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社内向けにAWSハンズオン勉強会を開催したときの反省点と振り返り

Last updated at Posted at 2025-02-20

概要

この記事では、社内向けに開催した初心者向けAWSハンズオン勉強会の反省点を紹介します。
初めての勉強会運営だったこともあり、準備・進行・タイムスケジュール管理などで多くの課題がありました。
これから勉強会を企画する方がスムーズに準備・運営できるよう、 今回の勉強会開催から出た反省等を共有します。

勉強会の内容

勉強会の概要は以下の通りです。

  • テーマ
    • 初心者向け・AWSアカウント作成とやっておくべき初期設定のハンズオン
  • 時間
    • 1時間
  • 参加人数
    • 約15人

テーマが「初心者向け・AWSアカウント作成とやっておくべき初期設定のハンズオン」ということで、
アカウント作成手順、MFAの設定、IAMユーザーの作成、エイリアスの設定、Budgetsの設定、CloudTrailやCostExplorerの紹介
という内容を行いました。

開催までの手順

テーマが決まってからは、

  1. 勉強会資料作成(約2週間)
  2. レビュー(約1週間)
  3. 結果を基に資料修正(約1週間)
  4. 再レビュー(約2日間)
  5. 本番
    という流れでした。
    後ほど触れますが、開催までの間にも反省点がありました。

反省点と改善点

反省点とその改善点について、勉強会準備、本番に分けて書きます。

準備段階

準備段階の反省点には以下のようなものがあります。

  • レビューのタイミングが遅かった
  • レビューの依頼の際の観点があいまいだった

レビューのタイミングが遅かった

本番2週間半ほど前に依頼を行いましたが、再レビューまで含めると資料完成が本番直前となってしまいました。
初めての勉強会であること、レビュワーの忙しさなどを考慮して、もっと早くレビュー依頼をするべきでした。(そのためにも資料作成をもっと早いうちにすべきだった)
また、手戻り防止のためにも、
資料を作る前に具体的な内容を明確化→そこに対してレビューをいただく
という方法のほうがよかったとも思います。

具体的な改善策

  • 初回レビューをもっと早める
    • 作業量を想定の1.5~2倍くらいと考えて計画を立てる
  • 資料作成前に内容を明確化し、レビューの回数を減らす

レビューの依頼の際の観点があいまいだった

これはレビュワーに言われたことです。
依頼の際に、「どのような資料か」ということについては説明しましたが、「どこを見てほしいか」ということを伝えられていませんでした。
自分がレビューする側になることが少なかったため気づいていませんでしたが、何を見ればよいかわからずにレビューを依頼されても困るだけだなと感じました。

具体的な改善策

  • レビュー時に見てほしい観点を伝える
    • 想定している受講者に適しているか
    • 資料のボリューム
    • 目的とあった資料内容になっているか
    • etc...

本番

本番での反省点には以下のようなものがあります。
(※勉強会後のアンケートの結果を基に反省点を書いています)

  • 勉強会の形式、対象者に適した資料になっていなかった
  • 実際に操作する画面を見せながら進行すればよかった
  • タイムスケジュール、ハンズオンにかかる時間の想定不足

勉強会の形式、対象者に適した資料になっていなかった

ハンズオンということで、資料を見るだけで作業ができるような資料を目指しましたが、「手順が一部出来ていなかったため資料を見返したが、説明がなくわからなかった」という意見がありました。
スライドには最低限の説明のみで、細かい解説は発表のほうを聞いてもらうという想定でしたが、手順がわからなくなった人を想定してもう少し説明を載せておいてもよかったと思います。
特に、今回の受講者は「初めてアカウントを作成するレベルの初心者」ということで、見るだけである程度の内容と作業がわかるような資料のほうが適していたと感じています。

具体的な改善策

  • 受講者の知識レベルを細かく想定する
    • 初心者の中でも、少し触ったことがある人/画面を見たことがない人など
  • より具体的な手順説明を載せた資料

実際に操作する画面を見せながら進行すればよかった

画像だけではわかりにくい部分もあるため、実際に操作をしながら進行すればよかったと思います。
アカウント作成のハンズオンに個人情報の入力などが多かったため、その流れでスライドのみで進めてしまいました。
アカウント作成はしょうがないとして、それ以外の部分はスライドだけではなく実際の画面を見せたほうがわかりやすかったと思います。

具体的な改善策

  • 実際の操作を見せながら進める

タイムスケジュール、ハンズオンにかかる時間の想定不足

事前に用意したタイムスケジュールが大雑把すぎたために、「今やっている部分に何分使えるのか」が把握できていませんでした。
また、上記のことが原因で先に進めるのを急いでしまい、ハンズオンの作業が追いついていない人が出てしまいました。
受講者のレベル感に合わせたハンズオン作業時間の想定と、タイムスケジュールの細分化、想定より遅れた場合の対処の用意といった部分で準備不足でした。

具体的な改善策

  • 5分単位で時間配分を決めてみる
  • 各パートの遅延を考慮し、バッファ時間を確保
  • 削ってもいい箇所、絶対にやるべき箇所を明確化

まとめ

今回、初めて勉強会を開いてみて多くのことを学びました。
勉強会の開催がとても大変なこと、実際に教えるとなるとわかっていない部分が多々あること、その過程で主催者側も勉強になること、勉強会以外でも役立ちそうなスキル習得にもつながること等々、学べることが多く、とても良い経験になりました。
(それと同時に、今まで何となく受けていた勉強会が開催者の大きな労力の上にあると知り、感謝の気持ちが増しました。)

皆さんもぜひ勉強会を開催してみてください。

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