより、CI/CDやアプリケーション実行基盤の
 考え方を理解していると進めやすいです。

 開発経験が少ない方は、LambdaやAPI Gatewayを軽くハンズオンしてから
 受験すると理解しやすいと思います。
 
5. DOP(AWS Certified DevOps Engineer - Professional)
 ここで初めてのProfessional級の試験です。

 Associate試験よりも問題文が長く、複数回答の問題も増えます。
 知識だけでなく、集中力も必要です。

 DOPでは、CI/CD、監視、運用自動化、障害対応、IaCなどが重要になります。

 私は、模試で75問を通しで解く練習をしました。
 また、本番では20問ごとに軽く区切りをつけて、集中力を保つようにしました。

第3段階 : AI・機械学習系を押さえる

6. AIF(AWS Certified AI Practitioner)
 AIFは、AI・機械学習・生成AIの基礎を問う資格です。

 DOPを受けた後だったこともあり、かなり取り組みやすく感じました。
 また、学生時代に機械学習を学んでいたことも大きかったと思います。

 CLFと同じく、まずはサービス名や基本用語を広く押さえることが重要です。
 
7. MLA(AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate)
 MLAも、機械学習の基礎知識があると進めやすい資格でした。

 特に重要だと感じたのは、SageMaker関連の使い分けです。

 機械学習に触れたことがない方は、いきなり問題演習に入るよりも、
 まずは機械学習の基本的な流れを理解してから進めるとよいと思います。

8. DEA(AWS Certified Data Engineer - Associate)
 DEAは、データ基盤やETLに関する資格です。

 重要だと感じたのはGlue、Athena、データ形式、ファイル圧縮などです。

 MLAを受けた後だと、データ処理やSageMaker周辺の知識が一部つながります。
 そのため、AI・機械学習系の資格と近い時期に受けると効率がよいと感じました。
 
9. MLS(AWS Certified Machine Learning - Specialty)
 MLSは、MLAを受けた後に受験すると知識のつながりを感じやすい資格でした。

 ただし、MLSはAWSサービスだけでなく、分類や回帰、過学習や特徴量などの
 機械学習の指標やアルゴリズムも出題されます。

※2026年3月に受験したためここではMLSの詳細を記載していますが、現在はAIPが該当すると思います

最終段階 : 残りの専門資格を身につけて総仕上げに

10. SCS(AWS Certified Security - Specialty)
 この資格から最終段階の総仕上げなのですが、SCSはその肩慣らしの資格という
 印象です。

 DOP、SAA、CloudOpsで出題されたサービス(Parameter Store、Secrets
 Manager、KMS)を体系的に理解していれば比較的取り組みやすいと思います。

 単にセキュリティサービスを暗記するのではなく、「誰に何を許可するのか」
 「どこで守るのか」を整理することが重要だと感じました。
 
11. ANS(AWS Certified Advanced Networking - Specialty)
 先ほどの表でも書いた通り、私はANSが一番難しく感じました。

 一度で合格できず、複数回受験する中で、ネットワークの理解不足をかなり
 実感しました。ただ、その分だけ学びも大きかった資格です。

 ANSは通信経路や構成図を頭の中でイメージできるかが重要になります。
 ネットワークに自信がない方は、急いで受けるよりも、構成図を書きながら
 じっくり理解するのがおすすめです。
 
12. SAP(AWS Certified Solutions Architect - Professional)
 SAAの後に受ける人も多いこの資格ですが、個人的には最後に受けるのも
 おすすめです。

 SAPでは、これまで学んだAWSサービスを組み合わせて、要件に合う構成を選ぶ
 問題が多く出題されるため、これまでの総復習をする資格だと思います。

勉強や受験のコツ

0. 試験日を設定して受験予約をする

  個人的に一番大事だと思っているのは、先に試験日を決めることです。

  受験予約をすると、試験日から逆算して勉強するしかない状況を作れます。
  無理な日程にする必要はありませんが、

  逃げ道を塞ぎ、やるしかない状況に自分を追い込むのが一番の合格への近道です。

1. 問題演習だけでなく、なぜ不正解かを見る

  Associate以上のAWS認定は「このサービス名を知っているか」よりも、
  「この条件の場合は、なぜこのサービスを選ぶのか」が問われることが多いです。
  ※CLFやAIFの場合はサービス名を知っていれば合格可能です。

  私は、正解の選択肢を探すよりも、不正解の選択肢を消すことを重視しました。

  「この条件なら、この構成は合わない」
  「運用負荷を下げたいのに、この選択肢は自前管理が多すぎる」

  このように考えると、迷った問題でも選択肢を絞りやすくなります。

2. 「サービス名暗記」ではなく「使い分け」で覚える

  問題演習や学習の際には、サービス名と役割を暗記するだけでなく、類似するAWS
  サービスとどのように異なるのかの「使い分け」も意識しました。

  AWS認定では、似たような選択肢が並ぶことが多いです。

  そのため、「何ができるか」だけでなく、「何が違うのか」まで押さえると、
  他の資格にも使える知識になります。

3. プロフェッショナル試験は長文読解対策や集中力が必要

  SAPやDOPなどのProfessional級資格は、試験時間が長く、問題数も多いです。
  Associate級に比べて、問題文や選択肢が長く、複数回答式の問題もあります。

  そのため、以下のような条件を見落とさないことが重要です。

 ・ コストを最小化
 ・ 運用負荷を最小化
 ・ 高可用性
 ・ 既存環境への変更を最小化
 ・ 移行時間を最小化

  知識量だけでなく、問題文を読み取り、条件に合わない選択肢を消していく力が
  必要です。

AWS12資格を取ってよかったこと

AWS認定を取得したからといって、すぐに実務で何でもできるようになるわけではありません。

ただ、サービス選定の引き出しは確実に増えました。

たとえば、可用性、コスト、運用負荷、セキュリティ、監視、ネットワーク構成など、設計を見るときの観点が増えたと感じています。

また、業務ではAzureやSnowflakeを触ることも多いですが、AWS認定で学んだクラウドの考え方は、他のクラウドやデータ基盤の理解にも役立ちました。

振り返って

私は、特別に勉強が得意なタイプではありません。

勉強法も、AIを使ってわからない部分の解説を聞いたり、問題演習を繰り返したりするような、かなり一般的なものでした。

それでも約1年でAWS認定12資格を取得できたのは、隙間時間を勉強にあてる習慣を作れたことが大きかったと思います。

具体的には、以下のような時間を使って勉強していました。

  • 移動時間
  • 寝る前
  • 早めに仕事が終わった日
  • 試験直前のまとまった時間

毎日長時間勉強できたわけではありません。
ただ、少しずつでも続けることで、結果的に1年で合計400時間ほどの勉強時間になりました。

最後に

AWS認定12資格の取得は簡単ではありませんが、順番を工夫し、関連する資格をまとめて受けることで、効率よく進められると思います。

私の場合は、完全に理想通りの順番では進められませんでしたが、約1年で12資格を取得できました。

資格はゴールではありません。

ただし、クラウド設計の基礎体力や、AWSのベストプラクティスを体系的に学ぶ手段としては、かなり有効だったと感じています。

この記事が、これからAWS認定を受ける方や、複数資格の取得を目指す方の参考になれば幸いです。

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