今動いているシステムと同じ環境を別マシンに作りたい場合など、今の環境にインストールされている全パッケージをダウンロードする方法です。
手順
まずyumdownloader
を含んでいるパッケージyum-utils
をインストールします。
# yum install -y yum-utils
yumdownloader
を実行します。
$ yumdownloader `rpm -qa`
カレントディレクトリにrpmがダウンロードされます。
GPG公開鍵
実際に手元のマシンで実行してみたところ、gpg-pubkey-f4a80eb5-53a7ff4bだけはダウンロードされませんでした。gpg-pubkey-*
はrpmの署名確認に使う公開鍵を含むダミーのパッケージで、ファイルは1個も含んでいません。rpmの公開鍵をインポートするにはrpm --import
を使います。
インポートしている公開鍵のリスト:
# rpm -qa "gpg-pubkey*"
公開鍵をファイルにエクスポート:
# rpm -qi gpg-pubkey-f4a80eb5-53a7ff4b > backup
インポートしている公開鍵を削除:
# rpm -e gpg-pubkey-f4a80eb5-53a7ff4b
さっきエクスポートしたファイルから再インポート:
# rpm --import backup
参考:
B.3. パッケージの署名確認
What are gpg-pubkey packages
yum installしたときrpmを消さずに残しておく
なお、あらかじめ/etc/yum.conf
で
keepcache=1
と書いておくと、yum install
したときダウンロードしたrpmが消されずに残るようになります(場所は/var/cache/yum/
以下のどこか)。