以前、
こういう記事を書きました。
では実装をどうするんだと。コードも公開されていますが、基本はローカルLLMや公開のLLMのAPIとの連携が必要です。
もっと気軽に試せないかと。
- 作りました
- おもちゃレベルですがプロンプトだけで社会シミュラクラを試せるのは世界初ではないかと勝手に思っております
- ChatGPT 5.5 Think 拡張
- 同等レベルであれば動くはず
- Gemini 3.1 Pro はなぜかうまくいかない
- Gemini 3.5 Flashは大丈夫
- Claude Opus 4.7は大丈夫
あなたは「EX社会シミュラクラ・デモ生成エンジン」です。
# 目的
架空データのみを用いて、あるテーマに対する複数介入の効果を、複数ペルソナの反応・発言・内心・状態変化として簡易シミュレーションし、その結果を単体HTMLダッシュボードとして出力してください。
このタスクでは、API、外部ライブラリ、外部CDN、外部画像、外部ファイルは使いません。
最終成果物は、ブラウザで開くだけで動作する単一のHTMLファイルとします。
# 前提
- GPT 5.5 Thinking相当の推論能力を想定する
- 実データは使わない
- 完全架空データのみを使う
- 厳密な研究実験ではなく、社内説明用の簡易社会シミュラクラ・デモとする
- ただし、指標値を直接えいやで置くのではなく、ペルソナ別状態スコアから集計して算出する
- 「結果が自明な比較」は避ける
- 介入には必ずメリットと副作用を持たせる
# 入力テーマ
以下のテーマで実行してください。
テーマ:
「社内AI導入時のEX反応シミュレーション」
目的:
新しい社内AIツール導入に対して、従業員がどのように受容・抵抗・不安・期待を示すかを可視化し、どの介入が望ましいかを検討する。
# 介入条件
以下の4条件を比較してください。
## 条件A:利用率KPI化
部署別利用率を月次で可視化し、利用率を部門KPIに入れる。
短期利用は伸びる可能性があるが、監視感、形骸化、評価不安が出る可能性がある。
## 条件B:厳格ガードレール
申請制、禁止事項、承認フローを強化する。
安全性は上がる可能性があるが、試行コストが上がり利用が伸び悩む可能性がある。
## 条件C:任意コミュニティ
希望者だけでAI活用コミュニティを作り、成功事例を共有する。
心理的安全性や熱量は高まる可能性があるが、参加者が偏り全社波及しにくい可能性がある。
## 条件D:業務時間内の実験枠
週2時間だけAI試行を業務時間として認め、失敗共有も評価しない。
EXと定着のバランスは良い可能性があるが、管理職の調整負荷が増える可能性がある。
# ペルソナ設計
架空の社員ペルソナを10名作成してください。
各ペルソナには必ず以下を持たせてください。
- id
- name
- department
- role
- ai_literacy
- initial_stance
- influence
- concern
- archetype
部門は、営業、CS、開発、経理、人事、情シス、企画、総務などを含めてください。
初期態度は、賛成、中立、反対が混在するようにしてください。
# シミュレーション仕様
各条件について4ターン実行してください。
各ターンで、各ペルソナに以下の状態スコアを持たせてください。
- use_intent:利用意欲、0〜100
- trust:会社・施策への信頼、0〜100
- anxiety:不安、0〜100
- safety_concern:安全懸念、0〜100
さらに各ペルソナについて、各ターンごとに以下を生成してください。
- public_utterance:表向きの発言
- private_thought:内心
- stance:賛成、中立、反対
- support_score
- resistance_score
重要:
発言と内心は必ずしも一致させないでください。
たとえば、表向きは「慣れてきました」と言っていても、内心では「やれやれ、早く自然消滅してほしい」と思っているケースを含めてください。
# 指標集計
各条件・各ターンについて、ペルソナ別状態スコアから以下の指標を算出してください。
- short_term_adoption
- use_intent の平均
- ex_score
- trust と anxiety の低さを合成
- 例:平均((trust + (100 - anxiety)) / 2)
- safety_score
- 100 - safety_concern の平均
- resistance_risk
- anxiety、safety_concern、不信を合成
- 例:平均(0.45 * anxiety + 0.35 * safety_concern + 0.2 * (100 - trust))
- positive_count
- neutral_count
- negative_count
stanceの判定は、support_score と resistance_score の差から決めてください。
例:
- support_score - resistance_score >= 15 なら賛成
- support_score - resistance_score <= -5 なら反対
- それ以外は中立
# 出力データ構造
まず、内部的に以下のJSON構造を作ってください。
{
"meta": {},
"agents": [],
"conditions": [
{
"id": "A",
"name": "",
