はじめに
株式会社ACCESS Advent Calendar 2025の記事です。
Claude Code GitHub Actions とは
Claude Code GitHub Actionsは、
GitHubリポジトリ内でClaude Codeを使用したコードレビューや、それに基づく自動修正などを行なってくれるGitHub Actionsのプラグインです。
導入方法
前提条件
Claude Codeのバージョン
今回利用するClaude Codeのバージョンは以下の通りです。
$ claude -v
2.0.67 (Claude Code)
利用可能なプラン
Claude Code GitHub Actionsを導入するには、APIキーを発行するか、Claude Maxプランに加入している必要があります。
今回はClaude Maxプランに加入していることを前提に説明します。
利用するリポジトリ
下記のサンプルリポジトリを利用します。
https://github.com/aqua-ix/claude-code-actions-sample
出尽くした感はありますが、TODOアプリのサンプルです。Claude Codeに実装してもらいました。
Claude GitHub Appのインストール
GitHubリポジトリに Claude GitHub App をインストールします。
リポジトリの設定画面内の GitHub Apps に以下のような表示があればインストールが完了しています。

Organization内のリポジトリの場合は、Organizationのオーナー権限が必要になります。
ワークフローのセットアップ
コマンド実行
Claude Codeの /install-github-app コマンドを実行します。
$ claude /install-github-app
リポジトリの選択
リポジトリを選択します。カレントディレクトリがGitHubリポジトリのルートであれば Use Current Repository を選択すればOKです。

GitHub Appのセットアップ
Claude GitHub Appのインストールが求められます。今回は前段でインストール済みなので、そのままEnterを押下します。
ワークフローの選択
インストールするワークフローを選択します。
下記2種類のワークフローのテンプレートが用意されています。
-
@Claude code: PRやIssueで@claudeとメンションすることで、コードレビューや修正提案を行ってくれるツールです。 -
Claude Code Review: PRが作成された際に自動でコードレビューを行ってくれるツールです。
選択してSpaceキーを押すことで、インストールするかどうかを選択できます。
今回は両方ともインストールしてみます。
APIキーの設定
APIキーの設定方法を選択します。
今回はClaude Maxプランを利用するため、Create a long-lived token with your Claude subscriptionを選択します。

ワークフローのインストール
ブラウザでアカウント連携の許可を求める画面が起動するので 承認する をクリックします。

これをマージすると、Claude Code GitHub Actionsの各機能が利用可能になります。
なお、ワークフロー内でAPIを呼び出すための CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN シークレットも自動で設定されます。

実際に動かしてみる
PRでのコードレビュー
試しに簡単な修正を加えたPRを作成してみます。
(Claude Codeに修正からPR作成までやってもらいました。)
PRを作成すると、自動でClaude Codeがコードレビューを行い、コメントを追加してくれます。

なお、コードレビューを行うためのプロンプトは .github/workflows/claude-code-review.yml 内に定義されており、必要に応じてカスタマイズできます。
prompt: |
REPO: ${{ github.repository }}
PR NUMBER: ${{ github.event.pull_request.number }}
Please review this pull request and provide feedback on:
- Code quality and best practices
- Potential bugs or issues
- Performance considerations
- Security concerns
- Test coverage
Use the repository's CLAUDE.md for guidance on style and conventions. Be constructive and helpful in your feedback.
Use `gh pr comment` with your Bash tool to leave your review as a comment on the PR.
PRやIssueでのメンション
PRやIssueのコメントで @claude とメンションすることでも、コードレビューや修正提案を行ってくれます。
その他カスタマイズ
テンプレートのままでも十分に利用可能ですが、個人的には以下のようなカスタマイズを行うと良いかと思います。
ワークフローのトリガー条件の変更
テンプレートのままでは、コミットがプッシュされるたびにコードレビューのワークフローが起動するので、実行時間の節約のために、PR作成時にのみ起動するように変更するのが良いかと思います。
pull_request:
- types: [opened, synchronize]
+ types: [opened]
また、Draft PRの場合はコードレビューを行わないようにするのも良いかと思います。
jobs:
claude-review:
+ if: github.event.pull_request.draft == false
まとめ
本記事では、Claude Code GitHub Actionsの導入方法と簡単な使い方について説明しました。
プロジェクトの性質に応じて、コードレビューのプロンプトやワークフローの条件を柔軟にカスタマイズできる点が強みかと思います。
なお、Claude Code Pluginなどとも組み合わせることで、より高度な自動化もできるようです。
様々な方面で活用できると思いますので、個人的にも色々試してみたいと思います。





