Google Search Consoleで公開後の状態を確認する【Art Navi開発記録 #13】
はじめに
こんにちは。
なかのひとカンパニーの archer です。
美術展検索サービス Art Navi の開発内容を、備忘録も兼ねて記事にしています。
- サービスURL: https://art-weekend.jp/
前回は、施設詳細ページを作ってSEO導線を増やす内容について書きました。
今回は、Art Naviを公開したあとに Google Search Console で確認している内容についてまとめます。
今回やりたいこと
Art Naviでは、MVP段階からSEOを意識して以下の対応を進めてきました。
-
sitemap.xmlの作成 -
robots.txtの作成 - 展覧会詳細ページの作成
- エリアページの作成
- 施設詳細ページの作成
- パンくずの構造化データ
- ページごとのmetadata設定
ただ、SEO対応は実装して終わりではありません。
公開後に、Googleがページを認識できているか、クロールできているか、インデックスされているかを確認する必要があります。
そのため、Google Search Consoleを使って公開後の状態を確認しています。
Google Search Consoleで見ること
公開後に主に確認しているのは以下です。
- サイトマップが読み込まれているか
- ページがインデックスされているか
- クロールエラーが出ていないか
- 検索パフォーマンスが出始めているか
- どの検索キーワードで表示されているか
- ページごとに問題が出ていないか
Art Naviはまだ小さいサービスなので、最初から検索流入が大きく出るわけではありません。
まずは、Googleにサイト構造を正しく伝えられているかを確認することを重視しています。
サイトマップを登録する
まず、Google Search Consoleに sitemap.xml を登録します。
Art NaviのサイトマップURLは以下です。
https://art-weekend.jp/sitemap.xml
サイトマップには、主に以下のページを含めています。
/
トップページ
/exhibitions
展覧会一覧
/exhibitions/[id]
展覧会詳細
/areas/[slug]
エリアページ
/venues/[id]
施設詳細ページ
お気に入りページのように、ユーザーごとのブラウザ内データに依存するページは、検索流入向けではないためサイトマップには含めない方針にしています。
/favorites
サイトマップ登録後は、Google Search Console上で正常に読み込まれているか確認します。
robots.txtを確認する
次に、robots.txt も確認します。
Art Naviでは、基本的に公開ページをクロールしてほしいため、シンプルな設定にしています。
User-agent: *
Allow: /
Sitemap: https://art-weekend.jp/sitemap.xml
実際のURLでも確認します。
https://art-weekend.jp/robots.txt
robots.txt の設定を間違えると、意図せずクロールをブロックしてしまう可能性があります。
そのため、公開後に必ず確認するようにしています。
URL検査を使う
Google Search Consoleでは、特定のURLがGoogleにどう認識されているかを確認できます。
Art Naviでは、まず以下のような重要ページを確認しました。
https://art-weekend.jp/
https://art-weekend.jp/exhibitions
https://art-weekend.jp/areas/ueno
https://art-weekend.jp/areas/roppongi
https://art-weekend.jp/areas/ginza
確認したいポイントは以下です。
- GoogleがURLを認識しているか
- クロール可能か
- インデックス登録されているか
- ページ取得時にエラーが出ていないか
- canonicalが意図通りか
新しく作ったページは、必要に応じてインデックス登録リクエストも行います。
インデックス状況を見る
公開直後は、すべてのページがすぐにインデックスされるわけではありません。
特に、新しいドメインや新しいサービスでは、Googleに認識されるまで時間がかかることがあります。
そのため、Search Consoleでは以下を確認しています。
- インデックス済みページ
- 未インデックスページ
- クロール済みだが未登録のページ
- 検出されたが未クロールのページ
- エラーになっているページ
未インデックスのページがあっても、すぐに問題とは限りません。
ただし、重要ページが長期間インデックスされない場合は、以下を見直します。
- ページ内容が薄すぎないか
- 内部リンクがあるか
- sitemap.xmlに含まれているか
- robots.txtでブロックしていないか
- noindexが付いていないか
- ページが正常に200で返っているか
検索パフォーマンスを見る
Search Consoleでは、検索結果での表示状況も確認できます。
見る項目は以下です。
- クリック数
- 表示回数
- CTR
- 平均掲載順位
- 検索キーワード
- 表示されたページ
Art Naviでは、最初からクリック数を大きく狙うというより、まずは表示回数が出始めるかを見ています。
表示回数が出てくると、Googleがどのキーワードでページを認識しているかが少しずつ分かります。
たとえば、以下のようなキーワードで表示される可能性があります。
上野 展覧会
六本木 美術館
銀座 ギャラリー
東京 美術展
週末 美術館
想定と違うキーワードで表示されている場合は、ページタイトルや本文を見直すきっかけになります。
ページごとの改善に使う
Search Consoleは、単に数字を見るだけでなく、ページ改善にも使えます。
たとえば、以下のような判断ができます。
表示回数はあるがクリックされない
→ titleやdescriptionを見直す
重要ページがインデックスされない
→ 本文量や内部リンクを見直す
特定ページだけエラーになる
→ URL、レスポンス、sitemapを確認する
想定外のキーワードで表示される
→ 見出しや本文の内容を見直す
Art Naviでは、エリアページや施設詳細ページを増やしているため、Search Consoleで反応を見ながら改善していく予定です。
公開後に確認しているコマンド
Search Consoleだけでなく、サーバー側でも基本的な確認をしています。
curl -I https://art-weekend.jp/
curl -I https://art-weekend.jp/sitemap.xml
curl -I https://art-weekend.jp/robots.txt
期待するのは、基本的に 200 が返ることです。
また、リダイレクトやHTTPSの状態も確認します。
curl -I http://art-weekend.jp/
HTTPでアクセスした場合に、HTTPSへ正しく誘導されるかも見ています。
気をつけたこと
Google Search Consoleで確認するときに気をつけていることは以下です。
- 公開直後にすぐ結果を求めすぎない
- インデックスされない理由を1つずつ確認する
- sitemap.xmlに存在しないURLを入れない
- robots.txtで誤ってブロックしない
- titleとdescriptionをページごとに変える
- 内部リンクを用意する
- 本文が薄いページを増やしすぎない
SEOはすぐに結果が出るものではないので、焦らず確認していくことが大事だと感じています。
今後やりたいこと
Search Consoleを見ながら、今後は以下を進めたいです。
- 表示回数が出ているページの改善
- クリックされていないページのtitle見直し
- インデックスされていないページの確認
- エリアページの本文強化
- 施設詳細ページの本文強化
- 展覧会詳細ページの情報追加
- 内部リンクの整理
- OGPや構造化データの見直し
まずは、Googleに正しく認識される状態を作り、その後に検索流入を少しずつ増やしていきたいです。
まとめ
今回は、Art Navi公開後にGoogle Search Consoleで確認している内容についてまとめました。
今回のポイントは以下です。
- SEO対応は実装して終わりではない
- sitemap.xmlを登録する
- robots.txtを確認する
- URL検査で重要ページを確認する
- インデックス状況を見る
- 検索パフォーマンスを確認する
- Search Consoleの結果をページ改善に使う
Art NaviはまだMVP段階ですが、公開後の状態を確認しながら、ページの作り方や内部リンクを少しずつ改善していく予定です。
次回は、ここまでのArt Navi開発記録を一度まとめる記事にする予定です。