はじめに
こんにちは
今回もコンピューティングサービス分野である 「ELB」 について紹介したいと思います。
…の前に、ELBの前提知識となる 「ロードバランサ」 について軽く紹介いたします。
ロードバランサ
「ロードバランサ」とは、その名の通りシステム負荷の 「バランス」 を取るために処理を 「分散」 させるものです。
上の図の例では、3台のサーバーの前に「ロードバランサ」を置くことで、ロードバランサが処理を3台に割り振ることができます。サーバー3台での処理が可能となり、処理速度の向上、高可用性、耐障害性が見込まれます。
ロードは 「負荷」 を、バランサは 「バランス」 を指します。
ELB
ELBとは 「Elastic Load Balancing」 の略称で、同じ構成を持った2つのEC2インスタンスを別々のアベイラビリティゾーンに配置することができます。そしてELBはその2つのEC2インスタンスに、ユーザーからのリクエストトラフィックを分散させます。
上図のように、複数のAZにまたがりシステムを構築することでAZが発生した場合でも、システムを稼働することができます。これにより、高可用性や耐障害性を向上させることができます。
EC2インスタンスの可用性、耐障害性を高めるためにELBを使用することができます
ALB
ALBはApplication Load Balancerの略称です。
「HTTP」「HTTPS」プロトコルのレイヤー7を負荷分散するロードバランサで、「Webアプリケーション」 によく利用されています。
NLB
NLBはNetwork Load Balancerの略称です。
TCPやUDPのレイヤー4で動作します。ALBとは異なり、静的なIPアドレスをみるので、ALBのような細かい振り分けはできません。しかし、1秒あたりに「数百万」のリクエストを処理 することができます。
CLB
CLBはClassic Load Balancerの略称です。
ALBとNLBがリリースされる前のロードバランサです。
現在は、CLBを使用せずにALB、NLBを使用する事が推奨されます。
おわりに
今回のちょっとしたまとめになります。
ELBとはAWSが提供している 「ロードバランサ」 です
ELBには 「ALB」「NLB」「CLB」 の3つのタイプがあります
サーバの負荷(Load)を低減させるために、外部からのリクエストを複数サーバに振り分けし、負荷分散をするロードバランサだということが理解できました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
日頃より活用している参考書です。
「参考書」
AWS認定クラウドプラクティショナー改定第3版「AWS公式サイト」
Elastic Load Balancing「参考元」
AWSのELBとは?「Youtube」
【CLF-C02:AWSクラウドプラクティショナー】第20回 ELB (クラウドテクノロジーとサービス分野)