🎯 学習の目的
- 自分のPCの性能や仕組みを理解する
- スペック(性能)を言葉で説明できるようになる
- 将来の買い替え判断・面接・職場トラブル対応に役立てる
✅ レポートに含める9項目
No | 項目 | 意味(やさしい説明) |
---|---|---|
① | CPU名とコア数 | 頭の良さ・同時に考えられる人数のようなもの |
② | 総メモリ容量 | 作業台の広さ。同時に開けるアプリの数に影響 |
③ | ストレージ容量とタイプ(SSD/HDD) | データ倉庫の大きさと速さ |
④ | OS詳細(バージョン・ビルド) | WindowsやmacOSの“体のバージョン” |
⑤ | ネットワーク速度 | LAN・Wi-Fiなどの通信速度 |
⑥ | IPアドレス | ネット上の住所 |
⑦ | MACアドレス | 機器ごとの身分証番号 |
⑧ | デフォルトゲートウェイ | 外の世界(インターネット)への出口 |
⑨ | ホストネーム(PC名) | ネットワーク上での呼び名 |
🪟 Windowsでの調べ方
🔹 方法①:UIで調べる(初心者向け)
1️⃣ 左下の🔍検索バーに「システム情報」と入力 → 開く
→ CPU名、メモリ、OSバージョン、ホスト名が確認できる
2️⃣ ネットワーク情報を調べる
設定 → ネットワークとインターネット → 詳細設定 → 「ハードウェアのプロパティ」
→ IPアドレス / MACアドレス / ゲートウェイ が見られる
🔹 方法②:PowerShellで調べる(おすすめ)
Windows 11では「wmic」は使えません。代わりにPowerShellで!
1️⃣ スタートボタンを右クリック → 「Windows PowerShell」または「ターミナル」を開く
2️⃣ 下のコマンドを貼り付けて実行👇
Get-CimInstance Win32_Processor | Select-Object Name, NumberOfCores, NumberOfLogicalProcessors
🖥 出力例:
Name NumberOfCores NumberOfLogicalProcessors
---- ------------- -------------------------
Intel(R) Core(TM) i5-12400 6 12
- NumberOfCores → 物理コア数(実際の頭の数)
- NumberOfLogicalProcessors → スレッド数(仮想的な並列処理数)
🔹 方法③:タスクマネージャーで調べる(視覚的)
1️⃣ Ctrl + Shift + Esc で開く
2️⃣ 「パフォーマンス」タブ → 「CPU」を選択
3️⃣ 右下に「コア数」「論理プロセッサ」が表示される
💡「6コア12スレッド」なら、6人の料理人が両手で12品を同時に作るイメージ🍳
🔹 方法④:システム情報ツール
1️⃣ 検索バーに「msinfo32」と入力 → Enter
2️⃣ 「プロセッサ」の欄に「〇コア」と書かれている
🍎 macOSでの調べ方
🔹 方法①:「このMacについて」から
1️⃣ 左上の🍎マーク → 「このMacについて」
→ CPU(チップ)、メモリ、macOSバージョン、ストレージ確認
2️⃣ 「システムレポート」をクリック
→ 「ネットワーク」から IPアドレス/MACアドレス/ゲートウェイ を確認
🔹 方法②:ターミナルで確認(慣れたら挑戦)
1️⃣ 「アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル」を開く
2️⃣ 以下のコマンドを入力👇
system_profiler SPHardwareDataType
ifconfig
networksetup -getinfo Wi-Fi
🧩 参考
-
SPHardwareDataType
→ CPU名、メモリ容量、ストレージ情報 -
ifconfig
→ IPアドレス、MACアドレス -
networksetup -getinfo Wi-Fi
→ ゲートウェイ情報
🔹 コア数の確認専用コマンド
sysctl -n hw.physicalcpu hw.logicalcpu
🖥 出力例:
8
10
1行目 → 物理コア数
2行目 → 論理コア数(スレッド)
💰 追加課題:「相場を調べよう」
それぞれのパーツの現在の価格相場をネットで検索し、表にまとめましょう。
(例:Amazon、価格.com、楽天市場など)
パーツ名 | 型番または容量 | 相場(目安) | 調べたサイト |
---|---|---|---|
CPU | Core i5-12400 | 約25,000円 | Amazon |
メモリ | DDR4 16GB | 約5,000円 | 価格.com |
SSD | 512GB NVMe | 約6,000円 | 楽天市場 |
📝 提出形式
🚀 タイトル例
「自分のパソコンを調べてみた!初心者でもできるスペック分析と価格調査 💻」
📘 本文テンプレート
### 📘 使用PC
Windows 11 Pro / Core i5 / 16GB / SSD 512GB
### 🔍 調べた内容
- CPU:Intel Core i5-12400(6コア)
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB SSD
- IPアドレス:192.168.10.15
- ゲートウェイ:192.168.10.1
- ホストネーム:USER-PC
### 💰 相場調査
| 項目 | 型番/容量 | 相場 | 出典 |
|------|-------------|------|------|
| CPU | Core i5-12400 | ¥25,000 | Amazon |
| メモリ | DDR4 16GB | ¥5,000 | 価格.com |
| SSD | 512GB NVMe | ¥6,000 | 楽天市場 |
### 💭 感想
「自分のPCって意外と高性能なんだ!」と思いました。
今後はメモリを増やすなどのアップグレードも考えてみたいです。
🎓 ポイント
観点 | 指導・コメント例 |
---|---|
💡 目的 | 「自分のPCを理解する」=ITリテラシーの第一歩 |
💬 面接活用 | 「普段どんなPCを使っていますか?」に自信を持って答えられるようにする |
🧱 スキル定着 | 実機で調べる → メモ帳にまとめる → Qiitaで発信する、という流れで学習効果UP |
🚫 つまずき対策 | 「コマンドが怖い」→コピー&ペーストOK、「値段が違う」→中古/新品の違い説明 |
🧩 学習効果 | ハードウェア基礎、ネットワーク基礎、検索力、情報整理力の育成につながる |
🏁 まとめ
- 💻 自分のパソコンを「調べて・理解して・説明できる」ようになろう
- 💬 このスキルは就職面談や企業面接でも活きる
- 📊 Qiitaで発信すれば、「学習ログ」=ポートフォリオとして評価される