はじめに
Aqara Hub M100購入直後に接続が非常に不安定だった際に実施した調査・検証メモです。
原因切り分けに丸一日かかったこともあり、M100に限らず、類似事象が発生した際の初期不良かどうかの切り分け作業効率化のためのリマインドメモです。
各種の要因切り分け調査ののち、調査結果をAqaraサポートに問い合わせをWebサイトより行い、翌日には回答をいただきました。
サポートからは製品交換を推奨されたため、製品交換を行い、2026/08/12時点で安定動作しています。
場所も取らず、コスパもよいThreadボーダールーターなので安定動作してくれてよかったです。
Aqara Hub M100について
非常に安価で小型のThreadボーダールーターです(2026/08/13時点、Amazonで\5,480にて販売)。
USB Type-Aポート(2.5W(5V/0.5A)以上)に差し込むだけでそのまま利用できる手軽な製品です。
接続デバイス合計は40台で2LDK程度の部屋では事足りる程度のエントリーモデルの印象です。
部屋の照明が複数ダウンライト構成だったりするとデバイス消費数が増えがちなので少々注意が必要かもしれません。
前提環境
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 製品 | Aqara Hub M100 | |
| 購入日 | 2026/08/04 | |
| ファームウェア | 4.5.60_0019.0017 | 2026/08/04時点最新バージョン |
| Wi-Fi接続 | TP-Link Archer AX4800 2.4GHz | M100は2.4GHz帯のみの対応です |
| IPアドレス | DHCPアドレス予約で固定 | |
| 接続デバイス | IKEA KAJPLATS x 6 IKEA MYGGSPRAY x 6 |
|
| コントローラー | Aqara Homeアプリ、Home Assistant |
サポート共有内容
主要な症状
正常起動後、数分~数時間するとThread/Matter通信が停止する現象を繰り返します。
障害発生時には主に下記の症状が発生します。
- M100インジケータは青点灯かつ、Aqara Homeアプリ上でオンライン表示でも、接続デバイスの操作や検知などができなくなる。
- Aqara Homeアプリから接続デバイスのThreadネットワーク情報を取得すると通信エラーとなる。
- Home Assistant上でM100のBorder Routerが消失する。
- Home AssistantのMatter Serverでは複数デバイスがほぼ同時に
peer-unresponsive、Subscription timeout、Probe失敗となる。 - 上記の症状が発生したのち、M100インジケータが消灯、Aqara HomeアプリでもM100自体がオフラインになる場合がある。
- M100自体の電源を抜き差しすると一時的に復旧する。
障害再現例
代表的な再現例として下記の流れで障害が発生します。
「正常稼働 → Thread通信停止 → Border Router消失 → M100消灯 → M100自体オフライン」という順序で障害が進行します。
- 障害発生後にM100を電源再投入し、約8分後に接続デバイスが完全復旧、操作や検知も正常に動作するようになる(デバイス復旧自体も時間がかかる印象)。
- 完全復旧から約4分後、Home AssistantのMatter Serverで複数ノードの
peer-unresponsive、Subscription timeout、Probe失敗が発生開始。 - 完全復旧から約11分後、M100インジケータは青点灯、Home Assistant上のBorder Routerとして認識されていたが、Aqara Homeアプリ上ではMatterデバイス全台が通信不能となる。
- 完全復旧から約21分後、M100インジケータが緑点灯へ変化し、Aqara HomeアプリでのM100はオンラインであるものの、Home Assistantでは「
Border routerが見つかりません」となり、Thread通信も不能となる。 - 完全復旧から約25分後、M100インジケータが消灯する。
- 完全復旧から約27分後、Aqara HomeアプリでもM100自体がオフラインとなる。
障害要因切り分け
要因切り分けとして下記をあらかじめ実施しました。
- 複数のUSB電源アダプタで検証(アダプタ電圧安定要因切り分け)
- コンセント・設置場所変更(コンセント電圧要因切り分け(考えづらい))
- Wi-Fiルーター2.4GHzへ直接接続(Wi-Fiメッシュルーター側要因切り分け)
- DHCPアドレス予約(IP変動要因切り分け)
- Home Assistantを完全停止(Home Assistantリクエスト要因切り分け)
- M100再起動・ネットワークリセット(初期化失敗要因切り分け)
- M100最新ファームウェア更新(ファームウェア要因切り分け)
その他発生事象
その他の発生事象として下記をサポートに情報として提供しました。
- 電源再投入で正常復旧しても、数分~数時間後に再発する。
- 電源再投入1回では正常起動せず、再度電源再投入すると復旧したケースがある。
- 安定中の接続デバイスは正常動作し、OTAも正常完了する場合がある。
- 障害は特定のMatterデバイスではなく、複数または全Threadデバイスにほぼ同時に発生する。
- 黄色点灯でフリーズし、物理ボタン長押しにも反応しないことある。
- Home AssistantでがBorder Routerを認識したままでもThreadデバイス全台が通信不能になったことがある。
- M100がAqara HomeアプリでオンラインのままThread通信だけ停止することがある。
確認事項
- M100の既知の不具合に該当する現象かどうか。
- M100がオンライン・青点灯でもThread通信だけ停止する原因は何か。
- 障害時に確認した青点灯 → 緑点灯 → 消灯というLED状態の意味は何か。
- 診断に必要なM100のログ等があれば、取得方法。
- 本体故障の可能性があるかどうか。