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コーディングなしでスマートスピーカーのアプリを開発しました

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何を作ったのか?&この記事の目的

罵りフレーズというスマートスピーカー向けのアプリをリリースしました。

スクリーンショット 2019-01-09 22.21.27.png

コーディングなしで、なるべく手抜きで作りたいと思い、色々な知見を参考にして作成したのですが、後々の審査で痛い目にあったので、リジェクト理由とその対応結果を記録としてまとめていきたいと思います。

開発のモチベーションとしてはスマートスピーカーに汚い言葉を喋らせたいというふざけた気持ちで取り組みました。
例えば、「罵りワードを教えて」と話しかけると、「口くせえな、豚のア●ルでも舐めたのか?」と返答してくれます

どうやったのか?

サーバーを立てたりせず、dialogflowのみで実装しました。
基本的にはdialogflowのIntentにて、1つのTraining phrasesに対して、Responseをひたすら追加していく方法で実施しました(他のIntentは一切触らず)。
基本的に、Google Homeアプリ開発と申請方法~Actions on GoogleとDialogflowの使い方を見よう見まねで構築していきました。

レビュー審査でハマったこと

レビュー審査落ち1回目

1回目のレビューでは、以下の3つの理由でリジェクトとなりました。
おそらく、実機を動かす以前の問題だったので、夜中に申請して、翌朝にはリジェクトの回答を拝受しました。

■App violates impersonation

アプリのアイコンはGoogle Homeという言葉を使用しているように見受けられます。
アプリに関係した画像をご用意いただけますようお願いいたします。

アプリのアイコンで、「Google Homeが汚い言葉を!?」と煽り文を記入したら、上記の理由でリジェクトされました。
「Google Home」を「スマートスピーカー」に置換して解決しました。

ちなみに審査落ちしたアイコンはこちら
nonosiri_long.001.png

■Privacy Policy URL missing or invalid

Actions on Googleのポリシーでは各言語に合わせてのPrivacy policyを作成する必要がございます。
従いまして、日本語で作成したPrivacy policyを追加して頂けますでしょうか。
プライバシーポリシーの詳細(英語)につきましては以下よりご確認いただけます。
https://developers.google.com/actions/policies/privacy-policy-guide

完全に手抜きしたことが原因です。
プライバシーポリシーの作成をしたことがなかったので、プライバシーポリシージェネレーターを利用し作成しました。
そして、生成されたプライバシーポリシーをそのままGoogle Docsにコピペして、共有リンクを取得して申請をした結果、「日本語で書かれていない」という理由でリジェクトとなりました。

そこで、Google Homeアプリをリリースしてみた(申請編) を参考にして書き直しをしたら無事、審査が通りました。
プライバシーポリシーそのものは、Google Docsだけで問題ないことを確認できたのは、今後、本格的にアプリを開発していく上で、個人的には有用な情報となりました。

■Mic is open without prompt

ユーザが何を回答すればわからない(会話内容が終了したと思われる)場合、
アプリ側がマイクをオープンにすることはActions on Googleのポリシーに反します。
この場合、アプリ側は新たに問いかけを作成し会話を継続するか、会話を終了しなければなりません。

上記の指摘により、発言が終わるたびに続けるか終了するかを問いかけるようにしました。
本当にちゃんと作るなら、x秒ユーザーから応答がなかったら、終了するみたいなのを作るべきかなと思いますが、ここはリリースを優先して(面倒なため)妥協しました。

レビュー審査落ち2回目

■App misleads user

ALCOHOL_TOBACCOを利用するように設定されていますが、その機能を確認することができませんでした。
混乱を招きますので、Actions Consoleにて正しい設定を行っていただけますでしょうか。

初回のレビューでは指摘されなかったのですが、2回目のレビューで指摘されました。
おそらく、1回目のレビューは登録情報だけで審査落ちして、2回目では実機を動かしたのだと思いいます。
コンテンツがやや過激な部分があったので、ALCOHOL_TOBACCOをYesで設定していたのが原因だったようです。
設定変更を戻したら審査が通りました。

■Mature content warning missing or invalid

成人コンテンツに関する内容のアプリの場合、アプリ起動後、Descriptionと会話冒頭に内容についての注意を促す警告を入れていただく必要がございます。
Descriptionでは確認できましたが、会話内では確認することができませんでした。
成人コンテンツに関する内容のアプリについては、以下のポリシーをご一読ください。

やや過激なコンテンツの場合は、アプリを起動した際に、注意喚起をしないといけないようです。
メッセージがやや冗長になるので嫌ですが、注意喚起文をアプリの冒頭で述べるようにしました。
ちなみに、差し込んだ注意喚起の文言は、
「不適切あるいは不快な発言が含まれているので、ご利用は成人に限ります。」
という文言をアプリ起動時に喋ってもらうようにすれば、申請が通りました。

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