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エンジニア歴3年目が転職活動をした結果

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はじめに

初めまして、現在エンジニアをしながら起業をしてサービスを開発中の橋田至です。

私は今Swappyという同人誌のフリマサイトを開発中です。
現状まだサービスはリリース前でして、起業したと言っても売り上げは0のため、生きていくにはサラリーマンも行う必要があります。

今回は現在働いてる会社を退職し、新しい会社に転職することが決まったのでその経緯などを詳しく記載していきます。

自身の経歴

  • March卒
  • 新卒では別業界に就職
  • 2年働いたあとエンジニアに転職
  • 現在エンジニア3年目

保有資格

  • ITパスポート
  • 基本情報
  • 応用情報
  • AWS CCP
  • Salesforce PDI

転職理由

  • 現在勤務している会社が倒産しそうなため

というのも受託開発の会社で働いていたのですが、取引先がほぼ一社のみでその会社がエンジニアを内製化することになったと社長から伝えられました。

さらに元々従業員が1桁程度しかいないのですが、次の月には半分の従業員が会社を退職するということを告げられました。

エンジニアの上司が全員いなくなり、開発チームもほぼ崩壊することがわかったため転職することにしました。

企業の選定基準

  • 年収
  • できれば自社開発
  • できればReactやNext.jsで開発できる
  • できれば事業に共感できる
  • 雰囲気が良さそう

まず年収に関してですが、現年収が600万程度のため現状より年収が落ちるのは避けたいです。

そのため最低年収が600万円以上の求人に対してのみ応募を行いました。

次に可能であれば自社開発企業で働きたいという希望がありました。
これは自分が受託開発でしか働いたことがないため、自社開発の会社での就業経験が欲しかったのと、自ら提案し改善していくという経験を積みたかったからです。

私はフロントエンドの開発をメインで行っていきたいと思っています。
その中でも勢いのあるReactというUIライブラリを使用している会社で働きたいと考えました。

フレームワークはNext.jsが使用経験もある上、モダンな開発だと感じるのでここは可能であればNext.jsを使用している会社に優先的に応募をしました

事業自体に共感できるというのも選定基準でした。
自分自身が良いと思わないと開発のモチベーション低下につながってしまうと考えたからです。

また、面接官や開発チームの雰囲気というのもできるだけ重視しました。
時々面接官がかなり高圧的で「この人とは一緒に働きたくないな」と思うような企業も多かったため、なるべく一緒に働きたいと思う会社にのみ次の選考に進みたいという旨を伝えました。

結果

書類落ち: 30社
1次選考落ち: 7社
2次選考落ち: 2社
最終面接落ち: 1社
内定: 1社

このうちリファラルでお声かけいただいた会社は3社ありますが、どれも選考落ちしました。

具体的に受けた会社名は

  • freee
  • ZOZO
  • レバレジーズ

などです。

転職活動期間は4ヶ月間です。

1ヶ月目は10社ほどカジュアル面談のみ行い、選考には進みませんでした。
2ヶ月目から実際に選考に申し込みながらカジュアル面談を受けていました。
毎日1~3件ほど面談があったので少し忙しかったですが、色々な企業を見れたのはいい経験になったと感じます。

カジュアル面談について

カジュアル面談は選考なしで気軽に企業に関する質問ができてとても良いと思ってました。最初は。

しかし、こちらでつぶやいた通りただ会社の資料を見せられるだけで技術的な質問をしてもカジュアル面談で出てきた人は人事なので技術的な質問は答えられないと言われ、その後書類を送ると選考落ちするという経験があまりにも多かったです。

そのため転職活動の後半ではカジュアル面談はいらないからまずは選考をしてほしいと感じることが多かったです。

面談で質問したい内容はテンプレートを用意して、気になる部分は必ず質問するようにしていました。

質問事項

  • 働き方
    • 労働時間
    • リモート可能か
  • 今の年収を落とさずに転職したいが可能か
  • チームの雰囲気
    • 質問しやすいか
    • Slackのチャットの雰囲気は?
    • 通話繋ぐ?
  • レビュー文化あり?
  • 組織形態
  • 開発環境
  • 評価制度
  • 開発文化

フィードバックについて

結論、フィードバックをもらえるところは少ないです。
私は企業からお祈りメールが来た場合、理由を聞きたいです。
何故なら理由がわからない限り改善できないからです。

しかしながら、ほとんどの企業がフィードバックを求めても「選考理由についてはお答えできません」と言われました。

相手は応募理由を聞いてくるにも関わらず、こちらが理由を聞いたら「答えられません」は不公平ではないかなと感じました。

1社だけ「こちらが求めるスキルに達していないと感じた」というふわっとした理由が来ました。具体的にどういった点が不足していると感じたのかと質問しましたが、それは答えられませんとのことでした。

