はじめに
BigQuery Reservations が GA になりました。(一部の地域を除く)
BigQuery の定額契約(Flat-rate)が画面で簡単にできるようになりましたね、嬉しい!!
これで定額使い放題!溶かすこともない・・・
いや、嘘です。別に個人で Flat-rate なんて契約しないし、最低でも月100万オーバー(月額契約)とか高いし・・・会社でも簡単に購入できないし・・・
契約する気はないですが、どんな感じか見てみましょう。
BigQuery 予約画面を見てみよう
BigQuery 予約画面を表示する
BigQuery の画面から、予約をクリックして予約画面に行きましょう。
BigQuery Reservations API を選択します。
BigQuery Reservations API を有効にします。
「スロットを購入」画面を見てみよう
構成の詳細では、どんな値が選択できるのか確認してみます。
コミット期間
月額契約か年額契約か選択できます。当たり前っちゃ当たり前でした。
ロケーション
スロット数
500スロット単位で選択できますが、誰が買うねん!?て値があります。
20000スロットは月額契約では$400,000ですね・・・は?
押すなよ!押すなよ!(必須項目を入れてないし大丈夫ですけど)
「予約を作成」 画面を見てみよう
「予約を作成」画面で予約しないとスロットの割り当てができないみたいです。
(なんとなく最後の文言がおかしい感じがします。ここではプロジェクトは関係なく、ロケーションのスロット数を予約するだけなんじゃないの?知らんけど)
割り当て
作成した予約に対して組織、フォルダ、またはプロジェクトを割り当てるようです。
契約してないのでエア割り当てです。(何もしてません)
詳細な設定説明
以下のドキュメントをご参照ください。お金を払わないと見れないところも載っています。
https://cloud.google.com/bigquery/docs/reservations-workload-management?hl=ja#assign-organization
BigQuery の予約を使う場面
今までの Flat-rate はプロジェクト単位の割り当てのみでした。
BigQuery Reservations では、複数プロジェクトで使用したい場合など、スロット数の予約を細かくしたりして、柔軟な割り当てができますね。(潤沢なスロット数を購入できる場合)
気になった点
公式ドキュメントに以下の文章がありました。
注: オンデマンド料金では、プロジェクトあたり 2,000 を超えるスロットにアクセスできますが、定額料金の場合に使用できるスロットは 2,000 未満です。このため、ワークロードの需要によっては、アクセスできる分析容量が少なくなり、クエリの性能が下がる可能性があります。
え?・・・オンデマンド料金はハードリミットではないから、2,000スロットを超える場合もあり得るというのはわかる。(ドキュメントには同時実行最大スロット数とは記載はありませんが)
2000以上のスロットを Flat-rate 契約しても、同時実行スロット数は2000未満ということでしょうか??
2000スロット以上の契約って意味あるの??なんのためにスロットを買うんだ?
※ここは詳細が判明次第、要修正の箇所。知ってる人がいましたらコメントください。
終わりに
あまり見ることもないと思いますし、生涯でボタンをポチることもなさそうですが、BigQuery の Analysis 料金を気にする顧客への提案の幅は増えたのかな、と思います。
要望としては、時間によるスロット配分変更といった機能が欲しいですね。現状、API叩いて変更できるのかな?確認できたら記事を更新か新記事書きます。
参考