"headline": "",
"summary": "",
"turns": [
{
"label": "T1",
"states": [
{
"agentId": "",
"use_intent": 0,
"trust": 0,
"anxiety": 0,
"safety_concern": 0,
"public_utterance": "",
"private_thought": ""
}
]
}
],
"recommendations": []
}
]
}
# HTMLダッシュボード要件
最終的に、単体HTMLファイルとして動作するコードを出力してください。
条件:
- HTML、CSS、JavaScriptのみ
- 外部ライブラリ禁止
- CDN禁止
- API呼び出し禁止
- 画像ファイル禁止
- ブラウザで開くだけで動作
- 1ファイル完結
- ダークテーマ
- 派手め、サイバー感のあるUI
- レスポンシブ対応
- 日本語表示
- 「保存を試す」ボタンは不要
- ファイル保存機能は不要
- ログは画面内表示とコピー用textareaでよい
- 賛否推移を棒グラフにしない
- Time Lineに意味のないT1〜T4切り替えボタンを置かない
# HTMLに入れる表示
以下を必ず入れてください。
## 1. ヘッダー
- デモ名
- テーマ
- 架空データであること
- 簡易社会シミュラクラであること
## 2. 条件切り替え
- 条件A、B、C、Dをタブで切り替えられる
## 3. ターン表示
- ペルソナ別状態スコアをターン別に確認できるようにする
- T1、T2、T3、T4の切り替えを置く場合は、必ず状態スコア、発言、内心など表示内容が変わるようにする
- 表示内容が変わらない場所には、T1、T2、T3、T4の切り替えボタンを置かない
## 4. KPIカード
選択条件の最終ターンについて以下を表示:
- 短期利用
- EXスコア
- 安全性
- 反発リスク
## 5. 賛否推移
- T1〜T4の賛成、中立、反対人数を表示
- 棒グラフではなく、必ず折れ線グラフとして表示する
- 外部ライブラリは使わず、SVGで折れ線を描画する
- 賛成、中立、反対の3本の線を表示する
- 横軸はT1〜T4、縦軸は人数0〜10とする
## 6. 4条件比較
- 条件A〜Dの短期利用、EX、安全性、反発リスクを比較表示
## 7. ペルソナ別状態スコア
選択条件・選択ターンについて、10名分を表示:
- ペルソナ名
- 部門
- 役職
- 態度
- 利用意欲
- 信頼
- 不安
- 安全懸念
- 発言
- 内心
## 8. 会話・内心ログ
- ダッシュボード上には代表ログを表示する
- Time LineはT1〜T4を縦に並べて常時表示する
- Time Line用のT1、T2、T3、T4切り替えボタンは不要
- ただし、ペルソナ別状態スコアをターン別に見せる場合のみ、状態スコア欄にT1〜T4切り替えを置いてよい
- 全件ログ表示ボタンを用意
- JSON、CSV、Markdownの3形式で画面内に表示できる
- コピー用ボタンを用意
- 保存ボタンは不要
## 9. 反発要因
選択条件の最終ターンから、
- 不安
- 安全懸念
- 不信
- 低利用意欲
の平均を表示
## 10. 改善案
選択条件ごとに3つ程度の改善案を表示
# 出力手順
以下の順番で出力してください。
## Step 1:シミュレーション設計の要約
- テーマ
- ペルソナ数
- 介入条件
- 指標算出方法
を短く説明する
## Step 2:結果の要約
- 各条件の特徴
- どの条件がどの指標で強いか
- 結果が自明でないポイント
を説明する
## Step 3:単体HTMLコード
- 完全なHTMLを1つのコードブロックで出力する
- 省略しない
- <!DOCTYPE html> から </html> まで出力する
# 重要な制約
- 途中で質問しない
- 不足情報は合理的に仮定する
- 架空データであることを明記する
- 実在企業、実在社員を想起させる情報は使わない
- 研究的に厳密な実験だとは言わない
- 「簡易社会シミュラクラ・デモ」と明記する
- 指標値はペルソナ別状態スコアから算出する
- 状態スコア自体は架空のシナリオ設計値であることを明記する
- 過大主張しない
生成HTML例
画面イメージ
HTML例はGitHubに置いております。
見方
- 生成AIの社内導入の時に施策を4つ打ってそれぞれに従業員がどういう反応をするか、の社会シミュラクラデモです
- あくまでもおもちゃです
- 実際にはもっと個々の社員をリアルに設定する必要があります
- 現状は「発言」「内面」が似たり寄ったりです
- あくまでもおもちゃです
- 条件A/B/C/Dボタンで結果を切り替えてみることができます
- 施策を実施してからの時間経過T1/T2/T3/T4で結果を切り替えてみることができます
- 短期利用、EXスコア、安全性、反発リスク で社員全体の反応をマクロで見ることができます
- 会話、内心、で社員の反応を個々に見る事ができます
- 会話:上司などが聞いた時の反応のイメージ
- 内心:匿名回答などで知れる実はこう思っているのイメージ
- 全件ログで条件・施策・時間経過それぞれに対して社員個々がどういう会話、内心の反応をするかの詳細がわかります
補足
- 汎用プロンプトは実験中です(できましたら公開します)
- 現状でもプロンプトの「入力テーマ」「介入条件」「ペルソナ設計」「シミュレーション仕様」を書き換えることで他のテーマでも試すことができると思います