ただ、まだ返信が来ればいい方でフィードバックをお願いしますと返信しても無視されるような企業も多かったです。

履歴書と職務経歴書は詳しく書こう

一度コードテストを行った後の面接で「橋田さんは意外とコードかけますね!履歴書と職務経歴書の内容が薄いのでできない人だと思ってました。」と言われました。

確かにその時点では内容を簡潔にしか記載していなかったので、より具体的に文量を多くしました。

また、一度面接で「橋田さんは簡単な資格ばかりお持ちですが、それ止まりなのか単に難関資格に挑戦していないかわからないので簡単な資格は記載しない方がいいですよ」と言われました。

書かないってのはおかしいと感じましたが、そういった意見もあるようです。

使ったサービス

  • Green
  • 転職ドラフト

上記二つのサイトを主に使用しました。
転職ドラフトでは経歴をかなり見られるという印象を受けました。

特にSalesforce開発ができるエンジニアが限られるのか、私にはSalesforceの改修のオファーしか来ませんでした。
Salesforceを専門にしたい訳ではないため、選考に進むことはなかったです。

Greenはかなり掲載している企業が多いと感じました。
そのため、選択肢が多い点は素晴らしいと感じましたが、いくつか不便に感じた点がありました。

  • Command + Enterでメッセージを送信できない
  • ファイルのみ送れない。ファイルを送る際には必ずメッセージも送らなくてはいけないので不便。さらにファイルもひとつづつしか送れません。
  • メッセージが来てもページを更新しないとメッセージが更新されない。
  • 通知が消えない。既読にしても未読ステータスのままになります。

他にもたくさんありますが、特に不便に感じた点は上記です。
企業側も使いづらいところがあるのかステータスが変更されなかったり勝手に終了のステータスになっていたりと困った時が多々ありました。

感じたこと

企業側からの質問は大体同じです。
そのため、個人的には自分のQ&Aサイトを作ってそこのURLを送り、そこにない質問のみ質問してもらえるみたいな形ができたらいいなと感じました。

とはいえサイトのURLを確認してくれない企業も多いだろうし、それを失礼だと捉える企業もあると思うので現実的には難しいでしょう。

しかし、自分で想定される質問にはすぐに答えられるようにQ&Aをまとめておくと良いでしょう。

私がよく聞かれた質問は以下です

企業側からよくされる質問

  • 経歴を教えてください
  • なぜこの会社を受けようと思いましたか?
  • 転職しようと思った理由、きっかけは?
  • 今後どういうキャリアを築いていきたいですか?
  • 自分の長所、短所はなんですか?
  • 内定された場合、どういった仕事をしたいですか?
  • 最近学んだ技術はありますか?
  • エンジニアになったきっかけを教えてください

ここら辺は答えを用意しておくと即座に答えられて良いと感じました。

コーディングテスト

コーディングテストがあった企業がいくつかありました。
私は普段からAtCoderやPaizaやアルゴ式やleetcodeをやっていたこともあり基本的には全問正解を出せたので、特に問題なかったです。

対策を全くしたことがない方は少しでもやっておくと良いでしょう。

githubについて

転職活動ではよくgithubが見られるというツイートを見かけますが、私の場合履歴書や職務経歴書にしっかりurlを貼っているのに見られることはほぼありませんでした。

そのため、面接時にgithubを見てくださいと伝えてアピールしましたが、コードまでしっかり見て評価してもらえることはほとんどありませんでした。

ポートフォリオなどがある場合、そのサイトは送ると見てもらえるかもしれませんが中身のコードまでしっかり見てくれる企業は少なかったです。

資格について

資格は最低限自分の実力を証明できるのであると良いかなと感じますが、その資格を持っていることに対する評価の言葉などは特になかったです。

自分が持っているものよりもっと高度な資格を取得していると評価されたかもしれません(セキスペなど)

最後に

転職活動で最も大切なことはめげないことだなと強く感じました。
未経験の時に40社近くも落ちていたら諦めていたかもしれません。

今回は年収の最低レンジが600万以上のところのみ応募したため、ポジションもテックリーダーくらいの動きや実力を求められていたのかもしれません。

年収がもっと低いところに応募したらもっと簡単に内定が取れていた可能性はあります。

自分はいいところがなかったら転職せずに現職で頑張ろうというような少し楽観的な気持ちで応募していたので、落ちたとしても「この会社は見る目がなかったな〜」としか思いませんでした。

もちろん応募する企業に関するリサーチは欠かさず行いましたし、そこはサボってはいけないと思いますが気負いしすぎる必要はないなと感じました。

100社くらい受けても受からなかったら流石に自身の受け答えやスキルなどに問題がある可能性を疑った方がいいかもしれませんが、50社程度であれば企業文化や求めているものとマッチしなかっただけの可能性もあると感じます。

皆様も選考落ちしたとしても悩みすぎることなくどんどん次を受けていった方がいいかなと思います。

また、私のように転職活動に時間がかかってしまう可能性もあるので、できれば現職は辞めずに転職活動を行い、次が決まってから現職は退職した方がいいです。

焦って妥協してもいいことはありません。

理想の企業を見つけてください!

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